聖パウロ学園

聖パウロ学園 学びの質を求めて(3)

学びの過程は、数学や言語の授業でも

本田先生:私は数Ⅲを担当しています。数Ⅲは、ひたすら微積の計算なので学びの過程がないように思われますが、実は数Ⅰ、数ⅡBで身につけた数学的道具を適用するので、多様で多角的な考え方ができます。ある意味本格的な数学的楽しさがあるわけです。

聖パウロ学園 学びの質を求めて(2)

学びの過程が価値を生む

倉橋先生:かけがえのない価値は、聖パウロ学園の教育全体で作られます。生徒1人ひとりがこの総合的な教育の中で、それぞれに居場所を見つけて、それぞれの大切な価値を見出すわけです。一般には、その学びの場はイベントや部活とされ、授業はあたかも知識を優先する場として説明されがちです。

しかし、聖パウロ学園の場合、この豊かな自然や宿泊施設、イタリア修学旅行などでかけかがえのない価値を発見する準備は、授業の中にも埋め込まれています。かけがえのない価値ゆえに、発見もまたそう簡単ではありません。あらゆる教育のチャンスをその発見の場にしたいと思っています。

聖パウロ学園 学びの質を求めて(1)

聖パウロ学園は、高尾山に連なる森のキャンパス、宿泊施設、イタリア修学旅行という他校にはない学びのスペースに恵まれている。したがって、同学園の学びの質は測り知れなく豊かで、かつ独自のプログラムが展開している。

高橋博先生(理事長校長)、倉橋和昭先生(副校長)、本田佐和子先生(数学科教諭)、松原由典先生(生徒指導部長)が、聖パウロ学園の学びの質の可視化についてミーティングをしているシーンに立ち会った。大変興味深い話し合いだったので、一端をご紹介したい。by 本間勇人:私立学校研究家

聖パウロ学園 本当の学力を求めて

毎年聖なる力が宿る高尾山を訪れる人は多い。しかし、その自然の懐に聖パウロ学園という人間の本質を保守し、将来子供たちが様々な問題に遭遇したときに、何よりもそこでかけがえのない生きる意味を見出して解決できる本当の学力が身につく教育を実施している私立高校があるのを知る人は少ない。

それだけに、知る人ぞ知る人気校でもある。その聖パウロ学園が、進学校化する数多くのカトリック校の中で、カトリック教育の原点に帰る活動を開始する。カトリック学校のミッションは、生きる意味の深さを自ら創り出す本当の学力を子どもたちが身につけられるようにすることなのではないかと。by本間勇人:私立学校研究家

(高橋博理事長・校長 国連で、あらゆる民族あらゆる宗教あらゆる政治経済の信条を乗り越え手をつなぐルールであるとされる聖書の黄金律の言葉の空間で。)

聖パウロ×工学院 高校入試ルネサンス(1)

日本語IB、スーパーグローバルハイスクールの大きな教育改革の波が到来している。しかし一方で、高校受験市場では、中学受験市場とは違い、都立の進学重点校などに見られるように、大学合格実績が高いところに人気があるという価値が鮮明である。

また、私立学校は公立人気に押されて、魅力アップのためにさまざまな改革を行う学校が多いという幻想も広まっている。ところが、このような価値意識が、自己肯定感の低い高校生を大量に生み出している可能性を示唆するデータも研究者のリサーチによって提出されている。

解なき未来社会で自分で考え、自信をもって、ともに生きていける青年を育成するために高校入試ルネサンスを掲げる聖パウロ学園高等学校校長高橋博先生、工学院大学附属中学校・高等学校校長平方邦行先生に聞いた。 by 本間勇人:私立学校研究家

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