会員校別記事一覧

工学院 1人ひとりの物語(旅立ち)

自らをREASONとする対話の自由

一般に高校生対象の講演や研修は、葛藤を演出し最後は希望の光を共有してハッピーエンドで終わるのが常套である。しかし、橋本紡さんは、図書委員にそういう態度では臨まなかった。だからといって決して厳しい態度でなどということもなかった。

工学院 1人ひとりの物語(3)

世界を救う拠点を求めて ラノベから純文学に 東京からクアラルンプールに

橋本紡ぐさんは、読者の反応によっても、小説家になった幸せを実感したという。月に300通以上のファンレターから、自分の言葉が多くの人の人生のヒントになっていることが伝わってきた。サイン会の時に、自分の本を媒介にして語り合っているうちにカップルになった話を聞いて、読者に愛されていることも実感できた。

工学院 1人ひとりの物語(2)

大学入学即退学即自由 

橋本紡さんの語りは、静かに、そしていきなり運命を感じる話から始まった。大学受験をめぐる家族との関係の話。三重の実家の父親や祖父の家族としての絆、自分の人生を先回りされる優しさと同時に制約をいかに断ち切るのか。

工学院 1人ひとりの物語(1)

工学院大学附属中学校・高等学校の図書委員は、小説家橋本紡さんと語り合った。図書委員の心の底からの想いに司書教諭の有山先生が心動かされ、橋本さんを招いた。生徒の想いに動かされた橋本さんは、語りの中で生徒の心を動かしていく。心が動く、互いの語り合いの「はじまり」のシーンに立ち会えた。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 Global Issuesに立ち臨むリーダー育成(1)

聖徳学園には、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール指定校だったり、東京私立中学高等学校協会研究協力校として、「平成25年度ICT公開授業研究会」を実施してきたり、国際教育とイノベーション教育の実績がある。

多様な海外研修のプログラムも豊富であり、「個性、創造性、国際性」を育成し「聖徳太子の精神」を大切にしてきたのである。その築き上げてきた土台の上に、今回スーパーグローバルハイスクールの申請を行い、国際的な問題を解決するアクションを起こす新しいグローバルリーダー育成に挑んでいる。

今回、第16回21会定例会の会場になったに、6時間目の授業を見学する機会を得た。ふだんの授業の中に、しっかり新しいリーダー像を描くプログラムが埋め込まれていた。by 本間勇人:私立学校研究家

順天 世界標準の国際教育(2)

ジャッジをシェアするⅠ

最初に中学生のレシテーションコンテストを見学した。中1の生徒の発音の良さ、自然な抑揚、テンポがネイティブに近いのではないかと感心していると、国際部長の中原先生(数学)が、こう教えてくれた。

「ここ数年、レベルが上がってきて、ジャッジするのは相当難しくなっています。発音、そうrとlの違いも含めてですが、ともかく発音も相当トレーニングしてきます。抑揚やテンポもそうですね。だから、結局、音声やボディーランゲージでは差がつかないのです。」

するとどうするのかと尋ねると、とにかく教師側が議論して、ジャッジの視点を進化させていくしかないというのだ。つまり、レシテーションコンテストは、伝統的な行事ではあるが、評価というモノサシの精度は、生徒の努力と共に変容していくという、まさに不易流行であることがわかった。

順天 世界標準の国際教育(1)

平成26年度スーパーグローバルハイスクール(SGH)申請校は、全国で246校。国公立は127校、私立は119校である。そして順天も悠久の歴史を持つ教育をさらに未来に向けて豊かにすべく、SGHの申請に挑戦した。

30ページにわたるSGH構想調書を完成できたということは、これまでの順天の教育の棚卸しができ、明日の教育の構想がまとまったということを意味する。教育のコンセプト、ビジョン、アクションの青写真ができたということなのである。

その全貌は、文科省の発表までしばらく待たねばならないが、レシテーションコンテストとスピーチコンテストにコンセプトを感じることができた。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 Global Issuesに立ち臨むリーダー育成(1)

聖徳学園には、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール指定校だったり、東京私立中学高等学校協会研究協力校として、「平成25年度ICT公開授業研究会」を実施してきたり、国際教育とイノベーション教育の実績がある。

多様な海外研修のプログラムも豊富であり、「個性、創造性、国際性」を育成し「聖徳太子の精神」を大切にしてきたのである。その築き上げてきた土台の上に、今回スーパーグローバルハイスクールの申請を行い、国際的な問題を解決するアクションを起こす新しいグローバルリーダー育成に挑んでいる。

今回、第16回21会定例会の会場になったに、6時間目の授業を見学する機会を得た。ふだんの授業の中に、しっかり新しいリーダー像を描くプログラムが埋め込まれていた。by 本間勇人:私立学校研究家

工学院 世界単位で夢を追い続ける素質を開花(1)

2012年、工学院は125周年を迎えた。その記念事業の一環として、ノーベル化学賞を受賞した根岸英一博士の講演が行われた。博士は「競争の場を世界に求めて、学ぶための師も世界単位で探し、自立心と協調性を常に持ちながら、チャレンジしてください」と教師と生徒にエールを贈った。

この時以来、「挑戦、創造、貢献」という工学院の教育スローガンは、グローバルステージへシフトした。教師と生徒はこの世界単位へ夢を広げ協働授業を実現していく。by 本間勇人:私立学校研究家

八雲学園 中2 スピーチコンテストで成長(1)

3月9日、八雲学園でスピーチコンテストが開催された。このスピーチコンテストは、中学校二年生が対象のイベントである。自分に関するテーマについて、英語の文章を考え、それを暗記し、更にそれを観客により伝わるようジェスチャーや抑揚や表情などを工夫、練習し、先生方や保護者の前で発表する、というイベントだ。
 
全員のスピーチは審査員の先生方によって評価され、終業式にて優秀者の発表が行われるとのことだ。by 松本実沙音:21会リサーチャー(東大文Ⅱ)
 
 

戸板 New Toita いよいよ発信(1)

昨年4月から、戸板は不易流行をダイナミックに転回させた。今年の新高1からスーパーイングリッシュコース、スーパーサイエンスコースを立ち上げる。そして授業は講義形式から「相互通行型」にシフト。

そのために、この1年間、正解が一つでない重要な問題を多角的にディスカッションしながら考える授業を準備してきた。そして今年の入試問題に、その授業の考え方をアドミッションポリシーとする「思考力問題」を埋め込んだ。New Toita号はついに船出したのである。by 本間勇人:私立学校研究家

左から今井誠先生(入試広報部部長)、大泉洋幸先生(英語科)、川口亮先生(理科)原田啓志先生(進路・学習指導部部長)

工学院 グローバルイノベーティブ校へ 研修スナップ

3月、期末試験の時期に、工学院は教員研修を実施。2015年から英語とサイエンスの大きなカリキュラムイノベーションを行う。地球規模の視野で革新的に世界に挑む人材を輩出するためである。そのビジョンを実現するために、まず2014年度は何をすべきか、そのマイルストンとしてのゴールの共有を行った。by 本間勇人:私立学校研究家

富士見丘 LINEと静岡大学とコラボ

富士見丘学園は、21世紀型教育を実現する1つの足がかりとして、SGH構想にチャレンジしている。このチャレンジの中で、起こっている教育イノベーションは、多様であるが、1つはPBL(プロジェクト型学習)を活用したグローバル教育。

吉田晋校長は、グローバル教育というからには、教師は、生徒とともに世界に直接つながるリスクテイカーでなければならない。そしてPIL×PBLというのは、そもそもIT企業のイノベーションを生み出す時の手法として大いに発展してきたのであるから、私たちはそのようなIT企業と連携しなければならない。

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