聖学院 本物教育で人気(3)
プロジェクト型授業の中で新しい評価を開発そしてその2つの目的
プロジェクト型授業の中で新しい評価を開発そしてその2つの目的
授業でプロジェクト型学習を展開
中学部部長の大野先生は、高1の日本史の授業で、プロジェクト型学習を展開している。もちろん、通常の授業であるから、一年中、プロジェクト型学習を行っているわけではない。11月前半までは、一斉授業で基礎知識を「リンク」させながら、テキストや資料集に書かれている近現代史を「理解」する。「リンク」「理解」を促進するスキルは、「因果関係」「比較」「分類」などの学びの視点。
今年の中学入試は、始まる前から聖学院に人気が集まった。大学進学実績の飛躍!というのが、受験業界の見解であり、それは間違いないだろうが、実際に説明会に参加した保護者は、目からウロコと感じた。
大切なことは、生徒の才能を開き、モチベーションをあげる大胆かつ繊細な豊かな教育であるということに共感したからである。昨年末の説明会、突如清水副校長と受験生の握手会が始まった。
by 本間勇人:私立学校研究家
左から戸邉校長、清水副校長
先月、『聖学院 「思考力セミナー」高次思考力を育てる』を書いたばかりだが、生徒の発達と同じように、学内で自主研修を行いビジョンを共有し、「思考力テスト」のチームワークが強化された結果、その対話が早くもケミストリーを生んだ。
11月9日に行われた「第4回思考力セミナー」は、クリッカーを活用し、生徒が自分の意識を数学的考え方に結びつける「開示悟入」のプログラムとなった。by 本間勇人:私立学校研究家
(「思考力セミナー」の対象は中学受験生。聖学院の教科学習の土台になっている「ものの見方・考え方」を共有している。聖学院の授業は、国語を考える、数学を考える、理科を考える・・・だけではなく、国語で考える、数学で考える、理科で考える・・・という構造になっている。つまり、考えるコトを考えるという高次思考を大切にしている。イギリスやアメリカ、シンガポールなど各国の世界標準の学びは、このレベルまで到達しているので、21世紀型教育を実践している聖学院も同じ地平に立っている。)