静岡聖光学院 Aレベル・GCSE発進、「世界」がスタンダードに
英語の授業では、静岡聖光学院の魅力を英語で伝えるプロモーションビデオの撮影をしていました。各自が自分が紹介したい魅力的な場所について、その紹介文を英語で書き、それを動画にまとめていくのです。ネイティブ英語教員は、英文の内容や発音などでもちろんサポートはしますが、どの場所をどのように紹介するかは生徒が自ら考えていく必要があります。また出来上がった動画はアメリカの高校に送られるということで、生徒は皆真剣で、撮影時はかなり緊張をしている様子でした。動画を見てもらうにせよ、プレゼンテーションをするにせよ、あるいは展示(exhibition)にしても、最終的なアウトプットを誰かに見てもらうということでPBLはその学びの質が高まっていきます。
星野明宏校長先生と副教頭の田代正樹先生は、校内の学びがほぼPBLとして定着していることに自信を深めていました。お二人の話に耳を傾けていると世界スタンダードで考えており、すでに日本の枠組みを超越していることが明らかです。
2年前に公表したA-レベルの導入は、GCSEにまで対象年齢を下げることで、海外大学進学希望者や海外帰国生に強烈にアピールする学びの機会として実用段階に入ったということです。さらにAレベルを推進する上で重要な海外ネットワークにも接続、まさに「世界の学校」として不動のポジションを得たと言えるでしょう。
星野校長は、このような自校の成長や成功に満足することなく、より高みを目指す上で他所の学校や組織に積極的に関わっていきたいと語っていました。
今後の静岡聖光学院の躍進にますます期待がかかります。