今年は、2020年大学入試改革、それに伴う学習指導要領改訂の中核キーワード「アクティブラーニング」「メタ認知」などに関する話題が尽きません。一体何が起きているのでしょう。とにもかくにも、今の小学生が高校卒業時には、東京オリンピック・パラリンピックをすでに経験し、大学入試改革も進み、キャリア志向もがらりと変わり・・・社会全体、世界全体が大きな変化の渦を描き、その真っ只中に立たされているのが選挙権も行使できるようになっている今の子どもです。
10月25日は、実は中学受験市場では初めてのイベントが開催されます。子どもたちの未来に備える教育のカンファレンスそれ自体を、私立学校の教師が主催企画で実施します。ほとんどの合同相談イベントは、学校説明ブースがメインです。しかし、21会カンファレンスは、教師自身による未来のメッセージ、そして自分の学校の授業体験ではなく、21会校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)がコラボレーションしながら未来の授業をデザインしています。全く新しい私立学校の先生方だから可能にしたカンファレンスです。
すでに定員は超えました。皆さまありがとうございます。お申し込みは締め切らせていただきます。by 本間勇人 私立学校研究家/21会事務局
さて、この写真は、今年聖学院の説明会で行われた「思考力セミナー」のシーンです。
この写真は、かえつ有明の高1の「プロジェクト科」のシーンです。
この写真は、富士見丘の生徒がSGHのプログラムで探求しているシーンです。
この写真は、かえつ有明の帰国生の哲学授業のシーンです。
この写真は、順天のSGHプログラムのシーンです。
それぞれの写真が何を意味しているのか、21世紀型教育の何のメタファー(隠喩)なのかについては、今回の21会カンファレンスの教育性ミナーでいっしょに考えましょう。そして受験生は、このシーンに埋め込まれたエッセンスとしての21世紀型思考力を身につけるワークショップを、5科目の授業を通して体得しましょう。
今年の順天大学堂医学部の小論文の問題は、ある写真を見せてその意味を800字以内で書く問題が出題されました。そのキングスクロス駅の1シーンが強烈なインスピレーションを誘引するので話題になりました。しかし、そのことより、映像という感性から知的刺激を受けて、広がった創造の翼をきちんと論理の滑走路を通して飛躍させる思考力こそ21世紀型学びであることを象徴する入試問題であったことが重要でした。
21会の多くの先生方が、教育セミナーで視角、聴覚を通して子どもたちの未来に備える教育を描きます。
思考力ワークショップでは、聖学院、工学院、東京女子学園、桜丘、かえつ有明のSGT(スーパーグローバルティーチャー)が、2020年大学入試に対応できる思考力、また論述記述型中学入試にも対応できる思考力や学びの発想を体得するプログラムを実施します。
私立学校の先生が、受験生そして保護者の方々に情熱と想いを込めて主催企画する画期的カンファレンスの開幕です。