三田国際の学園祭のベースはアカデミックな探究パフォーマンス。今年入学した中1、高1は、自己探究のプレゼン。おそらく来年、中2、高2は、社会科学や自然科学の分野に探究活動を広げるだろうし、中3、高3になれば、ポスト資本主義の次にくる未来都市についてや、もし地球の自転が逆だったらというような新たな理論の提案に取り組むことになるでしょう。
3年後は、中学1年生から高3生まで各クラスでアカデミックパフォーマンスがさらに活気あふれるほど行われているでしょう。それを予感させるはじめての学園祭でした。私は午前中で次に移動しなければならなかったのですが、駅に向かう途中、三田国際学園に向かう多くの受験生家族とすれ違いました。
全員が行うプレゼンテーション。すべての生徒が、緊張を突破し、自分なりの問題意識を聴衆者にうったえかけ、達成感そして自信が身心全体を満たしたことでしょう。もちろん、学園祭ですからアカデミックパフォーマンスが終了すれば、今度はエンターテイメントの演出です。友人のプレゼンに受験生を誘ったり、模擬店などのアピールをしたり、学びと遊びの境界線をいったりきたりする重要な体験をしていました。
その境界線の意識こそ、米国の名門大学のアイビーリーグの大きな特色です。三田国際が目指す生徒像がわかる精悍な表情の男子生徒にも出会いました。改めて三田国際はグローバルリーダーを育成するインターナショナルスクールになったのだと感じ入りました。
実験室でも、仮説実験の検証結果のプレゼンテーションが行われていました。一瞬新しい若い先生が入ってきたのかなと錯覚したほど、その姿やトークが教師然とした高1生でした。才能が開花し、可能性がどんどん広がっている象徴的なシーンでした。
あらゆる場面で、英語で対話している様子もいっぱいありました。
アートシーン越しに学園長が立っていましたから、話しかけようと近寄りました。
すると、学園長自らドアを開け、ミニ説明会の会場に保護者の方々を誘導していたのでした。
数年前まで、ここは、一般の説明会の会場でしたが、あのころ、この会場が一杯になることを大橋学園長以外に誰が想像したでしょうか。今では満杯で、あふれるほどです。学校が大きく変わったとき、受験生/保護者の学校選択の価値観も大きく変わります。こんなことができる学校経営者は限りなく少ないことは説明するまでもないでしょう。今や三田国際の教育は希少価値です。それがゆえに多くの生徒が自信をもって誇りをもって学ぶのです。