9月2日(日)21世紀型教育機構 思考力セミナー

9月2日(日)、静岡聖光学院で、21世紀型教育機構は、思考力セミナーを行います。同機構加盟校は、国際バカロレア(IB)やアドバンスとプレイスメント(AP)が行っている高次思考(higer order thinkig)を学べる独自かつ世界標準のプロジェクト学習を実施しています。参加対象は、小学校5年生と6年生です。

(今回の思考力セミナーの学びの空間。リニューアルされた静岡聖光学院の教室。)

独自というのは、その高次思考体験を、子供の成長に応じて体験できるようになっていることです。高次思考体験というのは、難しい問題をやるということではありません。固定概念や学びの過程で直面する壁を乗り越えることができる体験をすることができます。

学びのスタイルは、PBLというプロジェクト学習で、3Rかから3Xへジャンプする探究学習(3R:Reading=読み、wRiting=書き、aRithmetic=そろばん 3X:eXplorer=探求、eXchange=議論、eXpress=表現)です。この3Xのサイクルがプロジェクト学習の肝であり、高次思考を育てていきます。

未知のコトをリサーチし、議論し、気づいたコト、発見した課題をまとめる編集、プレゼンなど行っていきますから、その道のりはスリリングです。悩むことも多いでしょう。没入している時間も結構あります。しかし、そこで挑戦している自分が、楽しんでいることにやがて気づきます。MITメディアラボでは、この厳しくも楽しんでいる状態を【Hard Fun】と呼んでいます。ワクワク探究にのめりこんでいく学びこそ、2020年大学入試改革以降の社会が求めている人材の仕事のやり方、研究の仕方の土台でもあります。

さて、今回は、プロジェクト学習(PBL)で、数学的思考体験をします。今STEAM教育の重要性が叫ばれていますが、中でもMathは、極めて重要なポジショニングを占めています。政治経済の分野も、アートの分野も、医療の分野も、もちろん工学の分野も、見事に数学的思考力が必要とされています。

2020年大学入試改革が実施される2021年春の大学共通入学テストで、早稲田大学政治経済学部は、数学Ⅰ・数学Aを必須教科とするほどです。いよいよ、文系・理系の境界線が突破される学際的な学問の世界が前面に出てくるわけです。

そういうわけで、今回は、静岡聖光学院の数学科主任の植田先生が中心となってPBL型数学的思考体験のプログラムを作成・実施します。そして、このタイプの学びの最先端を実施し、多くのメディアでもその挑戦が注目されている聖学院の21教育企画部長・数学教諭の児浦先生、同校数学科主任の本橋先生が、開発過程からコラボしています。

中身については、当日のお楽しみです。ワークショップは、サプライズが基本です。ただ、21世紀型教育機構の数学的思考をベースとしたSTEAM教育のプロトタイプが、今回3人の先生方のご協力で完成しました。

このPBLを体験することは、アインシュタイン体験やニュートン体験をすることにもなるし、MITメディアラボの所長で、数学者でもあり、レゴ教育の創始者でもあるシーモア・パパート教授の思考体験をすることにもなります。今現代の魔法使いとメディアで騒がれ、メディアアーティストであり、筑波大学学長補佐でもある落合陽一氏の思考体験もすることになります。落合陽一氏は中高時代、世に有名な数学の天才児でした。そして、あのジェダイの修業にも通じます(笑み)。すべての潜在的才能の子供たちが、アインシュタインやニュートンと同じように高次思考を体験し、身につけることは可能なのです。
 

予測不能な時代。だからこそスリリングで楽しい未来に高次思考の自由な翼を広げましょう。すてきな学びの空間で探究の世界にいっしょに挑戦!しましょう。


 

 

 

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