教育研究センター主席研究員の児浦良裕先生(聖学院)からはSGT教育プロジェクトの活動についての報告と、SGTアワードの発表がありました。
教育研究センターでは、若手の先生方が所属する学校内だけに留まらず、より広い活動領域でPBLを実践する場を創り出すことを目指しています。
児浦先生以外に、田中歩先生(工学院大学附属)、新井誠司先生(和洋九段女子)、田代正樹先生(静岡聖光学院)、染谷昌亮先生(文化学園大学杉並)らがオンラインで頻繁にミーティングを重ね、昨年夏には各校の若手有志とともに、第1期SGT教育プロジェクトのスタートとなるフィールドワークを木更津のクルックフィールズで実施しました。
日々のプロジェクト活動の履歴は、Canvasというプラットフォームに蓄積され、プロジェクトの学び方を誰もが共有できる仕組みを構築しました。
SGTアワードは、上記のSGT教育プロジェクトへの参画・貢献度、さらに、各校がアクレディテーションの一環として提出したPBL動画のクオリティという二つの側面から選出されました。
そして、2022年度のSGTアワード最優秀賞は、和洋九段女子の小仲井浩先生に贈られることが発表されました。
優秀賞は、次の6名の先生方です。
臼井理恵先生(工学院)、小池航太先生(聖学院)、早川太脩先生(聖学院)、渡邊富美子先生(文化学園大学杉並)、庭田莉沙(八雲学園)、菅谷真由先生(和洋九段女子)。
緑の文字で書かれている先生はSGTプロジェクト部門、赤の文字で書かれている先生はPBL動画部門、そして黒の文字で書かれている先生は両方の部門からノミネートされたということを示しています。
昨年のSGT最優秀アワードだった染谷先生が教育研究センターの主任研究員として活躍しているように、今年最優秀賞を獲得した小仲井先生には次年度の教育研究センターの主任研究員として活躍してほしいと児浦先生からエールが送られました。
SGT教育プロジェクトAチームの活動は菅谷先生から説明がありました。食を通したサステナビリティを考えていくとのことです。
SGT教育プロジェクトBチームの活動は小仲井浩先生(和洋九段女子)から報告されました。他校との相互訪問会を通して、理想の学習環境を提案するための複眼的な視点を手に入れることを目指すということです。
それぞれのプロジェクトは、2023年の8月に最終報告があるということです。同時に、次年度に向けた第2期プロジェクトも教育研究センターから発表されることでしょう。