首都圏模試センターの山下一代表取締役社長も、関係団体の代表として2023年度の展望についてお話下さいました。
実はこの日の定例総会は17時からスタートして、吉田先生、平方先生、大橋先生、児浦先生、本間先生と基調講演が続き、気づいてみれば18時50分。ペントハウスラウンジの門限は19時であるため、残り10分で各加盟校の先生方、関係団体の皆様のお話をお願いすることとなってしまいました。
ただし、非同期型での情報共有は21CEOの先生方はお手のものですので、今後、文面やオンライン会議等でのフォローアップをすることをお約束させていただきます。
1分でのお話のトピックをご紹介します。
工学院大学附属 田中歩先生:コロナ禍においては海外プログラム等が苦労したが、ケンブリッジインターナショナルスクールの認定を受け、学校内でAレベルやASレベルの試験が受けられる環境が整ったことは大きい。世の中は教員志望者が少ないということだが、工学院では卒業生の実習生を含め多数の教員志望者がいる。これは学校が色々なチャレンジをさせていることの証であり、若手育成のために研修制度などをさらに充実させていく。留学する生徒が海外に憧れを持つことを応援しつつも、海外の教育環境に負けない工学院の魅力をアピールしていく。
順天 副校長 片倉敦先生:21世紀型教育的なところで言うと、探究活動が順天が最も強く打ち出している部分で、全校生徒が様々な活動において関わっている。今年の2月には香港の学校が訪問してくれて理数教育をめぐる合同発表会が開催された。岡山や大阪の学校も訪れてくれるなど、そういう面では幸せな学校だと思っている。最近のイベントしては、起業家的な探究活動の場として「探究コンテスト」にも参加した。ただし、順天の場合、ボランティア教育にも力を入れているので、「社会貢献のためのアントレプレナー」を目指していくことを考えている。その意味で、社会や世界に貢献できる人材の輩出がこれまでもこれからもテーマとなっている。
聖学院 日野田昌士先生:聖学院では教育の核として、①授業、②体験学習、③課外プロジェクトの三つの柱を立てている。授業については、管理職が授業巡回をする中で先生をエンパワーしていく手法を開発中である。体験学習については、6年間に4回ある修学旅行を「学ぶ場」にしていくためのプログラム開発を進める。3点目の課外プロジェクトについては、同じ敷地にある女子校や小学校との連携をこれまで以上に進めていく予定である。
富士見丘 佐藤一成先生:コロナが落ち着いてきたので、海外留学や海外フィールドワークといったプログラムが復活した。募集も順調、若い教員が入ってきたことで雰囲気が良い。WWLの指定が去年で終了し、今後はこれまでのWWLで培ってきた活動を独自に発展させていく。21CEOのSGTプロジェクトなどにも積極的に関わっていく所存である。
文化学園大学杉並 副校長 青井静男先生:これまでDDコースの中学部展開やSTEM教育の浸透拡大を進めてきた。今年はグローバル化に加えて「アントレプレナーシップ教育」を進めていく。今年の3月には生徒とともにインドに行ってきた。この夏にはドバイやアブダビにも生徒を連れていく予定である。ますますグローバル化・国際化の方向に進めていく。
八雲学園 副校長 近藤隆平先生:昨年はラウンドスクエアの会議でイギリス・オックスフォードに6名の生徒が参加した。今年はケニアに10人ほどの生徒が行く予定。コロナ禍が落ち着いたので、姉妹校との交流も復活し、本来の国際交流プログラムができるようになってきた。21CEOとも情報共有しながらグローバル教育を進めていく。
和洋九段 校長 中込真先生:21CEOに加盟して以来7年近くが経過し、21世紀型教育で学んだ生徒がどのように入学し卒業していくのかというイメージがはっきりと描けるようになった。英語検定の取得率なども卓越した結果が出るようになり、外部団体との連携においても新たな企画が今年からスタートすることになりそうで楽しみである。
首都圏模試センター 代表取締役社長 山下一様:中学受験市場で起こっていることを、記事などで共有していきたい。特に英語やグローバル教育の人気が上がっているので、グローバル教育に関する特集をくみ、各校の教育活動を保護者や受験生に伝えていきたい。
日本私学教育研究所 伊東竜先生:私学全体をどのように盛り上げていくかを考える役割を拝命した。21CEOでの会合などからなるべく多くを学び、日本の私学全体に還元していきたい。
事務局:鈴木裕之からは、アクレディテーションのマイナーチェンジがあること、近日中に評価項目の詳細についてご連絡することをお伝えしました。