第1回 21会Webグローバル教育セミナー(4)
英語教育・留学プログラム
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グローバル教育とは
帰国生・留学生
日本語IBやスーパーグローバルハイスクールの構想など、グローバル人材育成をめぐる政策に関する報道が盛り上がりを見せている。一方で、グローバル教育の中身については、漠然としたイメージだけが先行している感も否めない。21世紀型教育を創る会(21会)の分科会の一つ「グローバル教育部会」は、座長の江川先生の呼びかけのもと、21会が目指すべきグローバル教育についての議論・対話を行うべく、2013年11月15日(金)18時に文化学園大学附属杉並中高に集結した。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家
写真は左から、青井先生(文大杉並)、江川先生(佼成女子)、伊藤先生(戸板)、白鶯先生(富士見丘)、辰巳先生(東京女子学園)
桜丘の品田副校長から、≪第1回21会Webソクラテスセミナー「21世紀型学習をめぐって」≫の記事を読んで、来年度以降の「MRCからSLCへ」という桜丘のパラダイムシフトに重なり合う発想だと思うと感想が寄せられた。そのパラダイムシフトと21会型学びの共通発想を聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家
来年度から「桜丘ラーニングコモンズ」にデザインされる図書館(MRC)で
知のネットワークを形成するテクニックとは?
知識と思考は二元論か一元論か?
問いを立ち上げる能力
21会(21世紀型教育を創る会)は、学習理論部会と思考力テスト部会、およびグローバル教育部会を擁している。21世紀型スキルやグローバル教育、リベラルアーツは、日本語IB200校構想、スーパーグローバルハイスクール100校構想、スーパーグローバル大学構想などグローバル人材育成政策の一環としても世界のグローバル教育の活動からしても無視できない教育内容である。
しかしながら、その内容や方法は、本来各国によって多様であり、価値観も大いに違う。そこで21会の志向する21世紀に求められる能力や学習理論をめぐって、21会の学習理論部会と思考力テスト部会がコラボして「第1回21会Webセミナー 2013年10月22日富士見丘 18時から」を行った。by 本間勇人:私立学校研究家
グローバリゼーションが生まれて四半世紀が経過した今、政治・経済・生活の社会全般から従来型価値は退きつつあり、一方で新インパクトは拡大し続けています。米デューク大学のキャシー・デビッドソン教授によると、2030年には、米国の現小学生が就く仕事の65%は、今までにない新しい仕事にシフトすると予想されているほどです。日本もその影響をうけるのを予想するのは難しくないでしょう。
このような激変の時代に、私立学校はどのような教育革新を生み出さねばならないのでしょうか。従来の知識詰め込み型教育の象徴だった東大でさえも、大学教育をグローバル化し、入試制度も秋入学や推薦入試導入などのイノベーションを起こそうとしています。知識詰め込み型教育でなければ、難関大学に合格させられないという従来型内向き受験市場のシステム転換はもはや時間の問題です。
既存の知識を一人で詰め込む従来型教育ではなく、未知なるものを協働で、しかもツールとしての英語を駆使してIBディプロマやAレベルを取得したクラスとブレストや交渉ができる思考力を育成する21世紀型教育が必要とされているのです。
私立学校は、建学の精神に基づいて独自の教育活動を迅速かつ自在に行える一大特色を活かし、今年迎えた21世紀生まれの生徒の未来を大いに応援する使命をもっています。それはたんに応用問題ができ、高いレベルの英語の資格が取得されるだけではなく、今後国内外世界のどこででも直面する未知の問題を解決する世界を巻き込む思考力を育てる21世紀型教育の市場を創出する責務を担うということです。偏差値重視・知識詰め込みの従来型受験市場の呪縛から解放されるのみならず、自ら新しい市場創出することこそが喫緊の課題なのです。
そこで、世界のエリートとともに未知なる問題解決をする思考力育成を全面展開する教育革新に挑戦する気概ある私立学校が集結しました。それが「21世紀型教育を創る会」、つまり「21会」です。
「グローバル教育」と「教育イノベーション」に挑戦する「21会校型市場」を創造することによって世界に貢献する道を歩むことを、同志校とともに宣言いたします。
21会校情報は、これから順次アップしていきます。
「21会」事務局では、次のとおり個人情報保護方針を定め、事務局スタッフ一同がこれを遵守します。
21世紀型教育を実践・推進する学校が連携し、その教育活動をこのサイトを通じて発信します。
東京女子学園のクリエイティビティは、女学生の系譜の現代化から生まれてくる特徴が際立っていることがわかったが、そもそも創造性の源泉はどこかというと、それはとにかくlearning by makingから始まるということである。それは、創作ダンスや筝曲の演奏、吹奏楽、美術などの芸術だけではなく、理科、数学、社会など各教科にもあてはまるほどの徹底ぶりである。
東京女子学園のクリエイティビティの構造が「女学生の魂=創造性×近代化された日本の女性のセンス」となっているのではないかという想いは、ダンス部と筝曲部のパフォーマンスをみて、さらに深まった。
今年、東京女子学園は、創立110周年を迎えた。1903年(明治36年)東京府内で高等女学校として認定第一号の学校。女学生の系譜のルーツである。今年の文化祭「梅香祭」は、21世紀型女学生にふさわしいクリエイティビティを解き放った。
しかも、東京女子学園流儀の創造を生み出すシステムも随所に見える化。生徒自身が創造の方法(学ぶ力・学ぼうとする力)を共有していた。その方法を探った。 by 本間勇人:私立学校研究家/永田修介(東京理科大学1年):リサーチャー
かえつ有明は、21世紀型教育のモデルである「サイエンス科授業」や帰国生の学びの環境として「TOK型」授業を開発して、生徒募集や生徒の成長戦略において成功。今最も注目を浴びている先進的私立学校。21会型市場創出の先駆者として「かえつ有明のチャレンジ」について石川一郎副校長は明快に語った。21会校のメンタルモデルを提供したい。(by 本間勇人:私立学校研究家)
11月14日(火)富士見丘中学高等学校にお邪魔し、授業を見学する機会がありました。特にイベント授業ということではなく、ふだん通りの授業を中学1年生から高校3年生まで様々な科目において見学しました。いくつも印象的な授業がある中、今回は高1の帰国生中心の英語取り出し授業をご紹介します。by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家