10月25日(日)、東京女子学園で、「第5回21会カンファレンス」を開催します。
この夏から秋にかけて、文科省は「高大接続システム改革会議」や「教育課程部会」などにおいて、さらに2020年大学入試改革の内容の詰め作業とそれに接続するアクティブラーニングを中心とする学習指導要領改訂作業の歩を進めます。つまり、変化は加速します。
21会各校の理事長・校長は直接・間接、文科省のワーキンググループと対話をしていますから、いちはやく情報を収集できるポジショニングにあります。
(3月21日の思考力/教育セミナーで語る吉田晋先生:富士見丘理事長校長・一般財団法人日本私立中学高等学校連合会会長・前中教審メンバー・21会会長。毎回教育改革の最新情報をオーセンティックに提供されます。)
もちろん、21会の目標は「忠恕」という富士見丘の教育理念や「Only One for Others」という聖学院の教育理念に代表されるように、世界を引き受けるグローバルリーダーを育てることを目的にしていますから、2020年のもっと先にある大きな問題に備える教育を日々研鑽しています。
そのような背景にある21会校のリーダーの先生方が、皆様のお子様の未来がどうなるのか描きながら、いまここで何をすべきか語ります。また、私立中高一貫校と共創的教育市場形成牽引リーダーの首都圏模試の取締役山下一氏にも今回の教育講演セクションで語っていただきます。お申し込みは8月24日(月)大安からスタートいたします。(21会事務局 鈴木裕之・本間勇人)
教育講演セクション
総合司会 平方邦行先生(工学院校長)
①10:30~10:45「グローバールリーダーと新テスト」吉田晋先生(富士見丘理事長校長)
②10:45~11:15「21世紀型教育の哲学」實吉幹夫先生(東京女子学園理事長校長)
③11:15~11:30「新テスト対応の21世紀型教育」伊藤正徳先生(聖徳学園校長)
④11:30~11:45「新テストを突破する思考力テスト」清水広幸先生(聖学院副校長)
軽食
⑤12:15~13:00 パネルディスカッション
「4技能の英語教育の最前線と新テスト」
白鶯訓彦先生(富士見丘教頭)×青井静男先生(文化学園大学杉並教頭)×高橋一也先生(工学院英語教諭・21会教育総合研究所所長)×菅原久平先生(八雲学園高等部部長)
⑥13:00~13:20「ICT教育で新テストを突破する」品田健先生(桜丘副校長)
⑦13:20~14:00 パネルディスカッション
「教育改革のモデルとしてのSGH(スーパーグローバルハイスクール)」
長塚篤夫先生(順天校長・高大接続システム改革会議メンバー)×江川昭夫先生(佼成学園女子教頭)×大島規男先生(富士見丘教育参与・SGH推進リーダー)
⑧14:00~14:20「新テストの未来を牽引する」石川一郎先生(かえつ有明校長・21会SGH塾塾長)
⑨14:20~14:50「21世紀型教育の“Soul”」大橋清貫先生(三田国際学園学園長)
⑩14:50~15:10「学校改革としての21世紀型教育」高橋博先生(聖パウロ学園理事長学園長・21会副会長)
⑪15:10~15:30「新テストそして2045年を見据えて」平方邦行先生(工学院校長・21会副会長)
⑫15:30~15:45「3つ改革に対応する新しい模擬テスト」山下一先生(首都圏模試センター取締役)
おわりそしてはじまり
☆15:45~16:00「未来から出現する教育」渡辺眞人先生(共立女子前校長・21会顧問)
(今年3月21日開催した思考力セミナーのまとめのシーン。アクティブラーニングは、体験→気づき→アウトプット→シェア→リフレクション→・・・)のサイクルを何度もグルグル旋回します。最終的には200字前後の文章で自分の考えを表現できるようになります。論述・記述はスキルだけではうまくいきませんが、何を書くべきかその灯火が自分の内側についたとき、一気呵成に書けるようになります。)
同時開催
受験生のための新テストワークショップ
21会では、教育層総合研究所やSGT塾が中心になって、SGT(スーパーグローバルティーチャー)集団になるべく切磋琢磨しています。また、折に触れSGTをサポートする東大早慶ICUなどスーパーグローバル大学在籍中の21会チューターとコラボもしています。
今回のカンファレンスは、保護者の方は教育講演セミナーで教育改革最前線を体験して頂き、受験生(5年生・6年生計50名)には、5時間続きの1日21会授業体験をしていただきます。
偏差値55で、武蔵や麻布に合格する生徒は毎年たくさんいますが、彼らは、模擬試験では測れない正解が一つではない問題を考える楽しさを知っています。この発想を養えるのが今回のカンファレンスの新テストワークショップです。新テストとは、2020年大学入試改革で創られるテストのことですが、その作問のエッセンスは、中学入試の正解が一つでない問題を考える「思考力テスト」や「思考力型問題」と同じです。
中学入試で、そのエッセンスである思考体験をしておくことはとても大切です。そして考えたことは論述記述の形で表現しなければなりません。そのスキルは21会チューターの秘伝を伝授いたします。現在偏差値50に満たなくても、このような体験が、学びの壁を乗り越えるのに大いに役立つはずです。SGT及び事務局は多くの生徒と共に歩んできた実績によって、その確信を抱いています。
主催:21会SGTチーム
協力:首都圏模試センター(最難関模試Project)
①数学的思考力
②サイエンス思考力
③iPad思考力
④レゴ思考
⑤論述記述型思考力(東大早慶ICUなどスーパーグローバル大学在籍中の21会チューター)
ワークショップ型授業なので内容を予め詳細にはご提供しません。何せ予習不要で、突然未知なる世界に直面し、そこから問題解決していくのがアクティブラーニングの醍醐味だからです。しかし、目標についてはまたお知らせいたします。