富士見丘 文化祭“Solel”で教育の成果輝く(2)

富士見丘の文化祭のオープニングで、実におもしろかったのは、「コラボレーション」をパフォーマンスしたことだ。ダンス部と剣道部や少林寺部が、いっしょになって踊る。

また、文化祭のテーマを書道部がパフォーマンスで表現する時、ロックバージョンの“Let it goの演奏”にのって行った。ボーカルは留学生なのかもしれないが、英語で激しく歌った。

どうやら、「コラボレーション」や「多様性」ということは、富士見丘の学園生活では当たり前のことで、生徒はそれを思い切り楽しんでいる。しかし、それはいかにして可能なのだろう。そのヒントになるパフォーマンスが、すぐに現れた。

30以上もの展示や模擬店、研究発表、そしてパフォーマンスの紹介が行われたのだ。

それぞれみな違う表現と創意工夫、自分たちの世界に引き込むパフォーマンス。しかし、1つひとつの発表の時間や提示するパネルなどコアな部分は同質。同質だけれど百花繚乱の演出。桜の花は、同じだけれど、1つひとつは違うかのように。

「忠恕」の精神をそれぞれが創意工夫をして、協力し合って表現する。「コラボレーション」と「ダイバーシティ」そして「クリエイティビティ」。富士見丘がスーパーグローバル教育を実践しているのは、オープニングセレモニーに象徴的に表現されていたのである。

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