Created on 1月 19, 2014
具体性と一般化の相互通行
一時間の授業の構成は、
グローバルニュース
↓
トリガークエスチョン
↓
個人ワーク
↓
ペアワーク
↓
経済法則の一般化
という流れになっていた。今回の授業のまとめは、消費活動が、「供給―市場―需要」という経済システムの中で生まれるニーズや意欲というものによって促されているというところに到達した。
生徒からは「市場」を「いちば」と読むのか「しじょう」と読むのかで、どういう違いがあるのか問い返す質問もあった。この段階で、生活と経済を結びつける、需要と供給の原理が見えてきたわけである。
昨日のセンター入試で、自由貿易下で、輸入量が増える理由についての問題が出題されていた。グローバル市場においても、身近な市場においても、需要と供給の関係は同じだとするならば、買いたいというニーズが生まれる条件ができたときに輸入という買う行為は促進されるというのは、中3の生徒も実感しているはず。すると、この問題の解答は、「2」であることがすぐに自問自答できるだろう。
自問自答という複合的なものの見方考え方を身につける「相互通行型授業」は、教養への道であると同時に、大学入試へ直結する道でもある。大学入試も、キャリアへの1つの関門であるのだから、その関門を潜り抜ける力を育成するのは、New Toitaの当然の仕掛けなのであろう。