会員校別記事一覧

文化学園大学杉並 知性×感性のスパイラル(1)

文化学園大学杉並の教育の質は、全国にその名を轟かせるファッション・ショーや、文化部・運動部の全国大会レベルの活躍に表れている。「感動」をキーワードに、狭い意味での知性にとどまらず、身体的・運動的な能力、あるいは空間デザインにまつわる感性をも磨く文杉の21世紀型教育は、2015年度に開設を予定されているダブルディプロマ取得のコースによって、桁外れの卓越性を発揮することになりそうだ。オープンスクールでの様子からその一端をお伝えする。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

文化学園大学杉並が日本の教育を変える(3)

生徒主導型学習の授業 試行錯誤進む

小島先生:グローバルコースや2015年から実施するインターナショナルコースの授業は、生徒主導型学習になります。しかし、これはすべてのクラスで、つまり学内全体で行っていくのが目標です。ですから、今から私たちは準備をしています。先ほど青井教頭から、最近接発達領域あるいはScaffolding(足場)をつくる学びの理論について説明がありましたが、私たちは、同時にそれを授業で試行錯誤しています。実際に今から授業を見に行きましょう。

文化学園大学杉並が日本の教育を変える(2)

グローバルコースの3つの基礎

小島先生:2015年から、高校は新コース「インターナショナルコース」をスタートさせます。今年4月に開始するグローバルコースはその予備部門の役割を果たします。もちろん、インターナショナルコースは、英語以外の教科も英語で行うことを予定していますから、グローバルコースのメンバーが全員インタナショナルコースに進むわけではありません。

文化学園大学杉並が日本の教育を変える(1)

文化学園大学杉並中学・高等学校は、今年4月から大胆にもグローバルコースを新たに設置する。たんに英語教育を強化するということではない。すべての教科、教育活動が、世界各国が推進している21世紀型スキルを駆使したグローバル教育に転換するということである。教師の教授主導型から生徒の学び中心型に変わる。

ここにきて、やっと文科省も、グローバル人材育成のためにスーパーグローバルハイスクール(SGH)構想を実施する段になったが、このSGH構想のベースになっているのも、21世紀型スキルを活用するグローバル教育。だが、しかし、今月にわかに500校を招いて、はやくも2月14日にその構想案を提出せよと。その中から50校ほど選抜するという。準備不足であることは、火を見るよりも明らか。

ところが文化学園大学杉並は、10年以上もかけてパラダイム転換の準備をしてきた。不思議なことにSGHのマニュアルには、教師の変容を審査の評価基準に入れている。2013年まで、一斉授業をよしとし、生徒中心主義を頑なに拒んできた日本の教育現場。それを年が明けた瞬間に変容せよとは、リアリティを感じることができない。

そんな日本の教育を、文化学園大学杉並は変えるロードマップをデザインした。同校が変える日本の教育について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

チーム文杉:左から小島浩司先生(入試広報部長)、相澤まきよ先生(理事・事務局長)、松谷茂先生(校長)、青井静男先生(教頭)

文化学園大学杉並 グローバル教育の未来を拓く(2)

2015年にインターナショナルコースがスタートする時、現在の中2生がその第1期生となる。その意味でグローバルコースの内容がインターナショナルコースの成否を左右すると言っても過言ではない。2014年にスタートするグローバルコースについて語る小島先生の目は、今いる在校生の未来を見据えていた。

文化学園大学杉並 グローバル教育の未来を拓く(1)

文化学園大学杉並は、2014年度からは中学部にグローバルコースを、2015年度からは、高校部にインターナショナルコースを新たにスタートさせる。この新コースは卒業時に日本とカナダの二つのディプロマ(卒業資格)を取らせるという、画期的なものである。日本の中高のグローバル教育の新たな指針を示すものとして、大きな影響を与えることは必至である。新コースを牽引する青井先生と小島先生にお尋ねした。by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

 

文化学園大学杉並  「感動」を生み出す「感性」(2)

文大杉並のダンス部パフォーマンスにもアートの精神はみなぎっていた。ダンスが身体による表現であることは言を俟たないとして、それが「感動」を生むアートになり得るのは、踊る者と観る者の創造的感応とでも言うべき空間が文大杉並に用意されているからである。

 

文化学園大学杉並  「感動」を生み出す「感性」(1)

文化学園大学杉並中学・高等学校(文大杉並)の薔薇祭は、アートの精神がほとばしる大イベントである。数あるイベントの中でも圧巻だったのが、全国の高校でもトップレベルとして有名なファッションショー、そして、感受性豊かな「内面」を「全身」で表現するダンスパフォーマンスである。学習指導要領の観点を遙かに超える教育活動の成果の一端を紹介する。(鈴木裕之:海外帰国生教育研究家)

文化学園大学杉並 難進グローバル入試 サンプル公開

9月14日(土)、文化学園大学杉並中学・高等学校(以降「文化学園大学杉並」)は中学校説明会を開催。思考力型テストである「難進グローバル入試」のサンプル問題を初公開した。21会校の中でも、先んじて海外大学直結のグローバルカリキュラムを構築した同学園は、21会校の特徴である思考力型の入試問題も完成。

文化学園大学杉並の思考力型テストを分析してみたが、なるほどグローバルスタンダードを意識して作成された問題だった。(by 本間勇人:私立学校研究家)

9月13日、第14回21会を文化学園大学杉並で開催。

文化学園大杉並in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」

文化学園大学杉並は、来年度以降の新しいグローバル教育の全貌を昨日6日の学校説明会で発表したばかり。午前中は中学受験の模擬試験があったため、午後になるにしたがって受験生と保護者の訪問数が増えた。

文大杉並 「感動」を支える PBL型の学び(3)

英語科の窪田先生からは、英語コースの特色である英語劇(Drama)について話を伺った。Dramaは、ただ英語を暗記すればできるというものではない。台詞がリアリティを持つためには、役作りをする中で、その人物の考え方や、文化・時代背景について、深い理解が必要になるのだという。
 
 
 

文大杉並 「感動」を支える PBL型の学び(2)

青井教頭先生は、文大杉並の生徒の特長を一言で表現するなら「感性」という言葉に集約されると語った。それは、文化学園大学が、服装や建築や文化といった「アート」を重視していることに由来するのかもしれないが、一方で、中高で経験する豊富な海外研修プログラムとも大きく関係しているのである。

 

文大杉並 「感動」を支える PBL型の学び(1)

文化学園大学杉並中高(以降「文大杉並」、または「文杉」)の建学の精神は「感動の教育」である。生徒の心に感動があるからこそ、思いやりや尊敬も育まれ、生きることの意味も感得されるという。そのような感動を生み出す文大杉並の教育の根底には、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)型の学びが浸透している。松谷校長、青井教頭、英語科の窪田先生にお話を伺った。(by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家)

 

文杉 ダブルディプロマ・プログラム画期的(2)

§3 IBとは違うBCプログラムの特色

世界大学ランキング100位内の大学へのパスポートを取得できるという点で、IBを採用しているインターナショナルスクールとBCプログラムのオフショアスクールは同レベルである。

しかし、決定的に違うのは、IBのインターナショナルスクールは、IBディプロマのプログラム以外には実施できないが、BCスクールとしてのオフショアスクールは、たとえば、日本の場合だと学習指導要領とBCディプロマの両方を取得できる。したがって、今回、文杉はIBも検討しつつ、最終的にBCと連携して、ダブルディプロマプログラムを採用する意志決定をした。

文杉 ダブルディプロマ・プログラム画期的(1)

文化学園大学杉並(以降「文杉」)は、いよいよ今年4月高校1年生からダブルディプロマコースを開設する。この開設には、カナダのブリティシュ・コロンビア州(以降「BC」)の教育省との契約によって成り立つグローバルな連携が前提となる。それゆえ、契約が成立し、カナダの教師陣が文杉で教鞭をとれる状況になるまで、公開されなかった。

しかし、今そのすべての条件が揃い、いよいよダブルディプロマ・プログラムが開設されることとなった。今回4月スタートの準備のために、教職員や在校生とミーティングや学びのワークショップを行うために、すでに文杉で仕事を開始しているカール博士(BC教育省のプログラムコンサルタント)とMakiさん(BCプログラムアシスタント)、そしてこのプログラム成立のためのコーディネートに先頭に立って尽力した青井教頭に話を聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

文杉 ダブルディプロマ・プログラム画期的(3)

§4 Co-Teaching <think pare share>

カール博士は、「今回私たちも大いに学んでいます。文杉の先生方は意欲的で、何よりオープンマインドで私たちを受けれて下さっています。生徒のみなさんがグローバル大学など世界にどんどんアクセスできる機会を共に作っていくことができるのは、たいへんすがすがしく、心地よく仕事ができます」と語る。

このダブルディプロマ・プログラムは、学習指導要領もきっちり実施し、BCプログラムも充実させる。そのためには、文杉の教師とカナダの教師が共に学び、共に教えるティーチンスタイルをとる校内ガバナンスが大切。このコラボが高い壁になるのが日本の多くの学校の難しいところだが、文杉は久しい間、国際交流の体験を積み上げてきたし、2年間この日のために学内で侃侃諤諤議論し、アクティブラーニングのトレーニングを積んできた。準備万端整ったのである。

第4回「新中学入試セミナー」in 和洋九段ー自己変容型マインドセットが育つPBL

2月16日(日)和洋九段女子「フューチャールーム」で、21世紀型教育機構(21st CEO)主催の「新中学入試セミナー」が開催されました。 

by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

21会主催「2016年中学入試セミナー」のインパクト

2月22日(日)に21会主催の中学入試セミナーが行われた。2015年度の中学受験市場が回復してきた背景に21世紀型教育を実践する学校の躍進があったことが、首都圏模試センター教務情報部長の北一成氏による基調講演で明らかになった。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

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