会員校別記事一覧

11月16日 22世紀型教育研究センターaxisWS 生徒が自らリフレクションの軸を創る(1)

11月16日、文化学園大学杉並で、22世紀型教育研究センターのIBLワークショップがありました。工学院の田中歩先生、文大杉並の鈴木直紀先生、岡本先生、聖学院の早川先生、山本周先生、和洋九段女子の菅谷先生という豪華メンバーで、各校から12人の中高生が集い、WSを共創しました。
 
 
同研究センターのWSの最大の特徴は、教師と生徒がいっしょにWSを創っていくことです。これができるのは、同センターの同盟校は、PBLを行い、入試体験のイベントなど、生徒も一緒にファシリテーターとしてかかわっているからです。
 
また、プロジェクト型の体験学習が多いだけではなく、他流試合でPBLや探究型のコンテストでたくさんの受賞もしているからです。
 

問い生成のWS開催(加盟校対象)

21世紀型教育機構は22世紀型教育研究センターによる「問いの生成」WSを開催します。参加対象者は、本機構加盟校の教師と生徒です。日時などはつぎのチラシをご覧ください。

【趣旨】

2025 年の幕が開き、我が国が目指すべき未来社会の姿である Society5.0 の実現に向けた 25 年間の旅が始まります。東京都は「2050 年代の東京」を見据え、新たな長期戦略の策定に着手します。私たち21会をはじめ私立中高一貫校の生徒たちは、2050 年には 38 歳から 43 歳の年齢になります。そのとき、東京はどのような姿で世界をリードしているのでしょうか? グローバルシティとしての役割を果たし、デジタル社会を牽引し、生産年齢人口の減少にもかかわらず、国際競争力を高め、一人一人がウェルビーイングな生活を送る社会を目指しているでしょうか?

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(3)

工学院の図書館は、教科横断的な知の拠点であると思ってきたが、それはまったく表層的な理解であると思うに至った。学校図書館は、日向先生の語るように、独自の情報総合発信基地であり、司書教諭は、この基地を図書委員とコラボして運営する。

さらに、彼らといっしょに、学内のみならず地域の子どもたち1人ひとりにワクワクするような情報をシェアしていくのである。それは有山先生のように専任の司書教諭だから思う存分できるという工学院の教育ビジョンでもあるが、たしかに有山先生は同校の思考システムのプロデューサーの1人なのであると実感。

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(2)

工学院の図書委員たちは、本の貸出返却情報、入館率などのデータベースを編集しながら、どうしたら本好きの生徒が増えるのか、図書館のアピールのために、図書館の環境を整備したり、空気をデザインする。学校図書館という空間がプレイフルになるようにプロデュースする。都留文科大学の学生の皆さんもその空間デザインの幾つかを体験。

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(1)

来年度から、工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)は、グローバル教育、イノベーション教育のバージョンアップを図る。その準備が着々と進んでいるが、注目したいのは、どこまで教育活動の質と活力を高められるかは、すべての教育活動に共通する思考システムのでき如何であるとし、その思考システムの開発に取り組んでいるところである。

その思考システムの開発に大きな影響を与えている活動の一つに「環境工学」がある。この活動のリーダーの島田教頭の授業は、本サイトでもすでに掲載している。今回は、工学院の思考システムに影響を与えている教育環境である同校の図書館の意味について、司書教諭有山裕美子先生にお聴きした。(by 本間勇人:私立学校研究家)

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(3)

工学院の図書館は、教科横断的な知の拠点であると思ってきたが、それはまったく表層的な理解であると思うに至った。学校図書館は、日向先生の語るように、独自の情報総合発信基地であり、司書教諭は、この基地を図書委員とコラボして運営する。

さらに、彼らといっしょに、学内のみならず地域の子どもたち1人ひとりにワクワクするような情報をシェアしていくのである。それは有山先生のように専任の司書教諭だから思う存分できるという工学院の教育ビジョンでもあるが、たしかに有山先生は同校の思考システムのプロデューサーの1人なのであると実感。

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(2)

工学院の図書委員たちは、本の貸出返却情報、入館率などのデータベースを編集しながら、どうしたら本好きの生徒が増えるのか、図書館のアピールのために、図書館の環境を整備したり、空気をデザインする。学校図書館という空間がプレイフルになるようにプロデュースする。都留文科大学の学生の皆さんもその空間デザインの幾つかを体験。

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(1)

来年度から、工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)は、グローバル教育、イノベーション教育のバージョンアップを図る。その準備が着々と進んでいるが、注目したいのは、どこまで教育活動の質と活力を高められるかは、すべての教育活動に共通する思考システムのでき如何であるとし、その思考システムの開発に取り組んでいるところである。

その思考システムの開発に大きな影響を与えている活動の一つに「環境工学」がある。この活動のリーダーの島田教頭の授業は、本サイトでもすでに掲載している。今回は、工学院の思考システムに影響を与えている教育環境である同校の図書館の意味について、司書教諭有山裕美子先生にお聴きした。(by 本間勇人:私立学校研究家)

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(3)

工学院の図書館は、教科横断的な知の拠点であると思ってきたが、それはまったく表層的な理解であると思うに至った。学校図書館は、日向先生の語るように、独自の情報総合発信基地であり、司書教諭は、この基地を図書委員とコラボして運営する。

さらに、彼らといっしょに、学内のみならず地域の子どもたち1人ひとりにワクワクするような情報をシェアしていくのである。それは有山先生のように専任の司書教諭だから思う存分できるという工学院の教育ビジョンでもあるが、たしかに有山先生は同校の思考システムのプロデューサーの1人なのであると実感。

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(2)

工学院の図書委員たちは、本の貸出返却情報、入館率などのデータベースを編集しながら、どうしたら本好きの生徒が増えるのか、図書館のアピールのために、図書館の環境を整備したり、空気をデザインする。学校図書館という空間がプレイフルになるようにプロデュースする。都留文科大学の学生の皆さんもその空間デザインの幾つかを体験。

工学院 メディアリテラシーは自分と世界と未来を創る(1)

来年度から、工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)は、グローバル教育、イノベーション教育のバージョンアップを図る。その準備が着々と進んでいるが、注目したいのは、どこまで教育活動の質と活力を高められるかは、すべての教育活動に共通する思考システムのでき如何であるとし、その思考システムの開発に取り組んでいるところである。

その思考システムの開発に大きな影響を与えている活動の一つに「環境工学」がある。この活動のリーダーの島田教頭の授業は、本サイトでもすでに掲載している。今回は、工学院の思考システムに影響を与えている教育環境である同校の図書館の意味について、司書教諭有山裕美子先生にお聴きした。(by 本間勇人:私立学校研究家)

戸板 カリキュラムイノベーションへ (3)

戸板のカリキュラムイノベーションの特徴は、学習目標を大項目・中項目・小項目・・・とできる限りいったん要素に分解し、今度は逆に要素と要素の関係を生み出すいわば機能的構成主義の方法論で組み立てられている。教育学では、機能主義と構成主義のカリキュラムデザインは、対立してきたのだが、戸板では統合したということではないか。

その統合の仕方は、1つはグループ学習及びプレゼンテーションという相互通行型の授業スタイルの導入によって果たされ、さらに何を議論し合うのかトリガークエスチョンまで形式知化するというナレッジマネジメントの手法によって、知識やものの見方の結びつきが拡張し深化するようになっている。

戸板 カリキュラムイノベーションへ (1)

戸板中学校・戸板女子高等学校(以降「戸板」)は、来春4月から高校1年生からスーパーイングリッシュコース、スーパーサイエンスコースを開設。同時に、そのハイレベルのコースにつながるように、中1から「レディネス」を開始する。

そのためのプランは、カリキュラム全体の再設計という営みに凝集する。4月から、教師一丸となって、カリキュラムのデザインに取り組み、コンセプト段階から一歩進んで、具体的な設計の見通しが立ったという。進化する戸板のエンジンともいえるカリキュラム設計についてインタビューした。(by 本間勇人:私立学校研究家)

※左から原田啓志先生(進路・学習指導部)、大橋清貫先生(教育監修理事)、今井誠先生(入試広報部部長)

和洋九段女子のPBL授業 スーパーロールモデル

6月15日(土)、和洋九段女子で、2回目のPBL型授業体験会が開催されました。予定されたFuture Roomでは収まりきれず、別室を急遽用意するほどの人気の和洋九段のPBL授業。なぜでしょうか?
 
 
これからの学びにはPBLは必要だというのは文部科学省も経済産業省も提唱し、多くの教育産業も推奨しているのですが、多くの学校では、探究の時間では行われていても、教科の授業ではPBLを行うかどうかは教師個人に委ねられるケースが多いのです。まだまだPBLは教育活動のオプション的存在です。
 
ところが、和洋九段女子では、教科の授業でも探究の時間でも行事でも部活でもあらゆる教育活動にプロジェクト型の学びが浸透しています。いわば、日本の中高段階のスーパーロールモデルが和洋九段女子のPBLなのです。
 
なぜそれほど注目されているのかというと、次の3つの理由があると考えられます。

戸板 カリキュラムイノベーションへ (3)

戸板のカリキュラムイノベーションの特徴は、学習目標を大項目・中項目・小項目・・・とできる限りいったん要素に分解し、今度は逆に要素と要素の関係を生み出すいわば機能的構成主義の方法論で組み立てられている。教育学では、機能主義と構成主義のカリキュラムデザインは、対立してきたのだが、戸板では統合したということではないか。

その統合の仕方は、1つはグループ学習及びプレゼンテーションという相互通行型の授業スタイルの導入によって果たされ、さらに何を議論し合うのかトリガークエスチョンまで形式知化するというナレッジマネジメントの手法によって、知識やものの見方の結びつきが拡張し深化するようになっている。

戸板 カリキュラムイノベーションへ (1)

戸板中学校・戸板女子高等学校(以降「戸板」)は、来春4月から高校1年生からスーパーイングリッシュコース、スーパーサイエンスコースを開設。同時に、そのハイレベルのコースにつながるように、中1から「レディネス」を開始する。

そのためのプランは、カリキュラム全体の再設計という営みに凝集する。4月から、教師一丸となって、カリキュラムのデザインに取り組み、コンセプト段階から一歩進んで、具体的な設計の見通しが立ったという。進化する戸板のエンジンともいえるカリキュラム設計についてインタビューした。(by 本間勇人:私立学校研究家)

※左から原田啓志先生(進路・学習指導部)、大橋清貫先生(教育監修理事)、今井誠先生(入試広報部部長)

文化学園大学杉並 難進グローバル入試 サンプル公開

9月14日(土)、文化学園大学杉並中学・高等学校(以降「文化学園大学杉並」)は中学校説明会を開催。思考力型テストである「難進グローバル入試」のサンプル問題を初公開した。21会校の中でも、先んじて海外大学直結のグローバルカリキュラムを構築した同学園は、21会校の特徴である思考力型の入試問題も完成。

文化学園大学杉並の思考力型テストを分析してみたが、なるほどグローバルスタンダードを意識して作成された問題だった。(by 本間勇人:私立学校研究家)

9月13日、第14回21会を文化学園大学杉並で開催。

富士見丘 巨大な波VUCAに備えて

富士見丘は、1週間の間に2つの貴重な対話ワークショップを行った。1つは、国際理解教育・国際交流担当アドバイザーの吉田成利先生の『海外留学への道』と題する講演。もう1つは、建築家関本竜太氏(リオタデザイン代表取締役・一級建築士・日本大学講師)による講演『町の中のデザイン』。

どちらも、テーマは違っているが、対話型の講演であるし、その対話のシークエンスが似ている。体験から始まって重要な気づきに昇華し、最後に興味と関心を喚起された生徒が質問に講師を囲むのである。富士見丘の知の形勢過程を追ってみた。(by 本間勇人:私立学校研究家)

ページ