11月16日 22世紀型教育研究センターaxisWS 生徒が自らリフレクションの軸を創る(2)

 
オープニングは、22世紀型教育研究センター所長田中歩先生(工学院大学附属中学教頭)が行いました。WSに参加するリピーターの生徒も多いということもあり、前回は、データや情報を分析していく過程で、語りえぬ根源的な課題を発見していくメタ的な問いを稼働するWSをしましたが、今回は、いよいよその自らつくった問いや解決策の正当性、信頼性、妥当性をセルフリフレクションするaxisを自ら創るというWSに転換しますと語りかけました。
 
今回はじめて参加した生徒も、問いを創ることの重要性については、21世紀型教育機構の加盟校では共通し行っているので、この前回からのシフトについてはイメージできたようです。歩先生のスピーチは、目の前の生徒の感性や知性の状態を理解しながら語るため、一からすべて話すのではなく、さりげないくイメージを思いうかべやすい工夫をしながら語ります。
 

11月16日 22世紀型教育研究センターaxisWS 生徒が自らリフレクションの軸を創る(1)

11月16日、文化学園大学杉並で、22世紀型教育研究センターのIBLワークショップがありました。工学院の田中歩先生、文大杉並の鈴木直紀先生、岡本先生、聖学院の早川先生、山本周先生、和洋九段女子の菅谷先生という豪華メンバーで、各校から12人の中高生が集い、WSを共創しました。
 
 
同研究センターのWSの最大の特徴は、教師と生徒がいっしょにWSを創っていくことです。これができるのは、同センターの同盟校は、PBLを行い、入試体験のイベントなど、生徒も一緒にファシリテーターとしてかかわっているからです。
 
また、プロジェクト型の体験学習が多いだけではなく、他流試合でPBLや探究型のコンテストでたくさんの受賞もしているからです。
 

今年度のアクレディテーション始まる

気候変動は世界中に大きな影響を与え、地政学的な問題や権威主義的な国々の台頭で国際政治経済情勢だけでなく、我が国の政局も不安定が続いています。
国内外で激動の時代である今年度も会員校対象のアクレディテーションが2025年で8年目を迎えました。このアクレディテーション(Accreditation)とは、外部機関による教育機関の品質認証のことで、アメリカでは高等教育の質保証制度として既に定着している概念です。
 
本機構は、基本的な学び(C1英語×PBL×STEAM with 生成AI)のクオリティのアップデートを持続可能にし、本機構と各会員校との魅力の合力を子供たちの未来を保障する世界標準の教育の力にすべくエンパワーメント評価型の品質モニタリングとしてアクレディテーションを確立し、【事前アンケート・13項目112視点のアクレディテーションコード】に基づいた授業見学や動画の提出を元に、授業や教育のバージョンアップを牽引しています。

和洋九段女子で生徒と教師が共にWSを創る①

2月16日(日)、和洋九段女子のフューチャールームで、3時間半にわたり「問い生成のWS]が開催されました。和洋九段女子の、工学院、文化学園大学杉並の生徒の皆さん10人が、それぞれの学校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)と共に議論し、対話し、良い問いとは何かを洞察し、実際に「良い問い」を創りました。

21世紀型教育機構の加盟校では、ふだん、授業や探究で、教師が予めビッグクエスチョンやトリガークエスチョンを生徒に投げかけ、それについてリサーチし対話し、問題解決をしていく流れは、すでに定着しています。しかし、世の中では、まだ生徒自身が良い問いを生み出すプログラムは完成していません。

そこで、22世紀型教育研究センターの田中歩先生(工学院大学付属教頭)、新井先生(和洋九段女子教頭)、染谷先生(文化学園大学杉並理事長補佐)と21kai経営企画室の伊東さんは、生徒自らが良い問いを生み出す体験システムをWSとして開発しました。

問い生成のWS開催(加盟校対象)

21世紀型教育機構は22世紀型教育研究センターによる「問いの生成」WSを開催します。参加対象者は、本機構加盟校の教師と生徒です。日時などはつぎのチラシをご覧ください。

【趣旨】

2025 年の幕が開き、我が国が目指すべき未来社会の姿である Society5.0 の実現に向けた 25 年間の旅が始まります。東京都は「2050 年代の東京」を見据え、新たな長期戦略の策定に着手します。私たち21会をはじめ私立中高一貫校の生徒たちは、2050 年には 38 歳から 43 歳の年齢になります。そのとき、東京はどのような姿で世界をリードしているのでしょうか? グローバルシティとしての役割を果たし、デジタル社会を牽引し、生産年齢人口の減少にもかかわらず、国際競争力を高め、一人一人がウェルビーイングな生活を送る社会を目指しているでしょうか?

問いの問い生成ワークショップ実施

2024年11月4日、文化学園大学杉並で、「問いの問い生成ワークショップ」を開催しました。主催は本機構の22世紀型教育研究センターです。所長の田中歩先生(工学院大学附属教頭:英語)、上席研究員の新井先生(和洋九段女子教頭:国語)、染谷先生(文化学園大学杉並理事長補佐:理科)、本機構経営企画室室長伊東先生(一般財団法人日本私学教育研究所主事:数学)がプログラムを共同開発しました。
 
そして3校の生徒10人が協働して、社会課題の問いを解決する解答を創るだけではなく、そもそも社会課題の問いが生まれてくるのは、自分の中の意識や感情や気づきや興味などが世界の多様な痛みがどのように結びついているからなのかを自問自答し仲間と対話して問いの問いを生成していくプログラムにチャレンジしました。
 

富士見丘の文理融合の教育の原点

2024年10月10日、富士見丘の高校1年生は、鹿児島の池田学園・池田高等学校と探究活動の交流をしました。池田学園とは、WWL(ワールドワイドラーニング)コンソーシアム構築支援事業において提携しています。鹿児島のフィールドワークをしながら文理融合的な発想の交流をしていて、その日は、互いに探究の成果をプレゼンテーションし、質疑応答する交流でした。
 
 
富士見丘は、SGH(スーパーグローバルハイスクール)に認定されていましたし、池田学園はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定されています。そのため、前者は社会科学的なアプローチで探究し、後者は自然科学的アプローチで探究を進めています。
 

問いの問い生成ワーックショップ開催【加盟校限定】

21世紀型教育機構の皆さま
                   2024年10月吉日
                   22世紀型教育研究センター所長 田中歩
 
季節の変わり目を迎え、ご体調など崩されていませんでしょうか。
 
さて、22世紀型教育センターでは、World Making Wisdom(WMW)をベースに、各校での学びをさらに広げるためにも、生徒自身が「問いの問い」を生み出すワークショップを開催します。
 
対話することで多くの視点・スキルが生まれることはご承知の通りだと思います。学外での多くの学びと同様、アクレディテーションをはじめ多くの共通項を持つ、21世紀型教育機構の中で行われる対話が生み出すものは、生徒たちにとっても先生方にとっても更なる思考の深化を促すものだと思います。
 
お忙しい時期と存じますが、ぜひ生徒・先生方のご参加をお願いいたします。
 
 
「問いの問い生成ワークショップ」

聖学院のSTEAM教育 2050年社会も越境する

聖学院のGIC(Global Innovation Class)は教科学習以外にLiberal Arts、STEAM、Immersion、Projectの4つのスペシャル授業が時間割の中に収められています。全日制高校でこのような柔軟なカリキュラムマネジメントを行っているところはレアケースです。
 
 
その中でも、STEAMの時間は週6時間設定しています。聖学院は、行政セクター、民間セクター、学術セクター、非民間セクター、サードセクターなど学校を越境した連携をつくっていますが、このSTEAM教育の連携の多様性とその密度はかなり高いものになっています。したがって、同教育を推進するリーダーである情報の山本周先生(数学の教諭でもある)は、情報の教師であると同時に、学校を越境したSTEAM環境のデザイナーであり、多様な団体をコーディネートするプロデューサーでもあります。
 

八雲学園 イエール大学との音楽交流 動画視聴できます

八雲学園は毎年6月初旬に、イエール大学のアカペラグループ「Whim 'n Rhythm」との国際音楽交流を行っています。この交流は11年前に始まり、八雲学園の教育に大きな影響を与えてきました。生徒たちはこの交流のために1年間かけて準備をし、ワクワクしながら多様な活動に取り組んでいます。
 
この11年間で、八雲学園はラウンドスクエアへの加盟、共学校への移行、海外大学への大量合格など、グローバルリーダーを育成する教育力を強化してきました。2024年度の交流には、オーストラリアとヨルダンのラウンドスクエア加盟校からの4人の留学生も参加し、さらに国際色豊かな交流となりました。
 

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