21会校情報

八雲学園 3ヶ月留学生 アクティブ・ブレイン習得

八雲学園の3ヶ月留学は、事前プログラム3ヶ月、事後プログラム3ヶ月となっていて、実際には9ヶ月留学プログラム。もちろん、すべて英語で行われる。しかし、いわゆる語学研修でも、異文化体験プログラムでもない。

最終的にサンデル教授の授業でハーバード大学の学生が英語でディスカッションしているぐらいのレベルになるようにするのが目標。TOK型スタイルとはまた違う徹底した思考のオーガナイゼーションのシミュレーションをするプログラムである。おそらく日本初のチャレンジではないだろうか。by 本間勇人 私立学校研究家(開智国際大学客員教授)

工学院 中1から高3から大改革(2)

2020年大学入試改革の影響を直接被るのは、中1であるから、中1の新しい3つのハイブリッドクラスの改革がダイナミックに行われていることは納得がいくが、当面現行の大学受験システムがあるわけだから、他の学年はどうするのだろうと疑問がわいたが、それは全くの杞憂だった。

それに大学側も少しずつ変われるところから変わっている。だから、やはり中1以外は今まで通りでよいというわけにもいかない。そこで工学院は高3の大学受験指導も強化する改革を行っている。中1からも高3からもサンドウィッチ型大改革を行っているのである。

工学院 中1から高3から大改革(1)

6月4日、工学院は中1の3つのハイブリッドクラスの授業公開を実施。3つのクラスとは、ハイブリッドインタークラス、ハイブリッド特進クラス、ハイブリッド特進理数クラス。

今後グローバル大学入学準備教育が日本の教育においても必要とされる。実際、2020年大学入試改革は、イギリスの大学入学準備教育のシステムを範としているから、国内外問わず、クリティカル/クリエイティブシンキングを養成することは大切になるる。

また、そのための授業としてディスカッション型授業(PIL×PBL)の確立が喫緊の課題となる。それに今年の4月から取り組んでいるのが工学院であり、その授業の成果をはやくも2か月しかたっていない今披露することになった。by 本間勇人 私立学校研究家(開智国際大学客員教授)

八雲学園 3年目のエール大学との音楽交流 ハイクオリティな教育

八雲学園の新年度のスタートは、大切な意味のある「とき」である。4月には入学式、新入生歓迎会、オリエンテーション、5月にはいり中3の合宿研修、中1は6月に催されるレシテーションコンテストの準備にはやくもとりかかる。各学年の芸術鑑賞なども目白押し。

また、この時期は、高1生の中で選抜された生徒の3ヶ月留学の事前学習も始まっている。この高1生は、新年度に入る前の2月に、つまり、中3の段階で全員サンタバーバラ研修に、15日間行っている。3月には、高校生は、大学に合格したばかりのOGによる進路チュータリング・ワークショップにも参加している。

2月から5月にかけて、全学年が、八雲学園の教育の4本柱「英語教育」「芸術鑑賞」「チューター方式」「進路指導」の環の中にすでにいる。すなわち、今年1年間の教育の準備が十分になされている。そして5月の末から6月の初旬の時期に、エール大学の女性コーラスグループ「Whim's Rythm」が訪れる。音楽を通して国際交流を行うのだが、同時に八雲生にとっては、4本の教育を基盤に、1年間の新たな目標とモチベーションを抱く大切な出発点でもある。(本間勇人/私立学校研究家)

(エール大学女性コーラスチームと八雲学園の声楽部が合唱するシーン)

第4回21会カンファレンス SGT集合(2)

21会SGTの認定条件は、「PIL×PBL×ICT型のアクティブラーニングができること」、「学習する組織をデザインできること」など5つほどあるが、その中で、最も重要な条件は、「≪思考コード/知のコード≫に基づいた問いの構造をつくることができる」=「思考力テスト作成力」である。

そのため、今回のカンファレンスでは、21世紀型教育を創るSGTとして、「知識・理解・応用」というMARCHレベルの問いと「ロジカルシンキング・クリティカルシンキング・クリエイティブシンキング」というIB型の思考力レベルの問いをワークショップで創作した。

第4回21会カンファレンス SGT集合(1)

5月29日(金)、富士見丘6階ペントハウスで、第4回21会カンファレンスが開催された。毎年5月のカンファレンスは、1年間の21会のメインの活動をシェアするワークショップを行う。(本間勇人:私立学校研究家)

21会会長校である富士見丘学園の6階ペントハウスは、カフェスタイルで対話が盛り上がる最適な空間であり、21世紀型学びの空間のプロトタイプであるので、ここで21世紀型教育のビジョンのシェアと活動の元型を脱構築する場として最適なのである。

富士見丘 SGHの活動開始

今年4月から、富士見丘は、SGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校として認定された。グローバルリーダー育成に向けて、はやくもその活動が始まったが、その活動は、中高一貫校ならではの格別な動きでもある。by 本間勇人 私立学校研究家

高校1年生「サステイナビリティ基礎」の特別授業として、慶應大学大学院メディアデザイン研究科大川研究室(大川恵子教授)によるワークショップ

三田国際 異次元の授業全面展開(3)

三田国際のSGTマスター田中先生の授業は、穏やかで凄まじき対話が響き続ける。おそらく他校では真似のできないオリジナリティである。そのオリジナリティとは、本質の本質に迫る眼差しなのだ。通常の本質論者は、常に本質の物神化というジレンマに陥る。そのジレンマに陥らないためにはどうするか、本質を本質のままに大切にすることはいかにして可能かということがテーマになっている小論文指導は、どこの学校でも行われている。

そしてそんな本質の物神化という大きな物語はすでにないことは、1989年以降、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」で世を騒然とさせたことは記憶に新しいだろう。もはや、本質と経済社会の市場経済を統合することによって、欲望金融経済社会の魔の手から子どもたちの未来を守ることができるのだというテーゼは幻想であり、フェイクである。残念ながら、サンデル教授、トマ・ピケティ教授の書籍がベストセラーとして、まさに本質の物神化の権化になっているというパラドクス!これが物語りなき現代社会の相変わらずの罠なのだ。

ページ