八雲学園の進路指導 感性教育の成果(1)

八雲学園は、センター入試直前、すでにAO入試及び推薦入試などで合格した八雲生と緊急座談会を行った。2020年に向けて大学入試改革がなし崩し的に始まっている。現状の一般入試とAO入試や推薦入試が一体化したイメージの入試になると言われている。
 
 
(一般入試に臨む仲間にエールを贈るすでに進学が決まった八雲生)
 
要は中高時代の学びの体験と学力の総合力を評価判断しようという路線である。有識者や教育現場では、賛否両論喧々諤々であるが、八雲学園にとっては、そのような大学入試改革の方向性が確実になったとしても、全く動ずることはない。いやむしろウェルカムである。
 
なぜなら、もともと教育は総合力であるとし、感性教育を基盤とした教育を行ってきているから、今までのように学力重視の大学入試であれ、現在進行形の学びの体験重視の大学入試であれ、いずれも包括してしまう進路指導を行ってきた。
 
一般入試の実績の向上上については、近年の実績向上のデータを見れば明らかである。一方、学びの体験が進路を拓くことに関しても、実績が積み上げられているが、その成果は学力のスコアというより、それぞれの人生観、学習観、世界観を育ててきた学びの体験によるものであり、小論文や口頭試問のパフォーマンスの成果である。そこで、合格した八雲生から何が合格へのカギなのかヒアリングし、今後後輩とシェアするために緊急座談会が行われたのである。by 本間勇人:私立学校研究家
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