グローバル教育 イノベーション教育 リベラルアーツ

21会の近況ダイジェスト 時代の要請に耳を傾けて(2)

21会の「学習理論部会」と「思考力テスト部会」は、哲学授業に挑戦したり、思考力セミナーを実施したり、思考力リサーチを行ったりしている。グローバル教育部会のIBやAレベルの情報、独自にリサーチしたMITメディアラボやハーバード大学の授業理論、ACT21sの21世紀型スキルなどについてもリサーチ。

各メンバーの多くはこの夏イギリス、フランス、ニュージーランド、東アジア、オーストラリアなどにも視察。また日本語IBのためのIB教師研修にも参加。実際に海外の大学に対応できる授業やテスト、評価などシラバス・イノベーションを着々と準備している。イノベーション教育とは、タブレットを活用するだけではなく、シラバスそのもののイノベーションというソフトパワーを前提にしているのが21会校の先生方。(by 本間勇人:私立学校研究家)

 

21会の授業 考える共同体

21会の授業について、先生方はそれぞれリサーチし実践をしているが話題に出るのは、次のような本である。

21会の近況ダイジェスト 時代の要請に耳を傾けて(1)

今年5月31日、21会は第1回カンファレンスを開催。昨今は、グローバル人材育成競争に対応する様々な教育論争や政策論議が一段と喧しい。それら議論は言うまでもなく、玉石混交であるから、私立学校の時代の役割とコミットメントを大前提とすることをまず確認した。

そして、グローバル教育とイノベーション教育、そしてリベラルアーツを≪GIL≫と呼び、私立学校の独自でいながら世界標準を創り出せるような最先端のGIL教育を開発・実施していくことを宣言した。グローバリゼーションは一方で、時空を超える異次元的ともいうべきスピードで変化するため、目先の目的合理主義に陥りがちである。しかし、もう一方で、地球市民として全休的リーダーを育成する時代の要請の声も大きくなっている。

それゆえ、21会校は、教育改革幻想や学力幻想に右顧左眄せずに、世界の子どもたちの大切な人間の根っこを大切にする教育活動を常にリフレクション(反照)しながら、最適な≪GIL≫教育を切磋琢磨している。その21会校の近況活動をご紹介する。(by 本間勇人:私立学校研究家)

ページ

RSS - グローバル教育 イノベーション教育 リベラルアーツ を購読