考える

進化する戸板中学校 戸板女子高等学校(3)

■ Can Do リスト風に

戸板の社会科の考える授業を、科全員でシェアするということ自体、実は他校ではなかなかないことである。今回の戸板の社会科の会議に立ち会って、開放的な対話が、いかに多角的な視点を共有でき、複眼思考ができるのか、実感できた。

進化する戸板中学校 戸板女子高等学校(2)

■ストックの棚卸

知識の量を調整して、思考の時間も挿入するという授業計画から、知識を学ぶことが同時に思考力も育成する授業のプログラムへというミッションをいかに具体化するか。このミッションはどこからか、新しく降ってきたのではなく、もともと戸板の社会科の暗黙知としてあったものである。それを社会科内で言語化したわけである。

したがって、自分たちが普段行っている授業の資源を汲みだして、言い換えれば、ストックされていたものを棚卸して、整理することになった。これは整理作業なので、会議の効率を上げるために、2人ずつ話し合うピアインストラクションのステージに進んだ。

進化する戸板中学校 戸板女子高等学校(1)

平成26年度から戸板中学校戸板女子高等学校(以降戸板)は、大きく進化する。その準備を今年開始したと聞き及んだ。そこで、入試広報部部長の今井誠先生に、どのように進化するのか、そのための準備とはどういうことを行っているのか尋ねた。すると、ちょうど社会科の会議で、その戦略を話し合っているので、立ち会ってはどうかと取材の提案を受けた。その自信とやる気に満ちた笑顔に、二つ返事で会議を見学させていただくことにした。会議の模様をお伝えしたい。(by 本間勇人:私立学校研究家)

※左から今井誠先生(入試広報部部長)、市川恵也先生(生徒指導部部長)、原田啓志先生(進路・学習指導部)、豊田良知先生(教務部部長)

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