富士見丘 東日本ナンバーワンのSGH私立校

文部科学省は、平成26年度からSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定校の制度を設定。現在、全国の国公私立高等学校4,907校から、全体の2.5%に当たる123校(国立12校・公立73校・私立38校)が指定され、富士見丘も指定校として3年目を迎える。そして、文科省は、指定期間の中間年にあたることから、中間評価を行った。

その結果が、本年9月29日公表された。富士見丘には、6段階評価の上から2番目という高い評価がなされた。この評価は東日本地区の私立学校の中では、富士見丘しかなく、東日本でナンバーワンのSGH私立校となったのである。(本間勇人 私立学校研究家)

 

(2017年10月1日文化祭で。模擬国連部のシミュレーションディスカッションが披露された。)

☆文科省は、同校の次の点を高く評価している。

○全生徒へプログラムの成果普及が図られている点や模擬国連部の創設は英語を活用して国際的グローバル課題を議論させる装置として効果的だと高く評価できる。
○英語教員とネイティブ教員が一体となり、教科横断型授業へ取り組むなど工夫・意欲がみえ、将来につながる動きと見える。また、SGHカリキュラム担当者の編成について、すべての教員がローテーションで担当できるように配慮するなど、学校全体としても意識改革を求める工夫がなされている点が評価できる。
 
☆ちょうど、文化祭の時に模擬国連部が、自分たちの活動をビデオでプレゼンしたり、実際に模擬国連でのディスカッションをどのように行っているかシミュレーションするパフォーマンスもなされた。
 
 
☆ディスカッションは、もちろんオールイングリッシュである。高1の生徒が中心に行っていたが、すでに英検1級を取得している生徒が3人いた。模擬国連部の英語のレベルは、言うまでもなくCEFR基準でC1英語。今後TOEFLや英検でハイレベルのスコアを出す生徒が増えるだろう。
 
☆しかし、何よりも、模擬国連部の意義は、同校のSGHプログラムの発展形として部活で実施されているということなのだ。つまり、模擬国連部に所属しているメンバーだけが高度な英語力やディスカッション力を有しているのではなく、学校全体で、普段の授業の中で取り組んでいるSGHプログラム活動の結果、さらに突出した生徒の活動が部活となって誕生したということなのであって、取り出し授業など、英語のレベルが高い生徒とそうでない生徒とを分けているわけではない。
 
 
☆SGH指定校は、英語4技能の目をB2とされ、授業はPBL(プロジェクト型学習)を行うことを課せられている。さらに、特別に選ばれた生徒だけがSGHを受講するのではなく、全員が受講できなければならないのだ。
 
☆ただし、SGHに指定されていながら、その課題をなかなかクリアできない学校には、見直しを促す厳しい評価を、文科省は行っているほどだ。
 
☆その点、富士見丘は、学校全体で取り組み、教師もローテーションして全員がプロジェクト学習、すなわち2020年大学入試改革に伴う次期学習指導要領の目玉である、「主体的・対話的で深い学び」というアクティブラーニングの視点から授業を行うスキルをはやくも身に着けているのである。
 
 
(模擬国連では、各国の代表チームとして、グローバル・イシューについて国際解決の提案をする。そして、ディスカッションして、政策作成の調整を交渉していく。文化祭ではそのプロセスもパフォーマンスで表現してくれた。)
 
☆その点を、文科省が高く評価したところなのである。
 
☆このことは、21世紀型教育機構理事長校として、面目躍如であり、機構挙げて誇りに思う結果である。

 

 

 

 

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