21CEO教育研究センター×工学院 「SGTの授業デザインツール」

10月31日(日)工学院の田中歩先生が総合司会を、そして工学院の若きSGTがファシリテーターとなり、授業デザインのツールをテーマに、オンラインでディスカッションが行われました。

これまで4回に渡って実施されたSGTをフィーチャーするイベントの締めくくりです。21CEO加盟校の先生方も文化祭準備などで忙しい中であるにも関わらず、数多く参加してくださいました。

 

イベントの冒頭、平方邦行先生(21CEO会長)は、若きSGTに力強いエールを送りました。日本私学教育研究所所長として全国の私立学校の校長あるいは教員との研修を実施する毎日から、日本の教育への不安や苛立ちを感じることもあるそうですが、それを払拭できるのは21世紀型教育を実践できる若い世代であるという期待と確信に満ちたものでした。

 

「SGTの授業デザインツール」のディスカッションは、ブレイクアウトセッションで4つのグループに分かれて行われました。そのディスカッションをファシリテートしたのは、臼井理恵先生、片瀬健太先生、柳田健吾先生です。田中歩先生は総合司会およびファシリテーター、さらに工学院SGTチームリーダーを兼務していましたが、難なくさらりとこなしているのは田中先生ご自身の懐の深さと工学院SGTチームの結束が強いことの証です。

工学院の若きリーダーは、新しいSGTのモデルとして参加者の先生方に頼もしく映っていたようです。参加校の先生方も大いに刺激を受けたことでしょう。

 

教育研究センターでは、7月の和洋九段女子、8月の静岡聖光学院、9月の聖学院、そして今回の工学院と、4回のイベントの流れを作りながら、今年度のフィナーレを12月の「SGTアワード」に設定しています。「若い先生方が学校内だけでなく、外に向けて、とりわけ世界に向けて活躍できるような場を創り出すこと、これこそが今年度の最初に設定されていた目標です」と教育研究センターを牽引する聖学院の児浦良裕先生は、イベントの意義を総括しました。

 

閉会挨拶は工学院附属中高の中野由章校長です。中野校長は、若手SGTとともにディスカッションにも参加しイベントを盛り上げてくださいました。新しい校長先生と若きSGTの風をたっぷりと感じながら、最後は記念撮影で今回のイベントは幕を降ろしました。

 

12月に開催予定のSGTアワードは、アクレディテーションの対象ともなる授業動画や、これまでのイベントへの参画・貢献度などに基づいて選出します。「ワールドメイキングラーニング」の動画が多くのSGTから送られてくることを楽しみにしています。

 

 

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