授業

富士見丘 授業がクリエイティブ(2)

富士見丘の高2の物理の授業を見学。中野先生と生徒の息と眼差しはぴったり一致していた。高校生は大学履修決定のように、92科目の科目から、選択する。自分の進路に、自ら科目選択をしてマッチングさせる。だから選択への意志もモチベーションも高い。

富士見丘 授業がクリエイティブ(1)

グローバル教育、アクティブラーニング。この言葉を聞かない日はない。それほど教育界は21世紀型教育が本格稼働し始めた。富士見丘はその先駆的存在であるがゆえに、先生方は何を今さらと冷静だ。それもそのはずである。日常の授業がすでにクリエイティブなのだ。

何も大げさな一年間かけるプロジェクト型学習やアクティブラーニングのようなイベント型学習を声高に宣伝する必要はないと。とはいえ、個人によって違うが、3年から6年もかける大型プロジェクトベースドラーニング「5×2」も20世紀末にスタートしている。

世の中相対的に変わろうとも、アインシュタインは絶対的光速を見出した。20世紀は相対的価値に目が向いていた。しかし21世紀は、富士見丘とともに光速のフォースを大切にする。フォースは、イベント型学習のみならず、ふだんの授業にも存在する。光速のクライテリアがあるからこそ相対的価値は生まれる。by 本間勇人:私立学校研究家

聖パウロ学園 本当の学力を求めて

毎年聖なる力が宿る高尾山を訪れる人は多い。しかし、その自然の懐に聖パウロ学園という人間の本質を保守し、将来子供たちが様々な問題に遭遇したときに、何よりもそこでかけがえのない生きる意味を見出して解決できる本当の学力が身につく教育を実施している私立高校があるのを知る人は少ない。

それだけに、知る人ぞ知る人気校でもある。その聖パウロ学園が、進学校化する数多くのカトリック校の中で、カトリック教育の原点に帰る活動を開始する。カトリック学校のミッションは、生きる意味の深さを自ら創り出す本当の学力を子どもたちが身につけられるようにすることなのではないかと。by本間勇人:私立学校研究家

(高橋博理事長・校長 国連で、あらゆる民族あらゆる宗教あらゆる政治経済の信条を乗り越え手をつなぐルールであるとされる聖書の黄金律の言葉の空間で。)

富士見丘 知識の体系化が自己理解へ(3)

「自主研究5×2」は自己理解の過程

――サタデープログラムのプロジェクトチームの先生方は、土曜日の講座の体験は、月曜日から金曜日の授業に活かされると話してくれました。今日も、そのような循環が起こっている話になっていますが、その根本的な理由は何ですか? 

富士見丘 知識の体系化が自己理解へ(1)

富士見丘の教育活動は、グローバル教育やサタデープログラムなど多様で特別な学びの環境が設定されている。しかし、同校の特徴的なところは、1つひとつのプログラムのクオリティのみならず、すべての教育活動が有機的に連関して相乗的な質を豊かに生み出しているところにある。授業とサタデープログラムの一つの柱「自主研究『5×2』」の相互関係について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

左から、教頭大島則男先生、中島正樹先生(社会科)、関根淳先生(社会科)

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