「21世紀型教育カンファレンス」を実施しました

12月15日(日)に工学院大学新宿キャンパスのアーバンテックホールで「21世紀型教育カンファレンス」を実施しました。環境破壊や格差社会を生み出してきたこれまでの教育から決別し、循環社会にコミットする21世紀型教育の時代が本格的に到来したことを確認するカンファレンスとなりました。  by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

折しも2021年の大学入試改革が完全に骨抜きになったことで、明治時代から本質的には変わることのできない日本という中央集権国家を私たちは目の当たりにしています。しかし、そこに静かなる信念を持って、来るべき社会への準備教育を行っている「志ある私立学校」があります。その連合こそが21世紀型教育機構(21st CEO)です。

CEFRのC1レベルに到達している生徒の比率や、PBLの授業実施率、生徒の多様性率など、細目で80項目にも渡る規準を設けた評価を外部のチームによって実施し、厳密にスコアを適用することで自らの教育の質を高めてきた学校の思いや成果が明かされました。

PBLやSTEAMなどの重要性についていち早く提唱してきた21st CEOでは、単なる授業テクニックといった次元でこれらの重要性を訴えているわけではありません。グローバルゴールズを達成する地球市民として行動することや、Growth Mindsetを持って常に成長し続けようとする上で必須であることこそが、これらの授業の本質なのです。

今回のカンファレンスで明らかになったことは、21st CEOが2020年から2024年にかけて次なるブレイクスルーを起こすであろうということです。それは教育の質の面で国家というくびきを乗り越えていくことにつながるでしょう。問題を解決するためにはそこに踏み込む必要があることが今回のカンファレンスではっきりしたのです。

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