佼成学園女子 グローバル教育を支える交流(2)

「英語の佼成」と言われるだけあり、留学プログラムと英語教育については、説明会でも注目が集まる部分。説明会後のキャンパスツアーではネイティブ教員も引率役となって施設を案内するなど、佼成女子ならではの雰囲気づくりが工夫されていた。説明はもちろん英語である。

佼成女子では創立時から「国際社会に貢献できる女性」の育成を掲げており、英語はそのためのツールとして重視されている。英検まつりも、単に個人として上級の取得を目指すということだけではなく、クラスとして全員が目標に向かっていくことに意味があるのだと考えている。そしてそのようにグループとして高め合おうとする姿勢が、佼成女子のグローバル教育の一環となっているのである。

もちろん個人的にTOEFLやTOEICを受験する生徒もいるのであるが、どんなに英語が苦手な生徒であっても、英検であれば自分に合った級を目指して頑張ることができるはずだという意味もあって、佼成女子は全員で受けられる英検にこだわっているのである。

留学プログラムも充実している。今度入学してくる新中学1年生からは、中3の三学期に全員参加のニュージーランド修学旅行と、その後3ヶ月間ニュージーランドに滞在する中期留学が用意されている。中学段階での留学プログラムは、例えば理系の大学進学を希望していて高校段階では受験準備のためになかなか留学という選択ができない生徒にとっても参加しやすいものとなるはずだ。

留学プログラムへの参加者が年々増加し、プログラムの内容も充実してきた背景には、当然ながら参加者の満足とそれを支える先生方の存在が大きい。このプログラムにおいてもSGE(構成的グループエンカウンター)などの手法によって生徒の精神面を配慮しているのである。

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