和洋九段女子のPBL授業 スーパーロールモデル

6月15日(土)、和洋九段女子で、2回目のPBL型授業体験会が開催されました。予定されたFuture Roomでは収まりきれず、別室を急遽用意するほどの人気の和洋九段のPBL授業。なぜでしょうか?
 
 
これからの学びにはPBLは必要だというのは文部科学省も経済産業省も提唱し、多くの教育産業も推奨しているのですが、多くの学校では、探究の時間では行われていても、教科の授業ではPBLを行うかどうかは教師個人に委ねられるケースが多いのです。まだまだPBLは教育活動のオプション的存在です。
 
ところが、和洋九段女子では、教科の授業でも探究の時間でも行事でも部活でもあらゆる教育活動にプロジェクト型の学びが浸透しています。いわば、日本の中高段階のスーパーロールモデルが和洋九段女子のPBLなのです。
 
なぜそれほど注目されているのかというと、次の3つの理由があると考えられます。

文大杉並 キャリア探究オープニングイベント コミュニティシップ型プロジェックト

6月12日(水)、文化学園大学杉並(以降「文大杉並」)は、「キャリア探究オープニングイベント」を開催しました。高校1年の生徒約300人と約100人の社会人が100グループに分かれて3回対話をしました。
 
 
100人のうち60人くらいは保護者で、残りは外部の関係者です。その社会人は皆さん多様な仕事をして活躍している方々でした。中には、ライフシフトの時代を先取りしたキャリアチェンジをして自らの仕事が進化している方もいました。起業家も多かったようです。
 
それぞれの社会人が、なぜ今の仕事に就いたのか、今の仕事はどんな仕事なのか、やりがいはあるのか、そもそも仕事をするとはどういうことなのかという観点から語られていました。その語り方はもちろん現状の仕事の「ファクト」の話もありましたが、仕事を「志事」に置き換え、家業を「稼業」と置き換え、その両方に共通するものは何だと思うと問いかけている方もいました。
 

八雲学園 八雲ラウンドスクエア・バラザミーティングを開催 

2024年5月17日(金)放課後、八雲では、加盟しているRS(ROUND SQUARE)の会議のメインスタイルであるBARAZA(バラザ)を開催。ナイロビや深圳で行われたRS国際会議に参加した生徒たちが「RS運営委員会」を結成し、RSの意義や役割を学内外に広げていくためのキックオフがなされたのです。

参加者は中学生から高校生までで約30人。グループに分かれてディスカッションします。バラザは、国連でも活用されますが、問題解決するためのブレインストーミングではなく、問題に横たわる背景や関連性を全貌できるようにするフレームストーミングです。

参加者が持っている想いやものの見方考え方、価値意識など語り合っていきます。

2024年度21CEO定例会 開催

2024年5月14日(火)、富士見丘で、21世紀型教育機構の2024年度第1回の定例会が開催されました。今春、会員校が輩出した海外大学合格実績は100名を超える結果となり、これまでのC1英語、PBL、STEAM、リベラルアーツなどのプログレシッブ教育の推進環境デザインによって、生徒が全球的視野で自分がいかに生きるかを意思決定していく道を開きました。

一般的なエリート教育が良き社会をつくるための人間教育を行ってきた一方で偏差値による知識理解の習得に偏らざるを得なかった日本の教育の閉塞状況を打破するべく、プログレッシブな21世紀型教育を推進してきました。その第1のパラダイム転換は「21世紀型教育」を固有名詞として普及した役割を果たしました。そして、いよいよ本格的なグローバル・キャリア教育の次元に入りました。

おそらく、この流れは、多くの私立学校に影響を与えることでしょう。また、人口減少に伴う生徒募集の低迷を好転させる、教育インバウンドも起こるでしょう。21世紀型教育機構は第2のパラダイム転換を起こしているのです。

新しい時代を画するカンファレンスが実施されました(2)

基調講演の後は、生徒による「私たちが22世紀の未来の学校を創ります」という協働講演です。

 

生徒による協働講演のパートでは、田中歩先生と伊東竜先生から紹介された後、約30分間、生徒たちだけでのディスカッションとなりました。途中でトピックを仕切る司会者もなく、4つの異なる学校の生徒がほとんどリハーサルもなしに、多くの大人が見ている前で堂々とアドリブトークしている姿は圧巻でした。

カンファレンス 2024年2月18日(日)「22世紀型教育へのレバレッジポイントを創る」

2024年は、22世紀型教育へのレバレッジポイントを探究する時代です。私立中高の教育は、1985年、2015年と2つの大きな波を乗り越えました。第1の波では、ゆとりカリキュラムによる弊害を払拭。独自の高い水準の体系学習を創り上げました。第2の波では、偏差値教育の壁を乗り越えるべく世界標準のPBL授業を展開。経験ベースの探究学習を構築しました。そして2045年は第3の波として、AIベースのグローバルアントレプレナーシップ教育として、高い水準の系統学習、グローバルな経験的探究学習、最先端のSTEAM教育などを統合するインテグレイト教育が推進されていくでしょう。しかもそれらは、少なくとも2050年に向けて政府が推進しているムーンショット目標を突き抜けていく総合的な人間力も育成することになります。

その第3の波は、現在の中高生が22世紀の世界を自ら創り生きていく資質能力を生成する教育デザインが重点目標となります。2024年は私立中高の教育及びそれを推進する経営の方法が大きく変わる転換点になります。この22世紀の私立中高の教育へ立ち臨むダイナミズムを予想し共に牽引していきましょう。

2023年度第1回定例総会が富士見丘ペントハウスラウンジにて開催されました(3)

首都圏模試センターの山下一代表取締役社長も、関係団体の代表として2023年度の展望についてお話下さいました。

実はこの日の定例総会は17時からスタートして、吉田先生、平方先生、大橋先生、児浦先生、本間先生と基調講演が続き、気づいてみれば18時50分。ペントハウスラウンジの門限は19時であるため、残り10分で各加盟校の先生方、関係団体の皆様のお話をお願いすることとなってしまいました。

ただし、非同期型での情報共有は21CEOの先生方はお手のものですので、今後、文面やオンライン会議等でのフォローアップをすることをお約束させていただきます。

1分でのお話のトピックをご紹介します。

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