2020年の21世紀型教育機構の合言葉は「世界の学校へ」です。脱”偏差値”・脱”横並び”を目指し、オンライン定例会の第3部は、Zoomのブレイクアウトセッションを活用した分科会で各加盟校の活発な議論が行われました。
今回のオンライン定例会で気づかされたことの一つに、オンラインだとフラットなコミュニケーションが活性化するということがあります。画面上では席次のようなものはありませんし、演者と聴取者の役割チェンジが容易(双方向)だということです。それを促進するのがブレイクアウトセッションです。分科会では、5~6名ほどのグループでのディスカッションとなるため、より深い議論になっていくのが参加した先生方の反応からよく分かりました。
司会進行役がブレイクアウトセッションの操作に手間取っている際に、様々な先生が知恵を提供してくれるなど、オンライン上で共有する知恵のスピードに改めて感じさせられました。ブレイクアウトセッション以外にも、今回の定例会ではオンラインならではの機能の活用がありました。
先生方のプレゼンテーションで使われるパワーポイント資料は画面共有されるので、一つのPCで編集するという作業が不要になりました。また、英語によるプレゼンテーションでは、チャットを利用した同時通訳の配信にも今回初チャレンジしました(担当してくださった静岡聖光学院の中村先生、ありがとうございました)。
分科会の議論が盛り上がったことは、21CEOの新しい展開を象徴することだと考えています。つまり、フラットな対話と議論がこれからの会議・授業の方向性を示しているということです。21CEO加盟校が「世界の学校」へ進化する契機になったのではないかと考えています。