聖徳学園

聖徳学園グローバルセミナー成果報告会ー日本型グローバルリーダーの育成

3月26日、聖徳学園で「グローバルセミナー」成果報告会が行われました。「グローバルセミナー」は、聖徳学園が杏林大学と協力して開設した課外授業で、「日本型グローバルリーダー」をテーマに、高1生と高2生の希望者がプロジェクトベースラーニング(PBL)と英語ディスカッションを通して1年間かけて行ってきた探求活動です。学校の所在地である武蔵野市と、発展著しいベトナム社会に貢献することを目的とし、さらに社会貢献が恒久的なものとなるよう、社会企業モデルの考え方を導入したということです。グローバル教育センター長、山名和樹先生によるプログラム説明、そして、高校1年生2名による、1年間の活動報告プレゼンテーションを取材しました。 by 鈴木裕之 :海外帰国生教育研究家

聖徳学園 グローバルに考え、貢献するマインド

12月1日と3日、聖徳学園で国際貢献授業の成果報告会がありました。このプロジェクトは、今年4月からJICA(国際協力機構)の職員やボランティアの方の協力を得ながら、貧困で苦しんでいる国のために自分たちが貢献できることを考え実行していこうというものです。高校2年生全員がチームに分かれて、発表をしました。単に調べることで終わらずに、自分たちが今ここでできることを実行しようとする点が、このプロジェクトの肝になっています。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

           国際貢献プロジェクトを推進する山名先生(左)と伊藤校長先生(右)
 

聖徳×順天 グローバルリーダーは思いやりで他者の個性を生かせる人材

2015年8月21日(金)、JICA地球ひろば(市ヶ谷)で、聖徳学園と順天学園の高校生によるすてきな「日本型グローバルリーダー」シンポジウムが開催された。

日本人は欧米人に比べ消極的だからもっと積極的に主体的に話し、活動し、世界を救うリーダーシップを発揮しなくてはならないという紋切型の考えをしてオリエンタリズムに陥いりがちな世の大人を尻目に、自分たちの言葉と頭で語り合った。

自分の体験と身近な部活や行事の中での人間関係の中に、グローバルなシーンでも通用するスキルと思いやりがあるのだと。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 グローバルリーダー育成ICTプログラム

11月6日、聖徳学園の山名先生の「なぜ、勉強するのか?」プログラムの前半が行われた。本サイトですでにその模様を掲載。12月4日は、その授業の後半が行われたので、再度取材。授業の展開の仕掛けは、前半と変わらないが、CMC(Computer-Mediated Communication)とFTF(Face-to-Face)の有効な統合が行われ、そのこと自体が今後グローバル人材を育成することになることに気づいた。画期的なICT活用のプログラムだったのである。

前半と後半の間はほぼ1ヶ月あったが、その間、世間では、文科省が大学入試一体型の学習指導要領の改訂作業にはいった話題で盛り上がり、各メディアは、一斉にアクティブラーニングとは何か、有効なICT教育とは何かなどについて取り上げ、教育現場の研修にもその波は及んだ。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 成長を押し上げるICT活用

聖徳学園は、21会校として、「思考力テスト」を実施し、ジグソー法とICTを授業に取り入れ聖徳学園流儀のアクティブラーニングのプロトタイプを構築。来年以降生徒にタブレットを配布して行っていく新しい授業を開発している。

一方で「グローバル交流活動の効果を上げる学習設計の要因分析」を東北大の渡辺真一准教授などとコラボレーションして基礎研究も進めている。今回は、山名先生のジグソー法×ICT授業を見学した。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 体験と授業をつなぐイノベーション(3)

山名先生:来週いよいよ米国に3週間生徒たちと研修に行ってきます。そこでは「つながり」の体験が待っているのですが、実は事前講座として、杏林大学と「つながって」学びを行ってきました。

杏林大学の学生、アメリカ、香港からのインターン留学生のお手伝いによる、英会話講座を開催したのです。ヘルパー1人につき、聖徳学生2人という、大変豪華な講座になりましたが、海外体験への自信と勇気を少しずつ準備するのも目的です。

聖徳学園 体験と授業をつなぐイノベーション(2)

山名先生:授業の中で、「体験」を擬似的に導入するには、やはりPBLやアクティブラーニングの手法が有効です。さらに、その手法を電子黒板やiPadなどのICTを使って、webに結びつけると「体験」と同じ質感の気づきが生まれる可能性が高くなります。

聖徳学園 体験と授業をつなぐイノベーション(1)

聖徳学園は、個性と国際性をベースに創造性まで育成する先進的教育を行ってきた。閉塞状況に陥った20世紀末、子どもたちは居場所がなく、自己否定感と万能感に引き裂かれていた時代にあって、その子どもたちを導く教育に取り組んでいた。

21世紀になると、グローバリゼーションとICTが閉塞感をぶち破るかのようにみえたが、ツールとして英語を使えるかどうか、ICTでネットを自在にマネジメントできるかによってますます格差が生まれる時代を迎えた。各国は20世紀の教育スキルでは、このグローバルイシューを乗り越える教育を行えないと、21世紀型スキルを開発するグローバル教育の構築に翼を広げはじめた。

一方、日本の教育は、グローバル教育にジャンプしたくても、英語の問題があるし、情報の教育もパソコンが活用できる段階にやっと到達したレベルで、すぐには飛べない。そこで、文科省はスーパーグローバルハイスクール構想を掲げ、グローバル教育に飛べるモデル校をつくる政策を開始した。

しかし、それを待っていては、日本の教育はさらに立ち遅れることになる。そんな閉塞状況がさらに募る中、聖徳学園は新たな教育イノベーションに取り組むフェーズに進んだ。その教育イノベーションについて、聖徳学園校長伊藤正徳先生と同校スクールカウンセラーであり国際交流センター長の山名和樹先生に聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 世界と授業をつなぐ ミーティングスナップ

聖徳学園は、平成24年~25年度東京私立中学高等学校協会研究協力校として、電子黒板を活用した先進的な授業を展開。今年の高校入試では、その成果が支持されて人気沸騰。

この状況を中学入試にも反映させたいと、ICT委員会(イノベーション教育チーム)などが中心になって、「聖徳学園のユニークでグローバルスタンダード準拠」の教育の特色を、根っこのところから話し合った。

偏差値を吹き飛ばす学びのイノベーションの響きを、中学受験生の心に共鳴させようというのである。受験で悩む子どもたちの「運命を変える学び」の提案。by 本間勇人:私立学校研究家

ページ

RSS - 聖徳学園 を購読