会員校別記事一覧

八雲&エール 国際交流 クラシックとロックで(3)

いよいよコンサートが開催。YakumoとYaleの音楽交流は盛り上がった。共鳴もした。共振もした。互いに称える拍手と「イエー!!」「ヒューヒュー!!」というエールもホールに響き渡った。なぜエール大学だったのか。なぜハーバードでもコーネルでも、プリンストンでもなかったのか。

近藤校長や榑松先生は、謙遜して偶然だと語る。しかし引き合うには、響き合う共通の音楽コードが必要である。奇しくもコンサートは、その引き合う「Y&Yコード」を互いに奏でる結果となった。

八雲&エール 国際交流 クラシックとロックで(2)

八雲学園がエール大学のコーラスチーム“Whim'n Rhythm”と音楽交流をするというのは、最も新しい概念の意味での「プロジェクト学習」でもある。八雲学園の感性教育という教育の総合力がaction perspectiveのベースを育成している。従来のプロジェクト学習は、言葉をコミュニケーションのツールとして活用して終わっていた。

しかし、プロジェクトとは、未知の世界の舞台で、自ら全身全霊表現を放つことである。そこではもはや言葉はコミュニケーションのツールの段階を超えて、行動するものの見方・考え方となって表現力の本質に変容している。

今回も八雲生全員は、近藤校長から、エール大学の学生をウェルカムの精神で迎えよというテーマが与えられた。ウェルカムの精神を体現するとはいかなることか。それがエール大学のコーラスチームと共にコンサートを開催するというアクションになった。そのアクションの一コマを垣間見た。by 本間勇人:私立学校研究家

八雲&エール 国際交流 クラシックとロックで(1)

今年も、八雲学園はエール大学のコーラスチームとさらにパワフルに優雅に音楽国際交流を行っている。エール大学のコーラスチーム“Whim'n Rhythm”は、ボストンツアーや世界ツアーの演奏旅行で、世界のパースペクティブを受容し、世界精神の創出のためのボランティア活動を行っている。

この時期はチームのうちエール大学を卒業したメンバーによる2か月の卒業演奏世界ツアー。東京の八雲学園から交流は始まった。初日のスナップをご紹介しよう。by 本間勇人:私立学校研究家

(最後は、軽音楽部と交流。アカペラでジャズポップスを披露。軽音楽部のロックに、魂を揺さぶられ、音楽は世界共通言語であるとノリにのった。)

八雲学園 はやくも卒業生受験体験シェア

2008年から本格的に進路指導に力を入れて6年。いわゆるGMARCH以上の大学合格実績は300%に飛躍。世にいう受験勉強に偏らずに教育の総合力を通して進路指導を実践してきた。5日前に卒業式で巣立ったOGが26名再び八雲学園に還ってきて、高1高2に大学受験体験談を語った。はやくも進路へのモチベーションをシェア。これが教育の総合力の一端を示す証である。

具体的にどんなテキストや模試を使ったか受験ツールの話、スケジュール管理の方法、知識の覚え方と考えることのメリハリという理解の仕方、部活との両立、メンタルケアとそのための友情ロールプレイなど、在校生はその臨場感に役に立つと真剣に耳を傾け、憧れの先輩の言葉を通して、大学受験という問題解決のためにモチベーションを引き継いだ。

教育の総合力とは、問題に立ち臨んだときに、ツール、ロール、ルール、メソッド、タフネスなどの総合的なデザイン思考ができるということ。今回は、体験談のあとに卒業生が八雲学園の教育について語り合い、その総合的な思考が鍛えられた教育の質に迫ったアクティビティの紹介をしたい。by 松本実沙音:21会リサーチャー(東大文Ⅱ)

八雲学園 中2 スピーチコンテストで成長(1)

3月9日、八雲学園でスピーチコンテストが開催された。このスピーチコンテストは、中学校二年生が対象のイベントである。自分に関するテーマについて、英語の文章を考え、それを暗記し、更にそれを観客により伝わるようジェスチャーや抑揚や表情などを工夫、練習し、先生方や保護者の前で発表する、というイベントだ。
 
全員のスピーチは審査員の先生方によって評価され、終業式にて優秀者の発表が行われるとのことだ。by 松本実沙音:21会リサーチャー(東大文Ⅱ)
 
 

八雲学園 新しいステージ“Inquiring Minds”(1)

2014年中学入試の手続き終了直後、榑松史人先生(理事長・校長付 英語特別委員長)のインタビューができた。新中1生を迎える準備ができるや、新しい戦略が稼働する。八雲らしい俊敏な駆動力である。

榑松先生は、中学入試の準備に八雲の先生方が一丸となって取り組んでいる時に、新中1生を迎えるための新しい教育ステージの準備のために単身渡米した。1週間という短期間にカリフォルニア州からニューヨークまで、姉妹校ケイトスクールをはじめ、高等学校や大学でタイトなミーティングをこなしてきた。

そして幾つも手ごたえを感じ、八雲学園の教育の新しいステージを発見。全貌は試行錯誤しながら、組み立てていくということであるが、その設計図の一端を聞くことができた。   by 本間勇人:私立学校研究家

八雲学園の英語教育 ブレない人間力が育つ(1)

八雲学園では、毎年12月に「英語劇」が行われる。ところが今年は、開催2週間前に、新しい動きが生まれた。今までは、中1の英語朗読劇、中2の英語劇が中心だったが、今回は高1と高2の有志によるミュージカルさながらの英語劇「グリー」がプログラムに急きょ織り込まれた。

一般に学校の行事は、新年度の年間予定表で決まっていて、変更するときは次の年以降となる。2週間前に有志が集まって、出来上がりの予想可能性が低い行為を急きょ取り入れる冒険はしない。今年の八雲学園は、前半エール大学の学生を受け入れた。後半ダライ・ラマ法王を迎え入れた。そして年末英語劇のプログラムをブラッシュアップした。

すべて年間予定表であらかじめ想定していたものではない。21世紀は未知なる出来事に遭遇するダイナミックな時代。それに対応すべく、教師、生徒、保護者が一丸となって立ち臨む体験を共有した。榑松史人先生(理事長・校長付 英語特別委員長)に英語劇のインパクトについて聞いた。

その日は、「英語祭」が行われて1週間も経ないうちに「百人一首大会」が行われた日。高校生の英語劇のリハーサルは、その多様な行事の準備の期間に行われていた。 by 本間勇人:私立学校研究家

(左から、菅原先生、榑松先生、近藤校長先生、横山先生)

八雲学園 英語祭 英語教育の総合力

12月14日の土曜日、八雲学園で「English Fair」という、“英語の”文化祭が開かれた。体育館で中学校1、2年生の英語朗読劇及び英語劇が上演されていた一方、校舎の方ではクラスごとに模擬店や展示が開かれていた。今回私は、劇・模擬店・展示など盛りだくさんの「English Fair」を取材させて頂いた。by 松本実沙音さん(21会リサーチャー:東大文Ⅱ)

八雲学園 英語の総合力のイベント

八雲学園の英語教育も総合力を目指してることについてインタビューした折、その実践イベント「English Fun Fair」を催すことを聞いた。そこで、10年間オーストラリアの現地校に通っていた松本実沙音さん(21会リサーチャー:東大文Ⅱ)といっしょに見学。松本さんの長い外国生活の経験と堪能な英語力の目で見たレポート。

八雲学園 英語教育も総合力へ(エピローグ)

英語教育にテーマを絞った対談が終わりかけた頃、やっぱり総合力なのだというところに議論が立ち戻り、八雲学園の生徒たちの潜在力の話で盛り上がった。

(対談が終わった放課後、学内は定期テストに向けて勉強に集中していた。)

八雲学園 英語教育も総合力へ(1)

八雲学園と言えば、英語教育。メディアでも英語教育に力を入れている№1の学校として取り上げられている。

17年前、新たに中学を立ち上げたとき、現代型の英語教育に着手した。その積み上げが評価されてきた。

ところが学内では、№1に到達した時点で、次のステップに進む気運が生まれている。現代化は、常に新たなチャレンジ、冒険が生成する。次のステップの構想について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

左から菅原先生(高校部長)、榑松先生(理事)、近藤先生(理事長・校長)、田畑先生(英語科主任)、横山先生(中学部長・広報部長)

八雲学園の文化祭 1人ひとりのメッセージ

今回八雲学園の文化祭を、21会リサーチャーの松本実沙音(東大文Ⅱ)さんといっしょに見学した。本間はこの一年の取材の展望視野でざっくり見学。松本さんは、今回のテーマ「MESSAGE」という切り口で、丁寧に取材。八雲学園の在校生の「1人ひとりの想い」や「世界観」を吸い上げている。松本さんのレポートを紹介する。

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