富士見丘

富士見丘×GiFT ロールモデルカフェ(1)

富士見丘学園は、スーパーグローバル教育を推進している。スーパーグローバル教育の肝は「ネットワーク」。知識ともの、知識と知識、知識と人、人と人・・・。生徒が、多次元で多様なネットワークを、自らつなぎ、うみだし、駆使する教育はいかにして可能なのか。大島規男教頭と今回同校との協働プロジェクトとして『ロールモデルカフェ』を開催するGiFTの辰野まどかさん、鈴木大樹さん、三代祐子さんに聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

※GiFT(一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト):首都圏を中心に地球市民を育成するワークショップの開催や、大学や企業との協働プロジェクトなどを通してグローバル教育の普及を通じた地球市民の育成を目指し活動。また、グローバル教育に関するプラットフォームの役割を担い、次世代育成事業にも取り組んでいる法人。

富士見丘 LINEと静岡大学とコラボ

富士見丘学園は、21世紀型教育を実現する1つの足がかりとして、SGH構想にチャレンジしている。このチャレンジの中で、起こっている教育イノベーションは、多様であるが、1つはPBL(プロジェクト型学習)を活用したグローバル教育。

吉田晋校長は、グローバル教育というからには、教師は、生徒とともに世界に直接つながるリスクテイカーでなければならない。そしてPIL×PBLというのは、そもそもIT企業のイノベーションを生み出す時の手法として大いに発展してきたのであるから、私たちはそのようなIT企業と連携しなければならない。

富士見丘 授業がクリエイティブ(2)

富士見丘の高2の物理の授業を見学。中野先生と生徒の息と眼差しはぴったり一致していた。高校生は大学履修決定のように、92科目の科目から、選択する。自分の進路に、自ら科目選択をしてマッチングさせる。だから選択への意志もモチベーションも高い。

富士見丘 授業がクリエイティブ(1)

グローバル教育、アクティブラーニング。この言葉を聞かない日はない。それほど教育界は21世紀型教育が本格稼働し始めた。富士見丘はその先駆的存在であるがゆえに、先生方は何を今さらと冷静だ。それもそのはずである。日常の授業がすでにクリエイティブなのだ。

何も大げさな一年間かけるプロジェクト型学習やアクティブラーニングのようなイベント型学習を声高に宣伝する必要はないと。とはいえ、個人によって違うが、3年から6年もかける大型プロジェクトベースドラーニング「5×2」も20世紀末にスタートしている。

世の中相対的に変わろうとも、アインシュタインは絶対的光速を見出した。20世紀は相対的価値に目が向いていた。しかし21世紀は、富士見丘とともに光速のフォースを大切にする。フォースは、イベント型学習のみならず、ふだんの授業にも存在する。光速のクライテリアがあるからこそ相対的価値は生まれる。by 本間勇人:私立学校研究家

富士見丘 SGHへの道始まる

富士見丘の理事長・校長吉田晋先生は、新年度の教職員会議で、今年SGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエートとして、来年度のSGH指定校になるための十全の準備をしていくことを宣言。教職員一丸となってチームプレイをしていくことになった。

4月のワールドカフェ風の新しい説明会も、対話やディスカッションをベースにするスーパーグローバル教育へのデモンストレーションとして行われ、吉田校長は、SGHへの道を歩んでいくことを学外にも宣言することとなった。by  本間勇人:私立学校研究家

富士見丘 知識の体系化が自己理解へ(3)

「自主研究5×2」は自己理解の過程

――サタデープログラムのプロジェクトチームの先生方は、土曜日の講座の体験は、月曜日から金曜日の授業に活かされると話してくれました。今日も、そのような循環が起こっている話になっていますが、その根本的な理由は何ですか? 

富士見丘 知識の体系化が自己理解へ(1)

富士見丘の教育活動は、グローバル教育やサタデープログラムなど多様で特別な学びの環境が設定されている。しかし、同校の特徴的なところは、1つひとつのプログラムのクオリティのみならず、すべての教育活動が有機的に連関して相乗的な質を豊かに生み出しているところにある。授業とサタデープログラムの一つの柱「自主研究『5×2』」の相互関係について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

左から、教頭大島則男先生、中島正樹先生(社会科)、関根淳先生(社会科)

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