文杉 ダブルディプロマ・プログラム画期的(2)

§3 IBとは違うBCプログラムの特色

世界大学ランキング100位内の大学へのパスポートを取得できるという点で、IBを採用しているインターナショナルスクールとBCプログラムのオフショアスクールは同レベルである。

しかし、決定的に違うのは、IBのインターナショナルスクールは、IBディプロマのプログラム以外には実施できないが、BCスクールとしてのオフショアスクールは、たとえば、日本の場合だと学習指導要領とBCディプロマの両方を取得できる。したがって、今回、文杉はIBも検討しつつ、最終的にBCと連携して、ダブルディプロマプログラムを採用する意志決定をした。

世界大学ランキング100位以内のグローバル大学へのパスポートを取得という言い方は隠喩的な表現であるが、日本の高校を卒業しただけでは、そのようなパスポートは取得できないという意味で、違いを明快に表現できる。

日本の卒業資格は、そのパスポートの一要件に過ぎない。だからTOEFLやIELTSなどのグローバルな英語資格試験を受け各大学の要求するスコアをクリアしなければならない。また米国の場合は、SATなどの試験も受けなければならない。イギリスの大学の場合は、ファンデーションテストを受ける必要がある。そこではクリティカルシンキングテストという日本の学習指導要領にはない科目が課せらている。

ところが、BCのディプロマであるドッグウッドを取得すると、当然ハイレベル英語で学んでいるわけであるから、TOEFLなどで証明する必要がない。SATやファンデーションテストも受ける必要がない。ドッグウッド取得のテストだけでよいのである。まさに世界大学ランキング100位以内のグローバル大学へのパスポートを取得できるという言い方がぴったりなのである。

また、BCカリキュラムは米国大学と高校がダブルディグリーとして連携しているAP(アドバンスト・プレイスメント)コースを受講できる。このコースは米国のハイレベルの大学に入学したとき、単位を互換できるほどのハイレベルの授業。米国では、かつて入学は易しいが、卒業が難しいと言われてきたが、21世紀にはいってグローバルな世界では、大学卒業が遅れることはグローバル人材には有利に働かない。そこで、APコースによるダブルディグリーの開発が進んだ。

当然、文杉の生徒は、文杉はBCオフショアスクールであるから、このAPコースを受講できるのである。このことは大いに重要である。というのは、日本の卒業資格で、米国の大学に挑戦し、入学したときには、互換する単位を取得していない。ところが米国の大学はただでさえ授業前の準備の時間が膨大だし、宿題も膨大で、深夜まで学んで授業に臨む。そのときにすでに幾つかの講義がAPコースで単位を互換できていたら、準備する講義の数が少なくて済む。あるいは、さらに探求を広げることができる。

世界大学ランキング100位以内の大学にはいれるかどうかだけではなく、入学してからスタート地点で差を付けられないようにするためにも、APコースは必要で、文杉とBCの連携によるダブルディプロマ・プログラムは、日本にいながらにして、そのような条件も獲得できる。すなわち、留学をせずに日本で学んでも、世界大学ランキング100位内のグローバル大学を目指す場合、入るときも入ってからも有利なポジションを確保できるという大きな特色があるということなのである

 

 

 

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