10・25第5回21会思考力ワークショップで学力アップ

10月25日第5回21会カンファレンスでは、保護者向けの「教育セミナー」と受験生(小学校5・6年生対象)のための「思考力ワークショップ」を同時開催します。2020年大学入試改革による新しい大学入試の詳しいことは、まだまだ文科省及びその諮問機関やワーキンググループで議論されていますが、はっきりしていることは、SGU(スーパーグローバル大学)などの個別入試では、「思考力」を問う大型の問題が出題されるということ、また論文型試験になるということです。

ですから、中高のカリキュラムも「思考力」を養うカリキュラムイノベーションが行われようとしています。その最先端を走っているのが21会校です。すでに入試問題は学校の顔ですから、中学入試でも「思考力テスト」や「思考力型問題」を出題しています。2016年入試は、多くの私立学校がその方向で動いています。

(10月25日は、5つの思考力ワークショップを体験。ワークシートに考えた痕跡をどんどん書き込みましょう)

思考力といっても、実は1つではありません。数学的思考力やサイエンス思考力は、共通している考えるスキルはありますが、考えるきっかけが違います。もちろん、哲学的あるいは認知心理学的には最近文科省が唱えている「メタ認知」に統合されるのかもしれません。

しかし、それは中高6年間で育っていく最強のパワーです。小学校段階では、そのような高次なレベルの思考力も見据えながら、複眼的に考える体験が大切です。

適性検査型テストや合教科型テストが、複数の教科の視点で作成されているのもそういう理由があります。ですから、今回21会の思考力ワーッ句ショップでは、数理的な思考力と言語的な思考力、そして発想型思考力の3つの領域を体験できるように企画が立てられています。

(6月の聖学院の思考力セミナーは、数学的思考力がベースでした。セミナーごとに言語的思考力や発想型思考力など多様なのが聖学院の思考力セミナーの特徴です)

今回数理的思考力は、東京女子学園と聖学院、かえつ有明のSGT(スーパーグローバルティーチャー)がコラボしていますが、数学的思考力のセミナーでは、忍者のキャラクターがでてきます。

なぜ、忍者なのかちょっと考えると、理数的思考のきっかけが何か予想がつきますね。25日のテーマが、何であるかは当日までのお楽しみですが、なぜ忍者なのか、「ナンデダロウ」とちょっと考えてみてください。サイエンス思考力も、きっかけは似ています。「アハ体験」楽しみにしていてください。

(この夏、高橋先生は福島県の私立学校の先生方とレゴワークショップを行いました。)

レゴ思考力は、工学院と聖学院とのコラボですが、NASAやシリコンバレーのIT企業でも、企画会議などで活用されるプロラムです。まずは何気なく形にするところから始まりますが、先入観がくっきり表れます。それをチームでディスカッションしながら崩して広げて新たな発想を生み出していくわけです。受験生も、学力をアップさせるためには、やはり学び方の「先入観」が壁になっている時があります。

それぞれの生徒が持っている「先入観」。それに気づくところから、新たな学びの発想が生まれてくる可能性があります。そして、その過程はワクワクドキドキです。

iPad思考力のワークショップは、東京女子学園のSGTと桜丘のSGTマイスターの品田副校長がコラボして作成しました。テーマは、やはり当日のお楽しみですが、iPadというのは、5つの感覚をセンスデータとして活用するのに極めて便利です。本来ならば自然の中を探索しながらでなければできないことも、シミュレーションというアプローチで、創造的な思考力を重点的にトレーニングすることができます。

受験勉強も、知識と論理を積み上げるだけではなく、想像力や創造性を働かせながら逆算して推理すると、学び方の広がりがでる場合があります。論理と創造の両方があれば、受験勉強は苦しいだけでなくなります。

そして「論述記述型思考力」ですが、これは21会校の放課後などで活躍している大学在学中のチュータとかえつ有明のSGTがコラボして作成しました。読解方法と論述記述の方法をつなぐ超実践的なシンプル学びになるでしょう。

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