戸板 New Toita いよいよ発信(2)
知識を憶えるところからではなく、情報を収集分析するところから

知識を憶えるところからではなく、情報を収集分析するところから

昨年4月から、戸板は不易流行をダイナミックに転回させた。今年の新高1からスーパーイングリッシュコース、スーパーサイエンスコースを立ち上げる。そして授業は講義形式から「相互通行型」にシフト。
そのために、この1年間、正解が一つでない重要な問題を多角的にディスカッションしながら考える授業を準備してきた。そして今年の入試問題に、その授業の考え方をアドミッションポリシーとする「思考力問題」を埋め込んだ。New Toita号はついに船出したのである。by 本間勇人:私立学校研究家

左から今井誠先生(入試広報部部長)、大泉洋幸先生(英語科)、川口亮先生(理科)原田啓志先生(進路・学習指導部部長)


徹底したリフレクションシステム

2012年、工学院は125周年を迎えた。その記念事業の一環として、ノーベル化学賞を受賞した根岸英一博士の講演が行われた。博士は「競争の場を世界に求めて、学ぶための師も世界単位で探し、自立心と協調性を常に持ちながら、チャレンジしてください」と教師と生徒にエールを贈った。
この時以来、「挑戦、創造、貢献」という工学院の教育スローガンは、グローバルステージへシフトした。教師と生徒はこの世界単位へ夢を広げ協働授業を実現していく。by 本間勇人:私立学校研究家

高2で化けるリーダーシップ

聖徳学園には、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール指定校だったり、東京私立中学高等学校協会研究協力校として、「平成25年度ICT公開授業研究会」を実施してきたり、国際教育とイノベーション教育の実績がある。
多様な海外研修のプログラムも豊富であり、「個性、創造性、国際性」を育成し「聖徳太子の精神」を大切にしてきたのである。その築き上げてきた土台の上に、今回スーパーグローバルハイスクールの申請を行い、国際的な問題を解決するアクションを起こす新しいグローバルリーダー育成に挑んでいる。
今回、第16回21会定例会の会場になった折に、6時間目の授業を見学する機会を得た。ふだんの授業の中に、しっかり新しいリーダー像を描くプログラムが埋め込まれていた。by 本間勇人:私立学校研究家

ジャッジをシェアするⅡ

ジャッジをシェアするⅠ

最初に中学生のレシテーションコンテストを見学した。中1の生徒の発音の良さ、自然な抑揚、テンポがネイティブに近いのではないかと感心していると、国際部長の中原先生(数学)が、こう教えてくれた。
「ここ数年、レベルが上がってきて、ジャッジするのは相当難しくなっています。発音、そうrとlの違いも含めてですが、ともかく発音も相当トレーニングしてきます。抑揚やテンポもそうですね。だから、結局、音声やボディーランゲージでは差がつかないのです。」
するとどうするのかと尋ねると、とにかく教師側が議論して、ジャッジの視点を進化させていくしかないというのだ。つまり、レシテーションコンテストは、伝統的な行事ではあるが、評価というモノサシの精度は、生徒の努力と共に変容していくという、まさに不易流行であることがわかった。