21会校情報

八雲学園 進化する“Have fun” (1)

八雲学園について在校生にたずねると、決まって生徒は「楽しい!」と満面の笑みをたたえて答える。廊下を歩いているときにたずねても、掃除をしているときにたずねても、理科の実験をしているときにたずねても、ダンスをしているときにたずねても、チューター面談をおこなっているときにたずねても、吹奏楽を演奏しているときにたずねても、生徒会室でたずねても、メディアセンター(図書館)でたずねても、そして先生方にたずねても、「楽しい!」と答える。

後ろの方で、近藤校長が生徒と話している声がしたので振り返ると、校長は“Have fun”といって生徒を見送っている。MITメディアラボのプレイフルラーニングこそ究極の21世紀型教育であるが、その根っこはすでに八雲学園にあった。八雲学園の楽しい教育環境が、生徒の興味関心を探究心に進化させる。その姿を追った。(by 本間勇人:私立学校研究家)

戸板 進化する英語科(3) Beyond The IB

チームワークのあと、各チームのプレゼンテーションが行われた。そしてファシリテーターの黒川教頭が振り返りのコメントを語った。そのとき、IB(国際バカロレア)のディプロマのモデルと戸板の英語科のプレゼン内容を比較対照しながら展開。IBモデルはグローバルスタンダード。しかし、それをそのまま踏襲するのはなく、比較対照し、共通点と違いを共有し、独自に発展させた。ファシリテーターが整理や判断の規準として何を活用するかは、創造的コミュニケションにとって重要である。黒川先生は、IBの研究をしていたのである。

戸板 進化する英語科(2) Road of All English

ブレストで互いのストックを棚卸しができたところで、2つのチームにわかれて、英語科のリソースをまとめてみようということになった。黒川教頭はファシリテーターとして、各チームを行ったり来たりしていた。このファシリテーターの極めて重要な役割についてはあとで腑に落ちる。そして、スーパーイングリッシュコースは、オールイングリッシュであるから、先生方の議論も英語で考えながら行われるようになっていった。

戸板 進化する英語科(1) 対話型会議

平成26年度高校1年生から、戸板中学校・戸板女子高等学校(以降「戸板」)は、スーパーイングリッシュコースを新設する。一般教科も英語で授業をするというオールイングリッシュのコース。英語力認定テストもTOEFLなどグローバルスタンダードのものに挑戦していくという。

IB(国際バカロレア)と決定的に違うところは、海外大学だけではなく、国際教養系の国内の大学準備にも強いコースになるという点。破格のコースになることは間違いない。それだけに、スーパーイングリッシュコースにつながるように、中学段階での英語のシラバスやカリキュラム、授業も大きく変わる。そのビジョンを議論する英語科の会議に密着した。(by 本間勇人:私立学校研究家)

左から、大泉洋幸先生・黒川道雄先生(高校教頭)・明石道子先生・斎藤敏子先生・平林則昭先生

八雲学園in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」

八雲学園の教師の話し方は、クオリティが高い。グローバル時代に多様な市民とディスカッションしたり対話をするときに、聴き手の目を見て話すのが基本。日本ではそれができないケースが多いが、八雲学園の教師はその型が自然体だった。私自身帰国生ということもあり、外国人の対話の姿勢と日本人の対話の姿勢の違いには敏感なのかもしれないが、どこかホッとした。

文化学園大杉並in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」

文化学園大学杉並は、来年度以降の新しいグローバル教育の全貌を昨日6日の学校説明会で発表したばかり。午前中は中学受験の模擬試験があったため、午後になるにしたがって受験生と保護者の訪問数が増えた。

富士見丘in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」

富士見丘学園の教師のプレゼンは、落ち着いていて、自信が内側から伝わってくる謙虚な印象を与えるものだった。品性という表現がぴったりであるが、同時に爽やかな雰囲気もあり、質感という言葉が思い浮かんだ。

聖パウロ学園in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」

奇跡の聖パウロ学園。高尾山に連なる聖パウロの森の中に、自然と社会と精神とそしてグローバルな世界をリンクする高等学校として在る。勝ち組負け組主義・目先の利益優先功利主義の広がる時代に東京はもちろん、日本全国から生徒が集まる学び舎。人としての存在の本質を求めて受験生と保護者は訪れていた。

佼成学園女子in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」

佼成学園女子のブースにも絶え間なく受験生・保護者が訪れていた。週刊東洋経済で注目されていた同校の新しい教育。その構築リーダー江川教頭に会えると思って訪れたが、午前中は別のイベントで指揮をとり、午後になってから駆けつけるということだった。

工学院in「7・7東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」 

工学院大学附属中学校・高等学校のブースは、受験生と保護者でいっぱいになっていた。5人以上の教師が同時にすべての組に個別対応していて、機動力が発揮されていた。平方校長も自ら熱く対応していたのには驚愕。

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