21会校情報

7・7 21会6校参加 「東京西地区私立中学校・高等学校進学相談会」

2013年7月7日、国分寺の東京経済大学で、「東京西地区私立中学校・高等学校進学相談会」が開催された。私立中高83校が参加。そのうち6校は21会校。各校の独自のビジョンとグローバル時代を共に生きる教育をという21会ビジョンを重ね合わせて、生徒募集活動を展開した。開会直前、各私立学校の先生方は廊下でスタンバイ。挨拶が頻繁に交わされ、活気にあふれていた。猛暑にもかかわらず、開会10時少し前から保護者や受験生も行列をつくりはじめ、11時前には廊下は参加者で埋まった。今回の進学相談会で21会6校の受験生・保護者との対話の様子を追った。(by 本間勇人:私立学校研究家/リサーチ協力 谷内南帆 一橋大学3年)

戸板 もうひとつのPBLに挑戦

戸板の市川先生のピアインストラクションを導入した授業は、すでに紹介したが、今回はPBLを活用して授業を行うと聞き及んだので、再び見学させていただいた。

プロジェクトベース学習を、1時間の授業の中にどのように導入するのかと思っていたところ、今回はもう1つのPBL,つまりプロブレムベース学習だった。知識を講義するときと、知識をリンクするために時代を読む授業をするときと、授業のデザインをPILやPBLに自在に切り替える市川先生。なぜそんな器用なことができるのか、その理由について追求してみた。(by 本間勇人:私立学校研究家)

桜丘 臨界を突破して未来を描く教育環境(3)

21世紀型スキルの定義はいろいろあるが、概ね5Cのスキルに集約される。コミュニケーション、クリエイティビティ、クリティカルシンキング、コラボレーション、シチズンシップがそれである。桜丘の2つのノートの取り組みが、すでに4Cを養う基礎になっていることを前回まで語ってきた。今回は、桜丘のコラボレーションを支えるリーダーシップの育成が、シチズンシップにつながっていくことを紹介したい。

桜丘 臨界を突破して未来を描く教育環境(2)

桜丘の校訓は「勤労と創造」。これを現代化した表現が「翼とコンパス」。この不易流行としてバージョンアップしたビジョンをどのように実現していくのか、その桜丘の教育環境の一端について品田副校長が語った。

桜丘 臨界を突破して未来を描く教育環境(1)

6月23日(日)、桜丘中学(以降「桜丘」)は、説明会を開催。授業及びクラブの体験ワークショップも催された。とにかく桜丘の説明会は、スーパープレゼンテーションで有名だし、ベクトルも21世紀型教育をきっちりとらえられている。この新しい私立学校市場のステイクホルダーとしてイノベーターやアーリーアダプターがどのくらいいるのか、つまり支持者がどのくらいいるのか気になって訪れてみた。

すると、会場である体育館は満杯だった。21世紀型教育市場の支持者はこんなにいるのだと確信したが、それと同時に、桜丘のプレゼンを聴いて、ベクトルは同じでも、支持を得るにはそれぞれの学校の独自の創意工夫が強烈に必要であることも学んだ。その桜丘の独自の挑戦を紹介したい。(by 本間勇人:私立学校研究家)

文大杉並 「感動」を支える PBL型の学び(3)

英語科の窪田先生からは、英語コースの特色である英語劇(Drama)について話を伺った。Dramaは、ただ英語を暗記すればできるというものではない。台詞がリアリティを持つためには、役作りをする中で、その人物の考え方や、文化・時代背景について、深い理解が必要になるのだという。
 
 
 

文大杉並 「感動」を支える PBL型の学び(2)

青井教頭先生は、文大杉並の生徒の特長を一言で表現するなら「感性」という言葉に集約されると語った。それは、文化学園大学が、服装や建築や文化といった「アート」を重視していることに由来するのかもしれないが、一方で、中高で経験する豊富な海外研修プログラムとも大きく関係しているのである。

 

文大杉並 「感動」を支える PBL型の学び(1)

文化学園大学杉並中高(以降「文大杉並」、または「文杉」)の建学の精神は「感動の教育」である。生徒の心に感動があるからこそ、思いやりや尊敬も育まれ、生きることの意味も感得されるという。そのような感動を生み出す文大杉並の教育の根底には、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)型の学びが浸透している。松谷校長、青井教頭、英語科の窪田先生にお話を伺った。(by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家)

 

順天 新設「Sクラス×Eクラス」の躍動(2)

順天では、英語は系統学習というカテゴリーに配置されている。グラマー、リーディング、スピーキング、ライティングなど思い付きや創造的なイメージで学ぶ領域は少ない。ルールや知識の系統的なつながりが重要であるのは言うまでもない。しかし、だからといって、順天の英語科は、一方向的に講義形式で教え込むような20世紀型の授業は行わない。やはり双方向的に表現し合う21世紀型授業が展開されている。

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