聖パウロ×工学院 高校入試ルネサンス(1)
日本語IB、スーパーグローバルハイスクールの大きな教育改革の波が到来している。しかし一方で、高校受験市場では、中学受験市場とは違い、都立の進学重点校などに見られるように、大学合格実績が高いところに人気があるという価値が鮮明である。
また、私立学校は公立人気に押されて、魅力アップのためにさまざまな改革を行う学校が多いという幻想も広まっている。ところが、このような価値意識が、自己肯定感の低い高校生を大量に生み出している可能性を示唆するデータも研究者のリサーチによって提出されている。
解なき未来社会で自分で考え、自信をもって、ともに生きていける青年を育成するために高校入試ルネサンスを掲げる聖パウロ学園高等学校校長高橋博先生、工学院大学附属中学校・高等学校校長平方邦行先生に聞いた。 by 本間勇人:私立学校研究家