会員校別記事一覧

正智深谷高等学校 大航海時代の幕開け

2017年度、正智深谷高等学校は、来るべき大きな教育変革、そして社会から求められる学力の変化に対応するべく「正智深谷高等学校イノベーション計画(Shochi-Fukaya High shool Innovation Plan)」を掲げた。加藤慎也校長は、この計画の名称としてそれぞれの頭文字を取り「SHIP(シップ:帆船)」と名付け、この地球規模の転換の大海原に帆をいっぱいに張って、出港する決断をした。正智深谷高等学校の大航海時代の幕開けである。by 本間勇人 私立学校研究家

文化学園大学杉並 世界とつながるダブルディプロマ

文化学園大学杉並(文杉)は、2018年度から共学になることが決まり、コースも再編されます。カナダのブリティッシュコロンビア州(BC州)の統一試験資格が取得できるダブルディプロマコース(DDコース)は中学2年生からに前倒しされ、特進コースは英語4技能や大学入試「新テスト」に対応する内容に変わります。「感動の教育」のスピリットはそのままに、文杉の特長をより多様な角度から打ち出しました。今回の取材では、DDコースの深化について取り上げます。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

富士見丘 世界標準の教育(3)

高2生のサスティナビリティ演習の5日前に、高1のサスティナビリティ基礎の授業も取材していた。生徒たちは「災害と地域社会」「開発経済と人間」「環境とライフスタイル」の3講座を一通り受講する。

高2からは、テーマを選択していくが、高1では、一通り社会のサスビナリティはいかにして可能か、多角的な視点から眺めておこうという意図があるのだろう。

ここにも、間口の広い視野を生徒全員と共有しようという富士見丘の丁寧な教育観がある。

富士見丘 世界標準の教育(2)

今年7月に、シンガポールの国際研究発表会に参加するのは、高3生チームであるが、このチームだけが、特別な問題意識をもって、創造的な問題解決を行えるのではない。

富士見丘生全員に、「サステイナビリティの視点に立った社会課題への高い問題意識を持ち、他者と協働して問題を発見し、解決に導く思考力と行動力を身につけ、海外の人と英語で意見交換できるコミュニケーション力を鍛えていく」教育環境があるというところが、実にダイナミックでなのある。

しつこいようだが、機会を与えるけれど、それを活用できるのは、選抜された一握りの生徒で、ゲットできるかどうかは自己責任だという競争優位の教育ではない。全員が学べる環境を設定して、全員が高みにジャンプできる可能性や希望がある学校が富士見丘だ。

(高2のシンガポールフィールドワークの準備をするサスティナビリティ演習)

富士見丘 世界標準の教育(1)

SGH認定校として3年目を迎える富士見丘。そして、SGH1期生ともいうべき現高3生は、早くも数々の成果をあげている。

たとえば、今年、3月19日(日)に関西学院大学で開催された全国スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会(SGH甲子園2017)において、現高3生のチーム(当時高校2年)がプレゼンテーション部門(英語発表の部)で優秀賞を受賞した。

同時に、優秀賞3校の中から1校が選出される審査員特別賞も受賞し、7月に開催される国際的な研究発表会「Global Link Singapore 2017」に最優秀校とともに招待されることとなったのである。by 本間勇人 私立学校研究家

香里ヌヴェール学院 教員研修「主体的・対話的で深い学び」をシェア

今春から、共学化、校名変更、21世紀型教育改革を実行に移した香里ヌヴェール学院。国際バカロレア(IB)及びIBの私立学校バージョンのラウンド・スクエア同様、教師も生徒も共に探究者である。定期的に教員が一丸となって研修を行っている。

PBL(プロジェクト型学習)という探究型授業を基礎に教育活動や授業が展開している。多様な学習スタイル、思考のスキルももちろん大切であるが、それは問いの世界にどれほどかかわるかその重要性が大切である。by 本間勇人 私立学校研究家

聖学院のSGTは知のアーティスト。

聖学院は、21教育企画部(部長は児浦先生)を中心に、21世紀型教育を推進している。特にPBL(プロジェクト学習)の授業への応用を進める教師(SGT:スーパーグローバルティーチャー)は、どんどん増えている。

聖学院のSGTは、メディアでも頻繁に取り上げられる「思考力入試」を開発しているが、そこにはふだんのPBL型授業のエッセンスがあり、言うまでもなく、そのエッセンスを普段の授業に活かしている。今回は、普段のPBL型授業のブラッシュアップの研修の取材者及びアドバイザーとして参加した。by 本間勇人 私立学校研究家

(聖学院のSGTは、高校の体育祭終了後、疲れているにもかかわらず、自主的に研修を行うほどパワフル。)

八雲学園 イエール大学と感動のリベラルアーツ連携<了>

声楽部から始まった音楽による<empathy>は、glee部、軽音楽部、吹奏楽部へと進むにつれて、拡大しダイナミックに展開していった。八雲学園の豊かな音楽活動に改めて感動したが、イエール大学のWhimメンバーのジャンルを超えた音楽性に、あらゆることに好奇心を抱き、領域横断的に<empathy>を響かせる何か強靭な精神性を感じないわけにはいかなかった。

(軽音楽部とロックンロールで弾けた。)

八雲学園 イエール大学と感動のリベラルアーツ連携①

今年もイエール大学の女性コーラスチーム“Whim’s Rhythm(通称Whim)”が八雲学園を訪れた。もう5年目だ。Whimは、プロのチームではない。イエール大学の在学生で女性のみで構成されるチーム。
 
しかし、プロ顔負けのコーラスチームで、選抜された優れた人材が集まっている。優れているというのは、音楽の才能があるのは大前提で、それだけではなく、スポーツや学問、芸術など多様な潜在的才能の花を開かせる自分に挑戦し続けるマインドセットがなされているということを意味する。
 
つまり、豊かなリベラルアーツをイエール大学で学び優れた成績を収めているのだ。by 本間勇人 私立学校研究家
 
 

八雲学園 八雲式PBLの奥義

来春、八雲学園は、共学校化する。どんな学校に変わるのか?5月20日「第1回ミニ説明会と体験教室」は満席となった。説明会では、八雲学園が積み上げてきた教育の総合力と先鋭的なグローバル教育を、女子だけではなく、未来を拓く子どもたちすべてに機会をつくる時代がやってきたがゆえに、共学校化を決断したのだということについて語られた。

理科の体験教室では、未来を拓くアカデミックなサバイバルスキルについて学んだ。アカデミックなサバイバルスキルとはCT(Critical & Creative Thinking)スキルである。by 本間勇人 私立学校研究家

順天「探究型サイエンス×グローバル」の風格

順天で高2生のサイエンスクラスのポスターセッションが行われるというので取材に行ってきました。順天は、スーパーグローバルハイスクール(SGH)としての研究活動や、イングリッシュクラス(Eクラス)での4技能重視の英語授業など、グローバル教育の面がよく話題になりますが、もともと和算の大家としてその名を馳せている福田理軒によって創立された順天堂塾にそのルーツがあります。理軒と言えば、黒船来航時にその大きさを測量する技術を紹介したり、西洋の筆算を日本に広めるなど、江戸時代から数学の理論を実践に応用していた人物ですが、この理軒の進取の精神に則った探究型理数教育のミームが順天には確実に受け継がれています。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

三田国際 未来を拓く「基礎ゼミナール」

三田国際学園中学校・高等学校(以降「三田国際」)の本科では、中2から週2時間「基礎ゼミナール」を実施している。「経営」「理論物理」「アプリ制作」「遺伝子工学」「細菌学」「言語記号論」というような学問的な背景が横たわっている探究テーマをPBLスタイルで研究していく。

今回、田中潤教頭の「経営」をテーマにした基礎ゼミナールの様子を拝見した。by 本間勇人 私立学校研究家

(文化祭という擬似市場で商品を販売する株式会社を創業する起業家プログラム。中3に社長・副社長がいて、中2・中3と協働して株式会社を運営していく。田中先生はコンサルタントさながら。)

工学院 さらなる挑戦

工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)は、21世紀型教育を完成するべくさらなる挑戦に取り組んでいる。それは、2020年大学入試改革で予想される大学入試問題の研究を通して、そこから越境する知の領域に拡大する授業のGrowth Mindsetに取り組むという教育活動。

21世紀型教育というと、巷では、多様な経験を積み上げ、創造的な活動をすることが第一の目的で、大学合格実績は二の次であるという間違ったイメージがある。それは全く違う。そのような考え方は学校や教師の立場の話であって、先鋭的な21世紀型教育はあくまで生徒の未来の生き方の可能性をいまここで共に考え、関門を乗り越えていくというところにある。その生きていく道に大学進学があれば、当然そこを突破する。

ただし、そのとき、21世紀型教育は21世紀型教育、大学進学指導は大学進学指導と二項対立にはもっていかない。両方を融合するというのではなく、両者は1つのシステムに収まるのである。by 本間勇人 私立学校研究家

静岡聖光学院 新草創期の息吹

風かおる東の道のたたなわる小高き丘になつかしく学び舎は立つ。静岡聖光学院は、南に太平洋を望み、北に富士山を仰ぐ、澄み切った空気に包まれる丘の上にある学校。雨が降り、霧が立ち込めれば、天空の城ラピュタさながらだとも言われている。
 
来年2018年、静岡聖光学院は、中学校設置認可されてから50年が過ぎようとしている。学内では、周年事業の一環として、ハードパワーではなく、教育のソフトパワーのさらなる進化/深化を追究することに決めた。by 本間勇人 私立学校研究家
 
 
(左から、星野明宏副校長、岡村壽夫校長、田代正樹副教頭)

聖学院 知のデザイン広がる <難関思考力>

聖学院のSGT Super Global Teacher)児浦良裕先生と対話した。児浦先生は、数学教師であると同時に、聖学院の21教育企画部部長。知のコンセプチャルデザイナーである。それゆえ、聖学院の生徒一人ひとりの創造的才能を引き出し、実現していくGRIT(気概)を鍛えるクリエイティブコーチングプログラムを、中高一貫という6年間に張り巡らそうとしている。

それがいかなるものなのか、その全貌のデッサンは今年の秋ぐらいに表現できる予定であるというから楽しみである。それにしても、児浦先生自身、数学的思考をアンチ専門分野主義的に拡張できるSTEAM思考の持ち主であるがゆえに、対話していく過程で、いろいろな発想が湧いてきた。今回は聖学院の知のデザインの素描の素描をご紹介したい。by 本間勇人 私立学校研究家

(2017年2月19日、本機構主催「第1回新中学入試セミナー」でも児浦先生は登壇)

アサンプション国際 校長哲学教室 さらに進化/深化

今年4月からアサンプション国際は、共学化、校名変更、21世紀型教育改革という大転換を果たした。すでにご紹介したイマージョン教育やPBLの授業も、速くも広がり深くなり始めている。
 
そんな中、同校の改革のエッセンスすべてが凝縮しているのが、江川校長哲学教室である。by 本間勇人 私立学校研究家
 
 

三田国際 最強のPBL

三田国際学園は、校名変更し、共学校化し、先鋭的21世紀型教育を断行して4年目がスタートした。3年間で中高の定員1200名をパーフェクトに満たす奇跡を起こしたが、その背景には、最強のPBL(Problem based Learning)型授業を教師全員で共有し、日々研鑽を積んでいく研修システムが構築されているからである。

そして、そのエグゼグティブリーダーは、間違いなく田中教頭である。田中先生の授業プログラムは、ちょっとやそっとでは真似できない優れた仕掛けが緻密に設計されている。おそらくただ見学していても、驚嘆、感動、感銘をうけるているうちに、肝心のデザインされた仕掛けを見抜くことを忘れてしまう。それほど、見る者を夢中にさせる魅力的授業である。by 本間 勇人

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