21会校情報

桜丘 タブレット導入授業の準備着々(2)

2018年以降の大学入試改革が話題になっている。いかに「思考力」と「英語」と「ICT」の世界標準レベルを目指すべきか、政財官学はアテンションをあげている。しかし、これは世界的なグローバル教育の動きに影響を受けているのであって、政財官学の動きは、まだビジネスチャンスに直結する狭い部分に限定されているという認識が明らかになってきている。ビジネスチャンスも含みつつ、力点は新しい時代の「生き方」に焦点をあてた桜丘のICTイノベーションは、当然英語の授業の方法論にも大きな影響を与えている。

桜丘 タブレット導入授業の準備着々(1)

桜丘の副校長品田先生のインタビューの中(『「桜丘ラーニングコモンズ」が21会型学びを見える化する』参照)で、教師がiPadを活用する授業にチャレンジし、その試行錯誤を互いに交換しあうミーティングを行っていると聞いた。ということは、多くの先生方がタブレット導入授業を試みているということであるから、同校で夕刻21会の定例会がある日、少し早めに訪問し、5、6時間目の授業を見学させていただいた。その浸透力に驚いた。by 本間勇人:私立学校研究家

(短焦点プロジェクターとiPadがさり気なく使われている。コンパクトなセッティング)

佼成学園女子 グローバル教育を支える交流(2)

「英語の佼成」と言われるだけあり、留学プログラムと英語教育については、説明会でも注目が集まる部分。説明会後のキャンパスツアーではネイティブ教員も引率役となって施設を案内するなど、佼成女子ならではの雰囲気づくりが工夫されていた。説明はもちろん英語である。

佼成学園女子 グローバル教育を支える交流(1)

佼成学園女子の校訓は「人と交わり人に学ぶ」である。そのために行事を重視し、その振り返りからさらなる成長を目指すという教育のベースがある。11月17日に行われた中学校説明会、さらにインタビュー取材を通して見えてきた佼成学園女子のグローバル教育の質をレポートする。by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

 
 

聖学院 「思考力セミナー」進化する

先月、『聖学院 「思考力セミナー」高次思考力を育てる』を書いたばかりだが、生徒の発達と同じように、学内で自主研修を行いビジョンを共有し、「思考力テスト」のチームワークが強化された結果、その対話が早くもケミストリーを生んだ。

11月9日に行われた「第4回思考力セミナー」は、クリッカーを活用し、生徒が自分の意識を数学的考え方に結びつける「開示悟入」のプログラムとなった。by 本間勇人:私立学校研究家

(「思考力セミナー」の対象は中学受験生。聖学院の教科学習の土台になっている「ものの見方・考え方」を共有している。聖学院の授業は、国語を考える、数学を考える、理科を考える・・・だけではなく、国語で考える、数学で考える、理科で考える・・・という構造になっている。つまり、考えるコトを考えるという高次思考を大切にしている。イギリスやアメリカ、シンガポールなど各国の世界標準の学びは、このレベルまで到達しているので、21世紀型教育を実践している聖学院も同じ地平に立っている。)

戸板 21世紀型授業のプロットタイプの完成

今年4月から、戸板の教育の進化は驀進の軌跡を描いている。スーパーサイエンスコースとスーパーイングリッシュコースの準備とそこからバックキャスティング手法で、中学から高校までのシラバスイノベーション、そしてそれに伴う授業イノベーションと加速しているのである。

グローバル教育のビジョンにむかって、あらゆる教育活動が有機的につながりはじめているため、その進化の密度とスピードは尋常ではない。授業イノベーションのプロットタイプをつくっている市川先生(日本史・生活指導部長)のさらなる授業の進化/深化/真価を取材した。 by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳学園 21世紀型教育への挑戦(1)

聖徳学園は、15年以上前から知能開発プログラムをベースに、生徒の個性・創造性・国際性を伸ばすプログラムデザインを積み上げてきた。高度な英語教育及び海外研修、教養講座もその一環。

そして、昨年就任された伊藤校長を中心に、さらにそのバージョンアップに取り組んでいる。伊藤正徳校長、藤尾直樹副校長・庄子眞也教頭に聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

左から、藤尾副校長、伊藤校長、庄子教頭

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