21会校情報

戸板 大学入試直結の中3経済の授業(1)

戸板の広報部長今井先生は、自らも政治経済の授業を担当している。New Toitaの発信の要諦は、スーパーサイエンスコースとスーパーイングリッシュコースであるが、重要なことは、そのコースのカリキュラムが成立するための「中高6年間の授業の質」。質は、1時間の中で、どれだけ知識が結び付けられ体系が広がるか、その密度で測定される。

そして、知識と知識が結びつくには、一方通行の講義ではなく、相互通行の対話がカギである。そう今井先生は常に説いている。しかし、大事なことはその理念をどこまで実現できるかどうかである。学校の顔として「相互通行型授業」を説く以上、自らその実践者でなければならない。その覚悟の授業を取材した。 

                                                by 本間勇人:私立学校研究家

佼成学園女子 新しいキャリア教育(2)

佼成学園女子に入学したから今の私が有る

「成人を祝う会」に、学芸大学2年在学中の宮本真奈さんが参加していた。特進留学コースで学び、ニュージーランド留学も体験した。そして高3の時に英検1級に合格し、将来英語の教員を目指している。

教育実習も母校にお世話になる予定だという。英語の佼成学園女子の代表的なロールモデルであると、自身も江川教頭も思っており、卒業してもこうして佼成学園女子の仲間として活躍したいという。

佼成学園女子 新しいキャリア教育(1)

2014年1月13日(月)、成人の日。この日、佼成学園女子では、平成23年度卒表生のために「成人を祝う会」を催した。思春期教育である中高のキャリア教育、就活のためのキャリアガイダンスは、現代社会でいつも話題になるが、成人を迎える期間のキャリア教育は見過ごされがち。

特に今の大学生は「さとり世代」と揶揄されるばかりで、中高と社会人のギャップをブリッジするプログラムは積極的につくられていない。そのミッシングリンクをつなぐ新しいキャリア教育の先進校が佼成学園女子である。「成人を祝う会」の第一部を取材した。(by 本間勇人:私立学校研究家)

八雲学園の英語教育 ブレない人間力が育つ(1)

八雲学園では、毎年12月に「英語劇」が行われる。ところが今年は、開催2週間前に、新しい動きが生まれた。今までは、中1の英語朗読劇、中2の英語劇が中心だったが、今回は高1と高2の有志によるミュージカルさながらの英語劇「グリー」がプログラムに急きょ織り込まれた。

一般に学校の行事は、新年度の年間予定表で決まっていて、変更するときは次の年以降となる。2週間前に有志が集まって、出来上がりの予想可能性が低い行為を急きょ取り入れる冒険はしない。今年の八雲学園は、前半エール大学の学生を受け入れた。後半ダライ・ラマ法王を迎え入れた。そして年末英語劇のプログラムをブラッシュアップした。

すべて年間予定表であらかじめ想定していたものではない。21世紀は未知なる出来事に遭遇するダイナミックな時代。それに対応すべく、教師、生徒、保護者が一丸となって立ち臨む体験を共有した。榑松史人先生(理事長・校長付 英語特別委員長)に英語劇のインパクトについて聞いた。

その日は、「英語祭」が行われて1週間も経ないうちに「百人一首大会」が行われた日。高校生の英語劇のリハーサルは、その多様な行事の準備の期間に行われていた。 by 本間勇人:私立学校研究家

(左から、菅原先生、榑松先生、近藤校長先生、横山先生)

八雲学園 英語祭 英語教育の総合力

12月14日の土曜日、八雲学園で「English Fair」という、“英語の”文化祭が開かれた。体育館で中学校1、2年生の英語朗読劇及び英語劇が上演されていた一方、校舎の方ではクラスごとに模擬店や展示が開かれていた。今回私は、劇・模擬店・展示など盛りだくさんの「English Fair」を取材させて頂いた。by 松本実沙音さん(21会リサーチャー:東大文Ⅱ)

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