八雲学園 英語教育も総合力へ(3)
八雲の現代型の英語教育の次のステップ
八雲の現代型の英語教育の次のステップ
現代型の英語教育が進化するということ
八雲学園と言えば、英語教育。メディアでも英語教育に力を入れている№1の学校として取り上げられている。
17年前、新たに中学を立ち上げたとき、現代型の英語教育に着手した。その積み上げが評価されてきた。
ところが学内では、№1に到達した時点で、次のステップに進む気運が生まれている。現代化は、常に新たなチャレンジ、冒険が生成する。次のステップの構想について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家
左から菅原先生(高校部長)、榑松先生(理事)、近藤先生(理事長・校長)、田畑先生(英語科主任)、横山先生(中学部長・広報部長)
実際の入試問題に3つの求める能力が埋め込まれている。
「新傾向問題」は、与えられたデータに自分の持っている知識・体験を結びつけ新しい考え方を生み出す思考の過程を大切にしている。
センター試験が廃止されるかもしれない。知識偏重1点刻みからの脱却が大きな理由。大学入試の改革がいよいよ実現するか。そんな話題が、今日、グローバル人材育成の教育政策と並行して喧しい。
しかし、もう10年以上も前に、富士見丘は、知識偏重・偏差値重視入試とは違う入試改革を果たしていた。そして、生徒の学力を飛躍的に伸ばし、才能を開花してきた。教務部長板垣先生、教頭大島先生に聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家
(左から、教務部長板垣先生、教頭大島先生)
21世紀型教育を通常授業で実現するには?
自己肯定感は学ぼうとする力を生み出す授業で
日本語IB、スーパーグローバルハイスクールの大きな教育改革の波が到来している。しかし一方で、高校受験市場では、中学受験市場とは違い、都立の進学重点校などに見られるように、大学合格実績が高いところに人気があるという価値が鮮明である。
また、私立学校は公立人気に押されて、魅力アップのためにさまざまな改革を行う学校が多いという幻想も広まっている。ところが、このような価値意識が、自己肯定感の低い高校生を大量に生み出している可能性を示唆するデータも研究者のリサーチによって提出されている。
解なき未来社会で自分で考え、自信をもって、ともに生きていける青年を育成するために高校入試ルネサンスを掲げる聖パウロ学園高等学校校長高橋博先生、工学院大学附属中学校・高等学校校長平方邦行先生に聞いた。 by 本間勇人:私立学校研究家
トータルなことば力を育成する多彩な教師の顔