21会校情報

聖学院 本物教育で人気(1)

今年の中学入試は、始まる前から聖学院に人気が集まった。大学進学実績の飛躍!というのが、受験業界の見解であり、それは間違いないだろうが、実際に説明会に参加した保護者は、目からウロコと感じた。

大切なことは、生徒の才能を開き、モチベーションをあげる大胆かつ繊細な豊かな教育であるということに共感したからである。昨年末の説明会、突如清水副校長と受験生の握手会が始まった。 

            by 本間勇人:私立学校研究家

左から戸邉校長、清水副校長

工学院 1人ひとりの物語(旅立ち)

自らをREASONとする対話の自由

一般に高校生対象の講演や研修は、葛藤を演出し最後は希望の光を共有してハッピーエンドで終わるのが常套である。しかし、橋本紡さんは、図書委員にそういう態度では臨まなかった。だからといって決して厳しい態度でなどということもなかった。

工学院 1人ひとりの物語(3)

世界を救う拠点を求めて ラノベから純文学に 東京からクアラルンプールに

橋本紡ぐさんは、読者の反応によっても、小説家になった幸せを実感したという。月に300通以上のファンレターから、自分の言葉が多くの人の人生のヒントになっていることが伝わってきた。サイン会の時に、自分の本を媒介にして語り合っているうちにカップルになった話を聞いて、読者に愛されていることも実感できた。

工学院 1人ひとりの物語(2)

大学入学即退学即自由 

橋本紡さんの語りは、静かに、そしていきなり運命を感じる話から始まった。大学受験をめぐる家族との関係の話。三重の実家の父親や祖父の家族としての絆、自分の人生を先回りされる優しさと同時に制約をいかに断ち切るのか。

工学院 1人ひとりの物語(1)

工学院大学附属中学校・高等学校の図書委員は、小説家橋本紡さんと語り合った。図書委員の心の底からの想いに司書教諭の有山先生が心動かされ、橋本さんを招いた。生徒の想いに動かされた橋本さんは、語りの中で生徒の心を動かしていく。心が動く、互いの語り合いの「はじまり」のシーンに立ち会えた。by 本間勇人:私立学校研究家

文化学園大学杉並が日本の教育を変える(3)

生徒主導型学習の授業 試行錯誤進む

小島先生:グローバルコースや2015年から実施するインターナショナルコースの授業は、生徒主導型学習になります。しかし、これはすべてのクラスで、つまり学内全体で行っていくのが目標です。ですから、今から私たちは準備をしています。先ほど青井教頭から、最近接発達領域あるいはScaffolding(足場)をつくる学びの理論について説明がありましたが、私たちは、同時にそれを授業で試行錯誤しています。実際に今から授業を見に行きましょう。

文化学園大学杉並が日本の教育を変える(2)

グローバルコースの3つの基礎

小島先生:2015年から、高校は新コース「インターナショナルコース」をスタートさせます。今年4月に開始するグローバルコースはその予備部門の役割を果たします。もちろん、インターナショナルコースは、英語以外の教科も英語で行うことを予定していますから、グローバルコースのメンバーが全員インタナショナルコースに進むわけではありません。

文化学園大学杉並が日本の教育を変える(1)

文化学園大学杉並中学・高等学校は、今年4月から大胆にもグローバルコースを新たに設置する。たんに英語教育を強化するということではない。すべての教科、教育活動が、世界各国が推進している21世紀型スキルを駆使したグローバル教育に転換するということである。教師の教授主導型から生徒の学び中心型に変わる。

ここにきて、やっと文科省も、グローバル人材育成のためにスーパーグローバルハイスクール(SGH)構想を実施する段になったが、このSGH構想のベースになっているのも、21世紀型スキルを活用するグローバル教育。だが、しかし、今月にわかに500校を招いて、はやくも2月14日にその構想案を提出せよと。その中から50校ほど選抜するという。準備不足であることは、火を見るよりも明らか。

ところが文化学園大学杉並は、10年以上もかけてパラダイム転換の準備をしてきた。不思議なことにSGHのマニュアルには、教師の変容を審査の評価基準に入れている。2013年まで、一斉授業をよしとし、生徒中心主義を頑なに拒んできた日本の教育現場。それを年が明けた瞬間に変容せよとは、リアリティを感じることができない。

そんな日本の教育を、文化学園大学杉並は変えるロードマップをデザインした。同校が変える日本の教育について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

チーム文杉:左から小島浩司先生(入試広報部長)、相澤まきよ先生(理事・事務局長)、松谷茂先生(校長)、青井静男先生(教頭)

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