【教育研究センター】10月27日 SGT教育研究プロジェクト、オンラインで実施

10月27日(木)の18:00、学校での勤務を終えた若手SGT(スーパーグローバルティーチャー)がオンライン上に集まりました。

今年の夏から21CEO教育研究センターが継続的に行っている教育研究プロジェクトの今後の方向性を確認するための打ち合わせです。同じ学校の教員同士でもなかなか時間が合わないというのに、学校組織を超えた「場」に十数名の教員が一堂に会するというのは凄いことだと改めて感じます。PBLであれ、探究型授業であれ、従来型の一斉講義型授業では到達できない、生徒との新たな関係性を模索するプロジェクト。それは仲間と志を共有しながら世界を広げていく旅のような、そんなイメージが私の頭に去来します。

教育研究センターの常任メンバーは若手SGTのリーダーシップに委ねながら、その活動の妨げになるようなことが起こらないよう、行き先を見晴るかす案内役です。

SGT教育研究プロジェクトをオンラインで開催

9月29日(金)に、教育研究センターによるSGT教育プロジェクトがオンラインで開催されました。

まず、教育研究センター主席研究員の児浦先生から冒頭の10分ほどでミッション説明が行われました。忙しい先生方が一堂に会する時間を最短に抑えるために、すでにCanvasを通して基本的な情報共有がなされているのです。

その後は、2チームに分かれて研究プロジェクトのゴール設定についてディスカッションしました。このチームごとのブレイクアウトセッションは、主席研究員も主任研究員も基本的に介入せず、自分達はサポートに回ります。

PBLや探究型授業についての様々なアイディア、そして生徒たちに到達してほしいゴール設定などが、教科の枠も学校の枠も超えて話し合われます。いかに楽しく充実したディスカッションであったかはブレイクアウトから戻ってきた先生方の表情からよく分かります。

この後、10月末などの中間ミーティングなどを経て、21CEOの定例会などで成果発表となる予定です。

SGT教育研究会をオンラインで開催

8月28日(日)の朝10時より、教育研究センターによるSGT教育研究会がオンラインで開催されました。今回は「未来の授業デザイン」を考えるワークが中心で、8月11日~12日にクルックフィールズで実施された教育研究SGTプロジェクトの振り返りをしながら、21CEOの学校の若手の先生が新たな授業デザインについて構想するというものです。

前半の全体会では工学院の田中歩先生と和洋九段の新井誠司先生がクルックフィールズでの振り返りを行い、体験で得られたことを、参加できなかった先生とも共有しました。後半は、未来の授業デザインについて、若手11名の先生が2つのブレイクアウトルームに分かれてディスカッションしました。

SGT教育研究プロジェクト〜循環型社会を目指すワークショップ

(写真提供は児浦良裕先生)

8月11日と12日の2日間、教育研究センターのSGT教育研究プロジェクトのワークショップが千葉県木更津市のクルックフィールズで行われました。

SGT教育研究プロジェクトは、聖学院の児浦良裕先生や工学院の田中歩先生が主席研究員として活動してきたSGT教育研究会から新たに創設されたプロジェクトです。

このプロジェクトではフィールドワークをその根幹に位置付けています。そうすることで、より地球環境の問題をリアルに捉えることができることがひとつ。また、対面だからこそ発揮される全体的で統合的なコミュニケーションが「フィールド=場」のパワーを高めてくれることも狙いに入っていたのでしょう。

(写真提供は児浦良裕先生)

和洋九段女子にて第1回定例会を開催しました(3)

定例会は、各校が近況報告をするとともに、新年度の抱負を述べる場です。この記事では各校報告(前半)をお知らせします。

工学院大学附属中学校・高等学校

工学院の田中歩先生からは、ケンブリッジインターの認定を受け、A-レベルやGCSEといった、イギリスと同等の教育を受けられる教育環境を整えてきたことが報告されました。コロナ禍にもかかわらず海外大学合格者数は19名になり、ラウンドスクエアの活動も再開し、国内国外を問わず生徒が課外で学習する機会を増やしていくというビジョンが示されました。

21世紀型教育機構 2021年度 第2回定例会ー【SGTアワード授与】

2022年2月20日(日)に21世紀型教育機構(21CEO)「2021年度第2回定例会」がオンラインで開催されました。21CEO前身の「21会」発足から10年。その節目にふさわしい画期的な定例会になりました。21CEO公認のSGT(スーパーグローバルティーチャーズ)が選出され、21CEOの牽引力に若い先生方が加わったのです。

 

「21会」が発足した2011年は、東日本大震災によって、日本中で価値観が揺さぶられた時期でした。中学入試の世界もまた、「少しでも大学入試に有利な学校へ」という意識から「豊かな人生を歩むための学び」という新しい基準にシフトが起こった年でした。

静岡聖光学院 Aレベル・GCSE発進、「世界」がスタンダードに

静岡聖光学院は、21世紀型教育を掲げて以来、STEAMやPBL授業を全面的に推進し、あっという間に21世紀型教育のトップランナーとして認められるまでになりました。さらに、英国イートン校やハロウ校などの名門パブリックスクールとの交流をきっかけとして、静岡県や首都圏といった枠組みを飛び越えた、世界にダイレクトにつながる学校へとその在り方を変貌させました。もともとカトリックという、世界と価値観を共にする基盤があったわけですから、むしろ時代の変化とともに私たちのメガネが静岡聖光本来の姿をようやく捉えられるように進化したと言った方が良いのかもしれません。by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家
 
 

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