SGT教育研究プロジェクト〜循環型社会を目指すワークショップ

(写真提供は児浦良裕先生)

8月11日と12日の2日間、教育研究センターのSGT教育研究プロジェクトのワークショップが千葉県木更津市のクルックフィールズで行われました。

SGT教育研究プロジェクトは、聖学院の児浦良裕先生や工学院の田中歩先生が主席研究員として活動してきたSGT教育研究会から新たに創設されたプロジェクトです。

このプロジェクトではフィールドワークをその根幹に位置付けています。そうすることで、より地球環境の問題をリアルに捉えることができることがひとつ。また、対面だからこそ発揮される全体的で統合的なコミュニケーションが「フィールド=場」のパワーを高めてくれることも狙いに入っていたのでしょう。

(写真提供は児浦良裕先生)

和洋九段女子にて第1回定例会を開催しました(3)

定例会は、各校が近況報告をするとともに、新年度の抱負を述べる場です。この記事では各校報告(前半)をお知らせします。

工学院大学附属中学校・高等学校

工学院の田中歩先生からは、ケンブリッジインターの認定を受け、A-レベルやGCSEといった、イギリスと同等の教育を受けられる教育環境を整えてきたことが報告されました。コロナ禍にもかかわらず海外大学合格者数は19名になり、ラウンドスクエアの活動も再開し、国内国外を問わず生徒が課外で学習する機会を増やしていくというビジョンが示されました。

21世紀型教育機構 2021年度 第2回定例会ー【SGTアワード授与】

2022年2月20日(日)に21世紀型教育機構(21CEO)「2021年度第2回定例会」がオンラインで開催されました。21CEO前身の「21会」発足から10年。その節目にふさわしい画期的な定例会になりました。21CEO公認のSGT(スーパーグローバルティーチャーズ)が選出され、21CEOの牽引力に若い先生方が加わったのです。

 

「21会」が発足した2011年は、東日本大震災によって、日本中で価値観が揺さぶられた時期でした。中学入試の世界もまた、「少しでも大学入試に有利な学校へ」という意識から「豊かな人生を歩むための学び」という新しい基準にシフトが起こった年でした。

静岡聖光学院 Aレベル・GCSE発進、「世界」がスタンダードに

静岡聖光学院は、21世紀型教育を掲げて以来、STEAMやPBL授業を全面的に推進し、あっという間に21世紀型教育のトップランナーとして認められるまでになりました。さらに、英国イートン校やハロウ校などの名門パブリックスクールとの交流をきっかけとして、静岡県や首都圏といった枠組みを飛び越えた、世界にダイレクトにつながる学校へとその在り方を変貌させました。もともとカトリックという、世界と価値観を共にする基盤があったわけですから、むしろ時代の変化とともに私たちのメガネが静岡聖光本来の姿をようやく捉えられるように進化したと言った方が良いのかもしれません。by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家
 
 

21CEO教育研究センター×工学院 「SGTの授業デザインツール」

10月31日(日)工学院の田中歩先生が総合司会を、そして工学院の若きSGTがファシリテーターとなり、授業デザインのツールをテーマに、オンラインでディスカッションが行われました。

これまで4回に渡って実施されたSGTをフィーチャーするイベントの締めくくりです。21CEO加盟校の先生方も文化祭準備などで忙しい中であるにも関わらず、数多く参加してくださいました。

 

イベントの冒頭、平方邦行先生(21CEO会長)は、若きSGTに力強いエールを送りました。日本私学教育研究所所長として全国の私立学校の校長あるいは教員との研修を実施する毎日から、日本の教育への不安や苛立ちを感じることもあるそうですが、それを払拭できるのは21世紀型教育を実践できる若い世代であるという期待と確信に満ちたものでした。

 

10月31日(日)次世代SGTオンラインセミナー「授業デザインツール」

10月31日(日)に次世代SGTによるオンラインセミナー第4回を実施します。今回は工学院の田中歩先生が全体の進行と、21CEO加盟校の若手SGTによるディスカッションをコーディネートします。

「授業デザイン」とは、授業進行表のことではありません。また、授業をデザインする「ツール」は教具やICTといった「モノ」にとどまりません。デザインに設計の思想が必要であるように、授業デザインの根本には、学校や教員の理念が反映されます。つまり生徒の学びをどのようにとらえるかという思想こそが重要になるのです。そのためのツールとして「思考を見える化する」仕掛けは授業に欠かせません。

9月26日(日)次世代SGT オンライン セミナー 「生徒の成長と評価」

SGT(スーパーグローバルティーチャー)による今年度3回目のセミナーとなります。生徒の成長を語るとき、どのような能力を何で測るかという学力観や評価の問題は避けて通ることができません。学習のゴールやスタイルに応じた、生徒の成長につながる評価や仕掛けを共有します。今回のイベントは、聖学院の先生方に授業実践発表をしていただき、そこから発展したディスカッションを加盟校のSGTと行います。

 

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