富士見丘 日本の教育を変える知の沸騰(3)
「グローバル講座」はTOK(Theory of Knowledge)のレベルも見据えた進路選択の基盤を作る

「グローバル講座」はTOK(Theory of Knowledge)のレベルも見据えた進路選択の基盤を作る

特別講座は生徒の探求活動の自主的な選択を促す

今年になってグローバル人材育成時代が急激に現実的になってきた。日本語IB(国際バカロレア)200校構想、スーパーグローバルハイスクール100校構想、達成度テスト構想など、次々グローバル教育政策の構想が議論されるようになった。
しかしながら、日本の教育全体からすれば、そのようなグローバル教育政策のイメージがつかない。大学入試センター試験を廃止して達成度テストへと言われても、目の前の高校生には影響があるわけではなく、知識の定着を中心とする今までの教育を変えなければならない必然性のリアリティがまだまだない。
時代の要請と現場の教育の葛藤の風が吹く中、創立以来、新しい時代を生きる、豊かな知性と教養を備えた国際性豊かな若き淑女の育成を実践してきた富士見丘の先進的な教育について、サタデープログラムを進化させている先生方に聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

左から、遠藤央先生(進路指導部長)、岡本泰子先生(国語科主任)、大島則男先生(教頭)、久保誠一先生(プロジェクト統括リーダー)、民辻眞貴子先生(参事・GA部長)、石丸義之先生(数学科主任)、長島公聖先生(生徒指導部長) 4本の柱のプロジェクトチームのリーダーの先生方が一堂に会した。
キャリアガイダンスのものの見方・考え方の内的連関

キャリアガイダンスの緻密なデザイン

東京大学大学院准教授山内祐平氏は、米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が2011年8月、ニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った予測を紹介。
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」。日本の中高・大学をはじ産官学に衝撃を与えた。
しかし、110周年を迎えた東京女子学園は、職業や企業、ライフスタイルが時代の大転換のたびに大きく変わることを、近代化日本誕生時から体験済み。
時代の変化に翻弄されない生き方教育として独自のキャリアガイダンスを9年前から構築していた。by 本間勇人:私立学校研究家

英語教育にテーマを絞った対談が終わりかけた頃、やっぱり総合力なのだというところに議論が立ち戻り、八雲学園の生徒たちの潜在力の話で盛り上がった。

(対談が終わった放課後、学内は定期テストに向けて勉強に集中していた。)
八雲の現代型の英語教育の次のステップ

現代型の英語教育が進化するということ

八雲学園と言えば、英語教育。メディアでも英語教育に力を入れている№1の学校として取り上げられている。
17年前、新たに中学を立ち上げたとき、現代型の英語教育に着手した。その積み上げが評価されてきた。
ところが学内では、№1に到達した時点で、次のステップに進む気運が生まれている。現代化は、常に新たなチャレンジ、冒険が生成する。次のステップの構想について聞いた。by 本間勇人:私立学校研究家

左から菅原先生(高校部長)、榑松先生(理事)、近藤先生(理事長・校長)、田畑先生(英語科主任)、横山先生(中学部長・広報部長)