21会校情報

10・25第5回21会思考力ワークショップで学力アップ

10月25日第5回21会カンファレンスでは、保護者向けの「教育セミナー」と受験生(小学校5・6年生対象)のための「思考力ワークショップ」を同時開催します。2020年大学入試改革による新しい大学入試の詳しいことは、まだまだ文科省及びその諮問機関やワーキンググループで議論されていますが、はっきりしていることは、SGU(スーパーグローバル大学)などの個別入試では、「思考力」を問う大型の問題が出題されるということ、また論文型試験になるということです。

ですから、中高のカリキュラムも「思考力」を養うカリキュラムイノベーションが行われようとしています。その最先端を走っているのが21会校です。すでに入試問題は学校の顔ですから、中学入試でも「思考力テスト」や「思考力型問題」を出題しています。2016年入試は、多くの私立学校がその方向で動いています。

(10月25日は、5つの思考力ワークショップを体験。ワークシートに考えた痕跡をどんどん書き込みましょう)

10・25第5回21会カンファレンスで「21世紀型学び!」

今年は、2020年大学入試改革、それに伴う学習指導要領改訂の中核キーワード「アクティブラーニング」「メタ認知」などに関する話題が尽きません。一体何が起きているのでしょう。とにもかくにも、今の小学生が高校卒業時には、東京オリンピック・パラリンピックをすでに経験し、大学入試改革も進み、キャリア志向もがらりと変わり・・・社会全体、世界全体が大きな変化の渦を描き、その真っ只中に立たされているのが選挙権も行使できるようになっている今の子どもです。

10月25日は、実は中学受験市場では初めてのイベントが開催されます。子どもたちの未来に備える教育のカンファレンスそれ自体を、私立学校の教師が主催企画で実施します。ほとんどの合同相談イベントは、学校説明ブースがメインです。しかし、21会カンファレンスは、教師自身による未来のメッセージ、そして自分の学校の授業体験ではなく、21会校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)がコラボレーションしながら未来の授業をデザインしています。全く新しい私立学校の先生方だから可能にしたカンファレンスです。

すでに定員は超えました。皆さまありがとうございます。お申し込みは締め切らせていただきます。by 本間勇人 私立学校研究家/21会事務局

富士見丘 中1のアクティブ・ラーニング × ICT

文部科学省の指揮の下、アクティブ・ラーニングとICTが本格的に教育現場に導入されようとしています。5年後の大学入試改革と「生徒1人1台タブレト端末」を目標に、多くの学校が「教育改革」に本腰を入れて取りくんでいます。しかし、子供達の未来が明るくなる兆しがみえる一方で、そのための困難もまた多く見受けられます。実際、現場の先生方は「アクティブ・ラーニング」という新しい指導法に加え、不慣れなICT機器を使いこなさなければならず、その負担は無視できるものではありません。
 
いかに負担を少なくスムーズに、それでいて効果的なアクティブ・ラーニングとICTを浸透させていくかが「教育改革の鍵」といってもいいでしょう。今回はその好事例として、今年SGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校に選ばれた富士見丘学園(以下、富士見丘)の取り組みをご紹介したいと思います。(ICTアドバイザー 福原将之)
 
 

富士見丘 パラリンピックを応援する生徒現る

世界のグローバル教育の象徴の1つにIB(国際バカロレア)、日本のグローバル教育ではSGH(スーパーグローバルハイスクール)があります。富士見丘もSGH指定校ですが、どちらもハイレベルの学びとハイレベルのエッセイライティングを学ぶ場です。

しかし、実は何より大切なのは、世界貢献ができるボランティアです。SGH指定校は2年前に成立したばかりですから、卒業生の活躍はまだこれからですが、IBでは、真のグローバルエリート人材としてフィランソロピストが多く活躍しています。SGH指定校からも同じような人材が輩出される気運が流れていますが、今回富士見丘の生徒に未来のフィランソロピストを予感させる生徒が現れました。

先日、富士見丘に東京オリンピック・パラリンピック担当の遠藤大臣がやってきました。みなさんといっしょに東京オリンピック・パラリンピックを成功させましょうという趣旨の講演をしたのですが、そのとき1人の中3の富士見丘生が立ち上がりました。そして、「障害をお持ちの方のスポーツの支援をするボランティアに参加していますが、その重要性につてメディアなどがまだまだ取り上げていませんが、今後もっとその重要性を広報して頂けますか」と大臣に質問をしたのです。by 本間勇人 私立学校研究家

八雲学園 憧れそして成長(1)

2020年大学入試改革がどうなるのか、それはまだ議論が続いている。しかし、知識の量がどれくらいあるのか、知識を引き出すスピードがどのくらいなのかについて、1点刻みで競ってきたテストから中高で生徒1人ひとりがどのように成長したか、そのためにどのような学びの体験を積み上げてきたかを評価できるテストにシフトしていくというコンセプトは大いに歓迎である。では、その学びの体験の積み上げとは何か?どのようにイメージしたらよいのか?その最も信頼性の高いロールモデルが八雲学園の文化祭なのである。by 本間勇人 私立学校研究家

富士見丘 遠藤大臣がやってきた 未来貢献への架け橋

9月29日(火)、富士見丘は建学の精神「忠恕」という寛容性・思いやりの精神・おもてなしの精神などを全校生徒で振り返るちょうどその日に、東京オリンピック・パラリンピック担当の遠藤大臣がやってきました。東京オリパラは、すべての人々が、どのような状況下に置かれていても、互いにサポートし合いスポーツの精神を楽しみ、世界の人々のために貢献する世界で最大規模のイベント。大臣は、富士見丘の生徒達とこの一生に遭遇できるかどうかの歴史的なイベントにおいて、世界の人々をいっしょにおもてなしし、世界に貢献する自分に挑戦してみようというメッセージを共有しに訪れました。by 本間勇人 私立学校研究家

(ウェルカムパフォーマンスで歓迎した少林寺拳法部の生徒と記念撮影)

富士見丘 SGH校としてソフトパワー全開

今春より富士見丘学園は、SGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校になったが、指定校になる以前からグローバル教育及び創造的思考力を育成するプログラム、世界を舞台に独り立ち臨めるリーダーシップ「忠恕」教育を積み重ねてきた。

その実績があったからこそSGH指定校に認定されたのだが、認定されるやさらなるハードルを設定されるから、同校のソフトパワーはさらに強力になり、生徒の創造的思考活動は加速度的に活発化している。by 本間勇人:私立学校研究家

聖徳×順天 グローバルリーダーは思いやりで他者の個性を生かせる人材

2015年8月21日(金)、JICA地球ひろば(市ヶ谷)で、聖徳学園と順天学園の高校生によるすてきな「日本型グローバルリーダー」シンポジウムが開催された。

日本人は欧米人に比べ消極的だからもっと積極的に主体的に話し、活動し、世界を救うリーダーシップを発揮しなくてはならないという紋切型の考えをしてオリエンタリズムに陥いりがちな世の大人を尻目に、自分たちの言葉と頭で語り合った。

自分の体験と身近な部活や行事の中での人間関係の中に、グローバルなシーンでも通用するスキルと思いやりがあるのだと。by 本間勇人:私立学校研究家

桜丘 ICTオープンスクール 未来に翔く(2)

IT機器やアプリの利用の仕方が先生によって異なるということは、生徒の学びがそれだけ多面的・多元的になるということである。桜丘では、iPad活用のためのインフラを整え、基本的なルールを定めたら、後は使う人の主体性に任せるといったスタンスが明快である。だからこそiPadの活用が進み、生徒と先生の経験値も上がるという好循環が起こるのであろう。

 高2生の英語のクラスを覗くと、Paul先生が、YoutubeやKahootといったインターネット上で利用できるアプリを使って授業を行っていた。英語のビデオをリスニングして情報収集を行い、隣り同士がペアになって協力しながらクイズに答えるというゲーム感覚あふれる授業である。

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