21会校情報

聖徳学園 グローバルに考え、貢献するマインド

12月1日と3日、聖徳学園で国際貢献授業の成果報告会がありました。このプロジェクトは、今年4月からJICA(国際協力機構)の職員やボランティアの方の協力を得ながら、貧困で苦しんでいる国のために自分たちが貢献できることを考え実行していこうというものです。高校2年生全員がチームに分かれて、発表をしました。単に調べることで終わらずに、自分たちが今ここでできることを実行しようとする点が、このプロジェクトの肝になっています。 by 鈴木裕之:海外帰国生教育研究家

           国際貢献プロジェクトを推進する山名先生(左)と伊藤校長先生(右)
 

共立女子 世界を見つめるアクティブラーニング(2)

ニュース報告とブックトークとでは、扱う素材が違うにもかかわらず、生徒がアクティブに学ぶ活動は共通しており、共立らしい学びになっているわけですが、それはいかにして育っていくのでしょうか。ニュース報告にひき続き行われた菊地先生の授業を見学することによって、先生方の授業そのものが、生徒にとって学びのロールモデルでありメンタルモデルであるということに気づきました。

共立女子 世界を見つめるアクティブラーニング(1)

11月19日(木)、共立女子の中3の公民の授業で行われた「ニュース報告」。13日のパリ同時テロを受けて、戦争やテロが起こる根本的な世界問題を洞察する場となりました。

安全保障関連法や辺野古問題に横たわる問題が、今回のパリ同時テロの問題と根本的なところでつながっているかもしれないという世界問題を鋭く読み解く共立女子の生徒。18歳選挙のことも重ね合わせ、世界の問題を解決する国づくりにどうかかわるのかコミットする瞬間もありました。

ニュース報告のあとに行われた担当の菊地先生の授業も、その想いを授業につなげながら展開していました。「世界-自分-授業」がつながる。まさに世界の問題をアクティブに洞察する学びが広がっていたのです。by 本間勇人 私立学校研究家

三田国際学園 先鋭的オールアクティブラーニング

11月14日(土)、三田国際学園では、全校で、在校生保護者対象授業公開を行いました。どのクラスどの教科でも、先鋭的なアクティブラーニングを当たり前のように行っていました。「先鋭的な」というのは、1つは、どのクラスでも解が一つではない、創造的な思考をどこまでも広げていく授業展開であるということを意味します。

もう1つは、対話や議論、プレゼンが行われていて米国の大学のセミナーさながらのレベルになっているということをさしています。さらに、全員がiPadを自在にこなし、学びのツールから思考のテクノロジーにシフトしているということなどを示しているのです。

特に、インターナショナルクラスの理科や社会は、オールイングリッシュで行われていたのは圧巻でした。 by 本間勇人 私立学校研究家

工学院 トビタテ!留学JAPAN参加を支援

工学院大学附属中学校・高等学校(以降「工学院」)は、21世紀型教育を推進し、C1英語やPIL×PBL型アクティブラーニング、ICT教育、海外大学入学準備教育など教育改革を強力に進めています。21世紀型教育を押し進めるということは、あらゆる領域でまだまだ残っている20世紀型ものの見方や考え方の壁を打ち砕くという構えです。

今回国家プロジェクトである「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」も、20世紀型留学から21世紀型留学に大きく舵を切った試みです。当然、21世紀型教育を促進している工学院は、生徒の未来を創るためにも、ダイバーシティの環境を整えていますから、このプログラムに参加したいという生徒のサポートをします。

今回、同学院高校2年生の岩本ゆりなさんが、挑戦し帰国。第2回朝日教育講座(朝日新聞社主催、協力AERA)で、留学体験報告を果たしました。by 本間勇人 私立学校研究家

八雲学園 3ヶ月留学生 グローバルリーダーへ

今年6月、UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)3ヶ月留学の事前学習の様子を、旅立つ直前に取材し、今回は先月帰国して3ヶ月の事後学習をしている留学生の様子を取材しました。

留学直前アレン先生に、「忘れられないかけがえのない経験になるはず。すてきな留学体験を!」とエールを贈られました。その言葉はまったくその通りになり、英語のスキルも向上し、なんといっても世界観も広がり、自信に満ちた表情で輝いていました。by 本間勇人 私立学校研究家

(姉妹校ケイトスクールなど米国名門高校の学習スタイルであるハークネスメソッドで終える)

聖学院の教育 Oneにこめる想い

11月2日(土)、11月3日(日)両日、聖学院は「創立109周年記念祭」(文化祭)を開催。テーマは「One 最高の贈り物を届けよう」。「One」には、「Omly One」「One for all all for One」「No.1」という3つの想いが込められています。これらは、現在の社会にあっては、相反する言葉どうしです。この葛藤をどのように昇華するのでしょう。聖学院のエネルギーと聖なる高い志は、この葛藤を乗り越えようとするところから生まれてきます。by 本間勇人 私立学校研究家

三田国際 はじめての学園祭(2)

三田国際の学園祭のベースはアカデミックな探究パフォーマンス。今年入学した中1、高1は、自己探究のプレゼン。おそらく来年、中2、高2は、社会科学や自然科学の分野に探究活動を広げるだろうし、中3、高3になれば、ポスト資本主義の次にくる未来都市についてや、もし地球の自転が逆だったらというような新たな理論の提案に取り組むことになるでしょう。

3年後は、中学1年生から高3生まで各クラスでアカデミックパフォーマンスがさらに活気あふれるほど行われているでしょう。それを予感させるはじめての学園祭でした。私は午前中で次に移動しなければならなかったのですが、駅に向かう途中、三田国際学園に向かう多くの受験生家族とすれ違いました。

三田国際 はじめての学園祭(1)

2015年10月31日(土)、11月1日(日)の両日、三田国際学園は、はじめての学園祭を開催。創立100年を迎え、何度も文化祭を行ってきましたが、今年共学校化し、名称変更し、カリキュラムイノベーションを果たした三田国際にとっては、第1回学園祭として開催されます。

まだ生まれ変わって、1年を経過していないにもかかわらず、はやくも教育の成果をお披露目するところまできています。この幾何級数的な成長の広がりは、3年後、6年後どこまで大きくなっているのでしょう。by  本間勇人 私立学校研究家

八雲学園 優れたアクティブラーニング

文部科学省は、2020年大学入試改革構想において、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で「総合型」の入試や「合教科型」の教科横断型の新テストについて議論しています。また、2020年度にも小中高校で順にスタートする新学習指導要領について、22年度をめどに高校に必修の「公共」「歴史総合」(いずれも仮称)などの新科目を設ける案まで公表しています。

しかしながら、八雲学園の中3の「現代社会」のアクティブラーニングでは、もっと先進的な複眼的で総合的な世界を読み解き、世界を創る授業が展開していました。まるで。文科省の改革の行きつく先が、すでにここにあるかのようなシーンを目の当たりにして驚愕し感動したのでした。by 本間勇人 私立学校研究家

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