「大学入学共通テスト(仮称)」の時代背景に「グローバル高大接続準備教育」

文部科学省は5月16日、大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の実施方針案を公表しました。約30年ぶりの入試改革は、「脱知識偏重」を目指し英語の民間検定試験活用と、国語、数学への記述式問題を導入します。

このような思考力重視の知の改革ともいうべき時代の背景には、第4次産業革命との遭遇があります。そこでは、高次思考によって、サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、マスマティックス(STEAM)の分野で革新を起こせるイノベーターの育成が急務なのです。

そのためには、大学の改革、それに適切に接続できる高校教育、世界の産官学との知のコラボレーションが必須となります。どんなに優秀な人材も一人では、人工知能にはかないません。どんなに優れた高校や大学も、一高校、一大学では、革新のスピードに追いつけないでしょう。

「高大接続」は、一人の人間の進路を決めるだけのものではなく、グローバルな世界の行く末を決める重要な「環」なのです。この「環」は、多様で多角的なネットワークを結びつけます。今回の文部科学省の2020大学入試改革は、日本だけの問題ではないのです。今はまだほとんど気づかれていない「グローバル高大接続準備教育」は、やがて注目される時がやってくるでしょう。

5月27日(土)、21世紀型教育機構は、文部科学省と先進的グローバル教育プログラムを開発している明海大学と連携して、大学入試改革の本当のねらいとそれにつながる「グローバル高大接続準備教育」について考えます。

多くの方に参加して頂くことになりました。感謝申し上げます。いっしょに未来の中高、未来の大学、未来の教育を考えましょう。

定員に達しましたので、お申し込みは締め切らせていただきます。ありがとうございました。

シンポジウムのプログラムについてはコチラをご覧ください。

本シンポジウム開催の情報が、大學新聞(2017年5月10日)でも紹介されました。

【速報】アサンプション国際と香里ヌヴェール学院 21世紀型教育機構に加盟!

大阪のカトリック2校が21世紀型教育機構に同時加盟。アサンプション国際と香里ヌヴェール学院は、昨年から協働して21世紀型教育改革を実施し、今春大反響の成果を上げた学校です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

21世紀型教育機構 メンバー校 15校 五十音順(2017年4月1日現在)
  
 アサンプション国際小中高等学校 (大阪)
 工学院大学附属中学校・高等学校 (東京)
 香里ヌヴェール学院小中高等学校 (大阪)
 静岡聖光学院中学校・高等学校 (静岡)
 順天中学校・順天高等学校 (東京)
 正智深谷高等学校 (埼玉)
 聖徳学園中学・高等学校 (東京)
 聖学院中学校・高等学校 (東京)
 聖パウロ学園高等学校 (東京)
 東京女子学園中学校高等学校 (東京)
 富士見丘中学校高等学校 (東京)
 文化学園大学杉並中学・高等学校 (東京)
 三田国際学園中学校・高等学校 (東京)
 八雲学園中学校・高等学校 (東京)
 和洋九段女子中学校 和洋九段女子高等学校 (東京)

始まります!新教育イノベーション「グローバル高大接続準備教育」

2017年5月27日(土) 第2回21世紀型教育機構シンポジウム を開催!

テーマは「グローバル高大接続改革の時代到来」~  2020年大学入試改革の本当のねらいを明らかにする

主催:21stCEO(21世紀型教育機構)

多くの方に参加して頂くことになりました。感謝申し上げます。いっしょに未来の中高、未来の大学、未来の教育を考えましょう。

定員に達しましたので、お申し込みは締め切らせていただきます。ありがとうございました。

フライヤーのPDF

 
 

【新たな教育イノベーションが予測不能な未来に希望を開く】

2020年、日本の大学入試が大きく変わります。センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」がどうなるか、各大学の個別入試がどうなるか。大きな変更点は、記述が増え、各大学の個別入試では、骨太の小論文が増えます。
しかし、本当に重要な変化は、まだ見えていません。受験知から探究知にパラダイムチェンジが起こっているのです。
 グローバルな社会への現状の移行は予測不能な蛇行をしていますが、1つ決定的なことはAIをも生み出す「知」は、もはや一国の大学で形成することは不可能で、世界の大学の「知」が結集しなければならないということです。
 この世界の大学の「知」の結集の動きにおいて、4技能の英語教育と論文を編集する探究知が必要になったのです。したがって、「高大接続」もまた「グローバル高大接続」にシフトすることになります。これが、2020年大学入試改革の本当のねらいです。高校生のトランジッションは、国内の大学や企業に限定される時代ではないのです。
 
 21世紀型教育機構は、この時代の要請を受けとめ、次のような「グローバル高大接続準備教育」をしています。
1)海外大学入学準備教育:高校卒業後、海外の大学に直接進む支援
2)国内大学ファウンデーション入学準備教育:高校で中長期留学をして、日本の大学に進んでから海外の大学に進む支援
3)海外大学ファウンデーション入学準備教育:英国ファウンデーション制度や米国のコミュニティカレッジを活用した支援
4)国際教養大学系入学準備教育:国際教養大学系入学進学によってグローバル高大接続を支援
5) STEAM型大学入学準備教育:AI研究などコンピュータサイエンスをベースにした国際的な工科大学入学準備の支援
 
 このような「グローバル高大接続準備教育」で、4技能英語教育の充実は必須です。もう1つの重要事項は、グローバル教育型カリキュラムで学んだ高校の成績評価です。来るべき探究知の地球規模の協働に対応するというのが2020年大学入試改革に対応することの本当の意味なのです。今回は、2020年大学入試改革リーダーである文部科学省と学内ファウンデーションを開設している明海大学のGMMの教授陣と協働して、2020年の大学入試改革の本当の狙いの全貌を明らかにします。
 

 

【速報】静岡聖光学院中学校・高等学校 21世紀型教育機構に加盟!

静岡聖光学院は、アカデミックな校風と教育を目指して、教科の枠にとらわれない“学究的世界”を生徒ともに創っています。ここには、本機構の各加盟校が実施しているPBL(Project based Learning)、C1英語、ICT教育、リベラルアーツの現代化が凝縮されています。

(写真は、同校サイトから)

富士見丘 生徒と教師が共に学ぶ強烈な組織

今年3月19日(日)に関西学院大学で開催された全国スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会(SGH甲子園2017)において、高校2年のチーム(3名)がプレゼンテーション部門(英語発表の部)で優秀賞を受賞した。
 
同時に、優秀賞3校の中から1校が選出される審査員特別賞も受賞し、7月に開催される国際的な研究発表会「Global Link Singapore 2017」に最優秀校とともに招待される快挙を成し遂げた。
 
各SGH校は、文科省に認定され、いずれの学校も、探求学習、プレゼンテーション、論文編集などに力を注いでいる。そのハイレベルな環境の中での受賞であり、シンガポールでのいわば国際会議に招待されたわけだ。
 
富士見丘の生徒の探究学習における力量がいかにすさまじいものであるかわかるだろう。この強烈な学ぶ力はいかにして可能なのだろうか。その秘密を探ってみたい。by 本間勇人 私立学校研究家
 
 
 

聖徳学園 国際貢献プロジェクト学習の成果

3月14日、聖徳学園で「日本にいながら出来る国際貢献」授業の成果報告会がありました。高校2年生全員が1年間かけて、担当する国の抱えている問題を分析し、自分たちができる貢献を行っていくというグループプロジェクトです。グループに分かれて実践してきた活動成果をクラスの代表者が発表しました。 By 鈴木裕之 :海外帰国生教育研究家

「2018年度 様変わりする中学入試を予想する」をテーマとするセミナーが開催(後編)

首都圏入試の熱も冷めやらぬ2017年2月19日(日)、「第1回新中学入試セミナー」が和洋九段女子中学校高等学校にて、21世紀型教育機構の主催で行われました。先進的な取り組みである21世紀型教育を推進する学校の先生方が中心となり、「2018年度 様変わりする中学入試を予想する」をテーマに実施。
 
各校で行われている21世紀型教育の実践内容やその教育に対応する資質を測る入試について、それぞれの立場から見た講演やパネルディスカッションなどを開催。私立中高一貫校の先生方をはじめ、多くの教育関係者や受験生親子が一堂に会しました。(教育見届け隊ライター/市村幸妙)
 
 
(左から、山下氏、大橋先生、平方先生、石川先生)
 

工学院 13歳から世界跳躍へ

2017年3月1日、工学院大学附属中学高等学校は、公開セミナー「世界で活躍できる13歳からの学び」を開催。東京都私学財団助成金研究報告「iPadマイクロスコープを活用した生物実験による学習コミュニティの創出」の中間報告。しかも、この研究が可能となる前提の21世紀型教育改革の理念や実践授業も見学できる充実した内容だった。

ワークショップがあるため、参加者の人数が40名限定ということもあり、意識の高い参加者が集った。すなわち、自分たちも教育改革をやりたい、PBLのようなアクティブラーニングを実践したいから学びに来たという高感度で高い意識を抱いて、参加者は、大坂や静岡など遠方からもやってきていた。by 本間勇人 私立学校研究家

「2018年度 様変わりする中学入試を予想する」をテーマとするセミナーが開催(前編)

首都圏入試の熱も冷めやらぬ2017年2月19日(日)、「第1回新中学入試セミナー」が和洋九段女子中学校高等学校にて、21世紀型教育機構の主催で行われました。
先進的な取り組みである21世紀型教育を推進する学校の先生方が中心となり、「2018年度 様変わりする中学入試を予想する」をテーマに実施。
 
各校で行われている21世紀型教育の実践内容やその教育に対応する資質を測る入試について、それぞれの立場から見た講演やパネルディスカッションなどを開催。私立中高一貫校の先生方をはじめ、多くの教育関係者や受験生親子が一堂に会しました。(教育見届け隊ライター/市村幸妙)
 
 
 

聖徳学園 進化する「AL × ICT」

聖徳学園では、2015年以降、生徒全員がiPadを1台ずつ所持し、さらに全教室に電子黒板を設置するなど、ICTを本格的に取り入れていることで注目されています。その聖徳学園で、「アクティブ・ラーニングを実践するタブレット端末活用授業の開発研究-教科ごとのタブレット端末を活用した双方向型授業の開発研究―」と題した発表会が行われました。中1から高2まで様々な授業が行われていた中で、私は中学1年1組の英語基礎コース(宮林幸恵先生)、中学2年2組の歴史(涌島訓先生)、そして中学2年3組の国語(久保圭司先生)の授業を見学してきました。(高木美和:早稲田大学1年  21世紀型教育機構リサーチャー)

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